FastPageのパリティ有り32MBモジュール2枚組という商品でした。主にチップセットにVLSI WildCatを採用したPC-9800系に使っていました。特に私がこの時期メイン機として使っていたのが、SIMMスロットを8本備えるPC-9821Xt13/C12であったため、このSIMMが複数枚装着されていました。
この頃の32MBのパリティ有りのSIMMは、16Mbitチップ16個で32MB分を確保し、さらにパリティ向けのチップ(この製品の場合は4Mbitチップ8個)が搭載されているという形で、小さい基板にチップがひたすら並んでいるという状態です。もっとも、EDO ECC対応の64MB SIMMの中には16Mbitチップ36個が並んでいる強烈な製品もありましたが…。
もっとも、PC-9821Xt13/C12を使い始めた時点ではまだSIMMは高価なものでしたから、メモリースロットの本数を活かして、比較的コストパフォーマンスが高かった1枚当たり16MBのSIMMを多用して、価格が下がってから徐々に1枚当たり32MBのSIMMへと差し替えていきました。
ただ、それ以降に導入したPC-9800系の本体は大抵EDO SIMMに対応していたため、FastPageのこの製品は徐々に使われなくなり、EDO ECCに対応したアイ・オー・データ機器のNE-ECCシリーズや、バッファローのEMH-Eシリーズを中心に導入していくようになりました。
EDO非対応の機種も比較的早く使わなくなってしまいましたので、大量に買った割にはあまり長期間使わなかったといえる製品です。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
ふっけんさん
2014/06/24
30pinSIMMの時代は8本がふつうでしたけど。
jive9821さん
2014/06/24
初代Pentium ProモデルだったSt15/St20や、最後のハイエンド仕様だったRvII26/RsII26などはSIMM4枚1組増設という仕様でした。