いわゆる赤ロム品。保障もなしのジャンク品

ソニー・モバイルが2012年にauの冬モデルとして発表した「XPERIA VL SOL21」です。ベースになっている機種はグローバル版XPERIA Vで、ドコモ版は「XPERIA AX」として販売されました。同時期に発表されたauのスマホとしては

Samsung Galaxy S III Progre SCL21

HTC J Butterfly HTL21

iPhone 5

などが存在します。

2日前の5月10日、ちょうど自分の29年目の誕生日の日に秋葉のじゃんぱらで6800円で購入してきました。えらく安い値段ですが、それもそのはず。今回買ったXPERIA VLはいわゆる利用制限がかかった赤ロム品になります。

そのためauのスマートフォンとしては利用できないものの、Wi-FiやBT、ワンセグといったその他機能に関しては問題なく利用できるため、ほかのスマホのデザリングやWi-Fiルーターと併用してPDA、あるいはWalkmanとして使う分には全く問題なく、性能もデュアルコアKraitなSnapDragon S4 Plus 1.5GhzにメインRAM1GB、16GBの内蔵ストレージ、IPX7に対応した防水性能など今でも十分使える性能になっています。

搭載OSは初期状態のAndroid 4.0.4"Icecream Sandwitch"だったので公式最新のAndroid 4.1.2"JellyBean"にアップデートしました。このアップデートを適用するとOSのUIが2013年前半のXPERIA(XPERIA Z/Z Ultraグローバル版/XPERIA UL/XPERIA A)と同等のものになります。またガラケー機能は完全につぶれてしまうものの、ベースになっているXPERIA V LT25i用のROMを焼いてしまえばXPERIA Z1以降のXPERIAと同じUIを持つAndroid 4.3"JellyBean"にアップデートすることすら可能です。今は公式ROMのままでいるつもりですが、飽きたらLT25i化するかもしれません（ぉ

本体デザインはグローバル版XPERIA Vから若干変更されている（ドコモ版AXがわりとベースモデルのXPERIA Vに近いです）ものの、XPERIA arcから採用されているアークデザインを採用した筐体はそのまま。今回買ったVLは黒なのですが、「007 SkyFall」でダニエル・グレイクが演じるジェームス・ボンドが使っていたXPERIA T（日本版未発売）と同時期の端末なのでデザインも近くてかなりかっこいいです。

コンディションの方は使用感があるものの、付属品はすべて付属…するどころか前オーナーが残したのかレイアウト製液晶保護フィルムx2まで親切に付属していました。

デュアルコアKrait搭載で性能はクアッドコアK3V2と同程度!!（白目）

今回Androidのベンチマークソフトとしては定番になっているAntutuでベンチをとってみたところ、下のような結果が出ました。

CPUのアーキテクチャが現在のSnapDragon 8xxにも採用されているKraitになっているおかげかデュアルコアでも高いスコアをただき出していることがわかります。ちなみに本来の”携帯”として使っている

のスコアは16220。こちらはクアッドコアK3V2プロセッサなのですが、CPUアーキテクチャが一世代前のCortex A9なこともあってデュアルコアKraitなSnapDragon S4 Plusと同程度の性能になっています。

・・・いうまでもなくGPUの性能面で言えばSOL21のほうが全然上。Adreno 225のほうがGPU性能としてはアレすぎるVivante GC4000より断然高い処理性能になっていますorz

防水端末ですから

XPERIA VLは前機種に相当する

で初採用された防水防塵にしっかり対応。IPX7の防水性能なので

このようなことをしても一時的に内蔵スピーカーの音がこもるものの全く壊れることなく使用することができるので本体が汚れたら丸々水洗いすることもOK。常温前提なのでさすがにお湯につけるのは推奨されませんがお風呂端末として使うことも可能で（もともとジャンクなのもあって）お風呂端末として運用していたりします。お風呂でツイッターとかチェックできるの楽しいですよw

というわけでうちのXPERIAはかつて弟から引き取った完全ジャンク（オブジェ替わり）のXPERIA acro SO-02Cも含めると5台になりました。