しかし、この時期のThinkPadでは、ワイヤレスLANカード非搭載機に後から装着するためのオプションが用意されているなど、ある程度選択の自由がありました。メーカーが指定した機種に対して、用意された数種類の中から好きなものを選ぶことが出来たというわけです。もちろん、出荷状態で既にワイヤレスLANを内蔵していた製品でも、より上位のカードへの差し替えが出来ます。もっとも、認証されている組み合わせは限られているため、純正オプションであっても動かない本体もあったりと、なかなか判りづらい関係ではあります。ちなみにThinkPadの場合、動かない組み合わせでは本当にOSの起動が阻害されてしまいます。
一時期ThinkPad X2x/X3xを多数使っていた関係から、私の手元にはこの交換に対応したMini PCIスロット用のIBM純正ワイヤレスLANカードが多く残っています。その残った在庫分の中から、調子が悪くなった使用中のものを交換したりも出来るわけです。
今回取り上げる個体はThinkPad T42 2373-M4Jに搭載されていたカードです。新たに寝床用として環境を構築した、ThinkPad X32 2672-MXJに装着していた同型がやや不調だったため、差し替えることにしたものです。
元々装着されていたThinkPad T42もまだ動くのですが、手元にあった予備部品がX32で動かずT42で動くというIntel PRO/Wireless 2915ABGであったため、T42はこちらを使ってT42内蔵のIBM 11a/b/g Wireless LAN Mini PCI Adapter IIをX32に移植したわけです。
元々想定されている組み合わせであるため、動作にも問題はありません。最大54Mbpsですから今となっては決して速くはないのですが、普段使いには特に問題ない性能は保たれています。
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0円
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購入日
不明
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