シカゴ結成以来、50年近いプロとしてのキャリアを持ち、ソロアルバムも精力的にリリースしているロバート・ラムですが、ソロ公演となると、ごく小規模なものを除けばこれが現時点では唯一となるようです。
この日はシカゴのオセアニアツアーの中日となっていたそうで、バックのミュージシャンもシカゴのメンバー半数に友人ハンク・リンダーマン他数名という構成になっています。
収録曲は以下の通りです。
1.Beginnings
2.Intensity
3.The Mystery of Moonlight
4.I Could Tell You Secrets
5.Saturday In The Park
6.Another Sunday
7.Watching The Time
8.Somwhere Girl
9.All The Years
10.It's A Groove, This Life
11.Gimme Gimme
12.25 Or 6 To 4
13.Does Anybody Really Know What Time It Is?
当時リリース直後だったソロアルバム「Subtelity & Passion」の収録曲を中心に、往年のシカゴのヒット曲を織り交ぜたという選曲ですが、唯一7曲目の「Watching The Time」だけはソロアルバムとして前作に当たる「In My Head」からの選曲となっています。以前紹介した「Beckley-Lamm-Wilson」の作品にも収録されていた楽曲であり、ロバート自身の思い入れの強さが表れているといえるでしょう・
ベーシストとして参加しているのがシカゴのジェイソン・シェフであり、シカゴの楽曲でのコーラスなどは実に聞き慣れたものです。「Saturday In The Park」などはシカゴ版と差が判らないと思う人も少なくはないでしょう。
しかし、12曲目の「25 Or 6 To 4」は、普段はジェイソン・シェフ(かつてはピーター・セテラ)がヴォーカルを務める曲なのですが、このライブに限ってはロバート自らがリード・ヴォーカルを担当しています。キーの高い曲ですからさすがにオリジナル通りのメロディーで歌っているわけではありませんが、シカゴのライブでは現在まで一度も見られなかった光景であり、とても新鮮に感じられます。
演奏時間は若干短いものの、楽曲・パフォーマンスともに充実していてお薦めできるライブ盤ではあるのですが、最大の弱点は入手困難ということでしょうか。
以前は通販で取り扱いがあり、日本からでも注文できていたのですが、現在は取り扱っていた企業のサイト自体が閉鎖されてしまっていますし、ロバート・ラム公式サイトからリンクされている販売ページでもこの作品は用意されていません。
一応冒頭部分はYouTubeに公式にアップされていますので、貼っておくことにします。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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