「イヴェット・ジロー」も「シャルル・アズナブール」も、昔良く聞いた名前だ。しかし、どう言うシチュエーションで聴いたのか?どんな歌を聴いたのかが思い出せない…。
「フ」っと思い出したのは、「♪シャズナブールを聴きながら、この手紙を書いてます…」と言う歌詞。インターネットで色々と調べているのだが、良く分からない…。きっと、昔流行った歌謡曲の歌詞に違いないのだが…。
イヴェット・ジローは、確か「とても高い声で歌う人」と言う記憶がある。かすかな記憶を辿ると、子供の頃、「ジローなのに何で女なの?」と疑問を持ったことがあった…。ええ、「ジロー」は「二郎」や「次郎」ではありません。だから、女でも不思議ではないのです。きっと、昔、日本で流行った曲がある筈だ。
ただ、「あじさい娘」なんて曲名は聞いた事が無い…。それで、このCDを聴く事にした。
Youtubeでは、イヴェット・ジローの「あじさい娘」は削除をされている様だ。下の動画は、「あじさい娘 歌:秋園美緒 ピアノ:佐山雅弘」だ。それなりの年頃の方は一度は耳にしたことのある曲だろう。自分も、この曲なら聞き覚えがある。
聴いてみると、日本語では意味は良く伝わるのだが、原語の「格調高さ」は無い。やっぱり、シャンソンはフランス語に限る。
ところで、「イヴェット・ジロー」はYvette Giraudと綴る。フランスのシャンソン歌手。「あじさい娘」などが代表曲。日本で根強い人気があり、ジロー自身日本びいきで「アデュー・ジャポン」という日本企画盤で日本語による歌を収録している。(たぶん、何かの機会に「これ」を聴いていたのではないかと思われる)
(アデュージャポン)
しかし、「この人」は、本国フランスでは人気が無い様だ。フランス人でありながらも、その歌声は「いぶし銀の代表格」と言われる。ジュリエット・グレコがジローの歌声に近いと言われているが、聴いた事が無かったのでyoutubeで聴いてみた。曲は「Juliette Greco - Les Feuilles Mortes」。映像もある。
彼女の方が良い声だと思うが、それは「容姿」のせいか?ただ、ちょっと聴いても二人の区別は出来ない…。
イヴェットのアデュー・ジャポンの方は、お世辞にも「流暢な日本語」とは言えない。こんな日本語では音楽性まで疑われてしまう…。(日本語で歌わない方が良かった)画像では、かなりの年齢に見えた。もっと前に、すでに日本でのデビューを果たしていたのだろうか?
シャルル・アズナヴール(Charles Aznavour、1924年5月22日 - )は、フランス・パリ出身のシンガーソングライター・俳優だ。アルメニア系で、本名はシャアヌール・ヴァリナグ・アズナヴーリアン(Chahnour Varinag Aznavourian)。
(Charles Aznavour La bohême .)
とても綺麗な声だ。日本でも人気があるのは頷ける。聴き覚えがある…。今回のレビューでは彼に関する記述が少なくなってしまったが、また機会があったら書いてみたい。
なお、イヴェットの6曲目の「バラ色のさくらんぼの木と白い林檎の木」はどこかで聞き覚えは無いだろうか?このシリーズでも触れた事のある「セレソ・ローサ/ペレス・プラド楽団」だ。「驚きの大発見」だ。
収録曲
イヴェット・ジロー
- あじさい娘
- 家に帰るのが怖い
- 詩人の魂
- ポルトガルの四月
- 小さな靴屋さん
- バラ色のさくらんぼの木と白い林檎の木
- アイ・ラヴ・パリ
- アデュー
シャルル・アズナブール
- 女の子
- あなたの眼よりも青く
- 五月のパリが好き
- 愛のあとで
- 日曜日はきらい
- 悲しい別れ
- ジェゼベル
- 青春という宝
※シャルル・アズナブールの7曲目のタイトルの日本語カナ表記は、敢えて「ジェゼベル」とします。(ジャケット翻訳家やAmazon商品説明担当者による物とは異なります)また、「とても高い声」は記憶違いで、イヴェットは「低い声」との評判です。
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購入金額
0円
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購入日
2014年頃
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購入場所
タコシーさん
2014/09/11
ジュザベルだったの? この歌も聴いていると此方が恥ずかしい感じがしますよ
日本語発音だとイザベルですかね
イベット・ジローは名前は聞いたことありますが歌は知ってるのが無いですね
いつか聴いてはいるんでしょうけどね
エッ? 女性だったんですね....男ばかりと思っていました ジローですからね
昔はフランス、イタリアの映画とかシャンソン、カンツォーネとか多かったですが
最近はあまり無いですね
ヨーロッパ映画もしっとりしてていいんですよね
hachiさん
2014/09/11
「それ」なんですが、少し説明します。
ジャケットのカタカナでは「ジェザベル」、CDの印字は「Jezebel」、Amazon商品情報では「ジュザベル」です。
じつは、私も偶然に気が付いて「いずれかに統一しなければ」と思った所でした。最も正解に近いのは「ジェゼベル」だと思います。
ちなみに、「je」の発音は、日本人の発音なら「ジェ」ですが、フランス人の「je」はやや弱く、「ィエ」に少し近いです。ロシア人なら、完全に「ィエ」です。だから、タコシーさんの耳は正しいです。
このエントリーの「Jezezebel」のカナ表記はは「ジェゼベル」にします。(ジャケットは無視と言う事にします)