最近のノートパソコンで殆ど見なくなってしまった
拡張性とモバイル性と性能が両立されたパソコンというのが。
世間ではビジネスユーザーももっぱらタブレットに移行しつつあり
ノートパソコンも薄型PCばかりとなってしまい
堅牢性より薄さとモバイル性にばかり気が取られてしまいがちだ。
あくまでも主観であるが現行のウルトラブックやモバイルPCを5段階で評価してみよう
対象はVAIO DUO11(やや古くて申し訳ない)
【VAIO DUO】
携帯性
★★★・・ :薄さは申し分ないが重量感がありどこでもモバイルとは厳しいレベル
性能
★★★・・ :基本的に何でも快適だが、突き詰めるとCPUとGPUの弱さが目立つ
拡張性
★・・・・ :バッテリーはもちろんメモリもストレージも換装不可
キーボード
★★・・・ :タッチパネルが優秀ではあるがキーボードは構造上おまけレベル
タッチパネル
★★★★★ :タッチ機能はもちろんお絵かきにも有利なスタイラスペンが最高
堅牢性
★★★・・ :平均的な頑丈さだが、落とすと確実に壊れそう。
液晶
★★★★・ :とても綺麗でフルHDの作業領域は文句なし。残念なのは残像。
【EliteBook 2570p】
携帯性
★★・・・ :ビジネスや仕事と意識すれば問題なく持ち運べるがそれ以外は嫌だな
性能
★★★★★ :ノートパソコンと考えれば充分。ゲームやWS用途でなければ余裕かも
拡張性
★★★★★ :バッテリーはもちろんメモリHDD挙句にはCPUも交換可能(補償なしだが)
キーボード
★★★★・ :ThinkPadや過去のElitebookと比べるとちょっと残念だが優秀
タッチパネル
・・・・・ :非搭載。Windows8は割りと操作しにくい
堅牢性
★★★★・ :防滴仕様のキーボードや、堅牢性には定評があるとのこと。確かに強そう
液晶
★★・・・ :TNなので視野角悪め。ワイド液晶でグレア。ビジネス用途なら妥当。
【比較を終えて】
割りと感じたのは性能を引き出せるノートパソコンだということ。
メモリも最大16GBまで増設できるし
CPUも非推奨だがクアッドコアのi7 3xxxQMも搭載可能(中国の2570PはQMモデルがある)
SSDも換装可能だし、ODDを外してHDDを増設することも可能らしい。
自作PCユーザーならいろいろいじることを好む人がいると思う。
自分自身でPCをスペックアップしていくという点で考えれば
EliteBookは相当優秀なパソコンなのである。
ただ、現行のPCはHPやLenovo含めて拡張性が極めて低いPCばかりとなっている。
Haswellモデルのノートはまだ使ったことないためなんとも言えないが
クアッドコアで22nmのIvybridgeともなれば小型デスクトップPCや
大型デスクトップでもCeleronモデルやPentium、挙句にはi5だって駆逐可能な性能に
なれる(流石にグラフィック機能は拡張カードを搭載しているPCには敵わないが)
ゲームをしない場合や、グラフィック用途でGPU支援が必要でないユーザーであれば
動画編集や写真管理もウルトラブックよりサクサク出来る。
片落ち感はそこまで感じないのも大きなポイントだろうか
デザインは無骨でありながらシンプル。
女性向けというより完全に男性ユーザーを意識した造りは
ビジネスマンとしてのモチベーションを高めていくだろうし
スーツに似合うPCという点ではThinkPad、EliteBookは共に様になっている
バッテリー交換可能は何よりも大きい。
最近のビジネスマシンでもバッテリーが交換不可なものが増えており
拡張バッテリーで凌ぐか、元から大容量のものを選ぶしか用途がない場合がある。
また長期ACで使うときにバッテリーを付けっぱなしだとバッテリーの寿命が減ってしまう。
そういった時にバッテリーをわざと外し、適度に自然放電させ
また時々付けて充電する高度なバッテリーライフサイクルを実現することもできる。
従来のノートパソコンユーザーの意見を残している絶滅機種だったEliteBook
今後どういった展開を行っていくのか見ものではあるが……?
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購入金額
42,000円
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購入日
2014年08月21日
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購入場所
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