「光学式マウス」です。昔は、全部「玉」がありました。そこにゴミが溜まり、良くバックラッシュが起こりました。「玉の掃除」が得意な人も居ました。「綿棒」や「ブロワー」を使って「新品同様に整備する職人」も居ました。彼らは、今、どうしているのでしょうか？

　我が家のジャンク箱の中身はほとんど無くなってしまったのですが、一番奥の隅っこにありました。何と「2003年頃」に使っていた物です。そんなに汚れていないので、余り使われなかった物かも知れません。　

　そう言えば、玉周辺の掃除には細心の注意と熟練が必要なのに、怖いもの知らずの女性が清掃の作業を始めました。「エミちゃん」と言う、キュートな女性でした。皆の反対も聞かず、「玉の扱いには慣れてますから」とか何とか言いながら作業を始めました…。その後が、笑えます。何度思い出しても笑ってしまいます。彼女は、作業中、不注意で、事もあろうに玉を床に落としてしまったのです。普通なら玉を拾って終わりです。しかし、玉はころころと良く転がり、なぜか床に開いていた穴から下に落ちてしまい取れなくなってしまったのです。これを見ていた人は、私以外も声を出して大声で笑ってしまいました。本当は悲しい出来事なのに、部屋中が笑いに包まれてしまいました。しばらく、職場は「その話」で持ち切りでした。他に楽しい話題も無かったのでしょう。

　その時の、当時の管理職の「課長」の顔がおかしくて、私はまた笑いたくなり、それをこらえるのに苦労をしました。「お尻」を抓って痛いのを我慢する事で、何とか笑わずに済みました。課長も一緒に笑いたかったのです。でも、立場上、笑えずに苦々しい顔をしていたのです。

　ところで、このマウスですが、いくらマウスが不足しているからと言っても「現役復帰」などとは考えません。玉があると扱いづらいのです。「カーソルが滑って進まない」とか、「カーソルが急に飛んだり」とか苦労しましたから…。「マウス」は「空中マウス」か何かを手配したいと思っています。このマウスを出して来たのは、単に、たまたま、「玉の話」がしたかっただけです。