レビューメディア「ジグソー」

ケースバイ…

 

 

■キッカケ

モチモノの「ライトニングケーブル用プロテクトカバー」をケーブルに完全に固定する為に購入。

 

このモチモノ↑↑↑の本体材質は「熱可塑性エラストマー(TPE)」、黒くて柔らかいので合成ゴム用の接着剤でくっつくと思いきや、引っ張るとダメ!他に所持しているヤツも軒並みダメダメ、エラストマーにもイロイロあるみたいですし、ライトニングケーブルの材質も不明…で、辿り着いたのが「PPX」です。

 

 

■謳い文句

  1. 今までつかなかった物(ポリエチレン"PE"ポリプロピレン"PP"シリコーンゴム"SI"ポリアセタール"POM、ジュラコン®,デルリン® "フッ素樹脂"PTFE、テフロン® ")が強力に接着!
  2. 使いやすいペン型プライマー
  3. ピンなし開封で安心。

■注意点

  1. フッ素樹脂への接着は他の材質に比べ、接着力が劣る。
  2. ガラス、発砲スチロールなどには適さない。
  3. アクリル系、ポリカーボネート系、ポリスチレン系のプラスチックに使用した場合、プラスチックがヒビ割れたり、表面が溶けることがある。
  4. 必ず常温で使用
  5. プライマーは「PE/PP/シリコーンゴム/ポリアセタール/フッ素樹脂」だけに使用します。

    例えばPEと金属の接着の場合は、PEにプライマーを塗り金属には塗らない。

  6. プライマーは塗布後1分以内に接着(1分を経過すると効果がなくなるので再塗布する)
  7. 接着剤とプライマーは絶対に混ぜない

■使用方法(説明書より要約)

1.接着面の洗浄と脱脂

2.プライマーを両接着面に塗る(注意点5参照)

3.接着剤を片面に塗布(点付け)する。

4.すぐに張り合わせ、押さえる(秒で固着するが実用強度までには約30分必要)

 

■仕様

メーカー:セメダイン

品番:CA-522

JAN:4901761504812

種類:化学反応形接着剤

成分:「接着剤」

 (シアノアクリレート97%/合成樹脂3%)

   「プライマー」

 (ノルマルへプタン99%/有機アミノ化合物1%)

質量:接着剤(3g)、プライマー(3g)

保存場所:直射日光を避け湿気の少ない涼しい所

MADE IN:JAPAN

 ※因みに製造年月日は2020年03月02日

 

■実際の使用に関して…

1.脱脂(下地処理)です、方法はイロイロありますが…私は出来るだけ中性洗剤(安くて安全)を使うようにしています…水分NGの時は、は溶剤系(シンナーやブレーキクリーナー等…)かな⁈、こちらも"ケースバイ…"です。

 

2.プライマー塗布なのですが、今までは私的に、プライマーって金属に塗装する前に使うモノであり、接着前に使うタイプが有るとは知りませんでした (^^;

 

✋接着剤のプライマーとは(セメダインHPより)。

「塗布することによって表面の性質を変え、接着しやすい表面を形成するための接着性向上剤」と…

 

なので、金属側に塗布しても意味無いらしいし、意味無いどころか「塗布すると逆に悪さをして接着能力が低下する」とセメダインの方が直接電話で言っていましたので間違いないです。

 

説明書に「※プライマーは、PE/PP/シリコーンゴム/ポリアセタール/フッ素樹脂だけに使用します。」と記載されていますが意味が理解出来ません…?ナゼ に限定 (?_?)

 

まぁ、読まなかったことにしてTPEライトニングケーブルに塗りました、そして乾く前に急いで瞬間を塗布!

 

だってそうでしょう、材質の素材が不明な場合も有るでしょうし、コチラは「イチかバチか!」で試す訳で、相手が何であれ(金属・ガラス以外)プライマーを使うのが"男の子"でしょう!?

 

そもそもガラスは、瞬間では接着出来ません。

 


 

 

話はそれますが、ダイソーで店員さん同士の会話

 

「お客さんが"瞬間ありますか?"って訊いてきたんやけど最初分からなくて…良く聞くと瞬間接着剤の事やってん!そんなん普通言う?」って…

 

私は内心「ココにおるで~」と…

 


 

 

このプライマーはペン型と云いましてペン先は四角くて材質はフエルトかな?個人的にはハケや綿棒で直接液状の溶剤を塗るタイプの方が良いと思うのですが…

 

 

無色透明で臭いもきつく無いです、容器には「蒸気を吸わないように」とありますが…

 

この容器にも「PE/PP/シリコーンゴム/ポリアセタール/フッ素樹脂専用」と…他の材質に使用したら接着力が落ちるのかな?理由が記載されてい無いので不明ですが…

 

実はセメダインへ訊こうと思ったのですが上記の「金属への塗布は…」の質問のところでハグラカセられている感じがして、ニワカ仕込みの当方としては、それ以上突っ込んだことを訊く根性が無く「ほほ~なるほど~」で尻尾を巻いてしまいましたのです。

 

プライマーの成分は「ノルマルへプタン99%/有機アミノ化合物1%」なのでプライマーとはノルマルヘプタンのことと思って良いと思われるが、有毒の有機溶剤を、わざわざ1%入れているのは、やっぱり必要(隠し味)なんだろう   知らんけど…

 

ちなみに、全く同じプライマーだけセメダインリンク)の販売もされていますが"Amazon"で見ると接着剤とのセット売りよりもコチラは送料が別途掛かるので逆に価格が高くなってしまいますし、追加で購入するのであれば同じセメダインで業務用の"PPXセット"(Amazonリンク)※プライマー40g/接着剤20g"、の方が、PPXの普通のセットの14倍以上の量で、お値段は3倍(モノタロウでは約2倍)しかしません、しかもプライマーはペン式でなくビンに入った液状タイプなので、ペン式よりも使い切れます♪ので、リピするのであれば後者の方をお勧めします、又、他の選択肢としては"アロン"の「アロンポリプライマーH(100g)」or "TAMIYA"の「瞬間接着剤用プライマー(10g)」(共にAmazonリンク)があります、成分的には"n-ヘプタン"が主成分なので似たり寄ったりでしょう、PPXのプライマーの代用(ソレ以上/以下かも?)になると考えます(ごめんなさい、コレ以外にも一杯イロイロありまして…不確かな情報ご勘弁を…)。

 

まぁ、私が次に購入するのであれば"TAMIYA"のプライマーですかね!キャップにハケが付いているし容量10g有れば、まぁ暫くは持つでしょう。更に頻度が高くなれば"アロン"の方を買って中身だけを"TAMIYA"のに入れ替えるかな、少なくとも普通のPPXはとりあえずアレです(ドレ?)!

 

このプライマー、透明(無色)なので塗れたかどうか分かりにくいです、何かインクの切れたマジックペンみたい、しかも何かスカスカ…濡れ?感が無いので、大丈夫かな?って感じです。

一応、開封前のプライマーの重さを量ったのですが…はたして何グラムまで使えるのか?

 

それと、気が付いた事なのですが、プライマーのキャップをする時は「カチッ」と音がするまで確実に押し込んで締める事なのです…最初は分からなかった。

※普通にマジックペンにキャップをする動作では「カチッ」とまではならないんですね!

それに「カチッ」となるマジックペンなんてアル?

 

気が付か無かった私が間抜けなんですがこのことは、説明書に記載すべきとかなと…もしかしたら一生、ZIGSOW-Beforeの私だったら……!?   以前は本当にテキトーでしたので。

 

ZIGSOWレビューの副産物?(最近、後遺症とも思えるが…)

 

説明書には「使用後は、すぐにキャップをしっかりとしめてください。ん~n…

言い訳をすると「使用後…」って、いわゆる大変焦っている状態ですので、そんな余裕は無かったです…それに「速乾性なのですぐに接着が可能で便利!」とアピってるのに「1分を経過(乾燥すると効果が無くなるのでそのときは、再塗布のこと」とも書かれている「どっちやねん!」。

 

ソノことを確かめるにはソレゾレの条件でテストすれば良いのですが、溶剤系のテストは条件を同じにするのが思った程難しくて測定計器なぞ、もちろん無いし!そもそも「乾燥とは?…」とか考え始めると、もうムリ!

 

また、コスパ最悪なのでヒョイヒョイ使えないんですョ (´Д`;)。

 

4.接着剤

ピンなし開封で安心」?…今どき、押しピンで開封するタイプは百均でも無いんだけど…まぁ時代に合っていないので改善されたのでしょう、けど使ってるうちに、先が固まって詰まったときには、やはり押しピンが有れば便利(本末転倒)。

 

付属品として「ノズルの掃除用のピン」と「細いノズル(2本)」が付いています。

 

「細いノズル」はほぼ使い捨て、なので予備として「瞬間ノズルセット(Amazon)」を購入しました。でも、基本使わないんだけど…

 

■で…

購入目的の熱可塑性エラストマー(TPE)ライトニングケーブル(材質不明)との接着です。

結論から言いますと「完全に接着出来ました」ハイ!

もう、いくら引っ張ってもビクともしません。

 

ス・バ・ラ・シ・イ

 

■他の材質でのTEST

PPXでは難接着素材の代表選手5者(下記)を接着可能とするモノです。

 

"PE"ポリエチレン

"PP"ポリプロピレン

"SI"シリコーンゴム

"POM"ポリアセタール

"PTFE"フッ素樹脂

 

"PE"は「お米の袋

"PP"はダイソーの「クリアファイル

については強力に接着しました完全に一体化!(流石です)

ただ、同じ"PP"でも「菓子パン」の薄い袋では剥がれてしまう…Why?

 

"SI"はコーナンで売ってた「シリコーンゴムのパイプ

については接着はするのですが強く引っ張ると取れました、たぶんパイプ状なので接着面が小さいのが原因と思われます、板状のシリコーンでしたら結果は違っていたと思います… 

 

"POM"は手持ちで持って無いのでTEST出来ませんでした"PPXのAmazonレビュー"を拝見すると強力に接着出来ているようです。

 

"PTFE"については水道の水漏れ防止の「シールテープ」がテフロンなのでTESTになるかと思ったのですが厚みが0.1mmしか無いので無茶苦茶になってしまい良く分かりません、接着はしたのですが、プライマー無しでも同じ様な結果になりましたのでが…

…夢の跡…

 

説明表記には無かった"PS"ポリスチレン食パンの留め具」も試したが効果なし(両面テープの方がまだマシ)でした。

 

■え~っと

接着剤についてなのですが、試しにダイソーの瞬間+プライマーでもTESTしたのです、結果はPPXの瞬間のと同じ(それ以上か?)結果になったのです、成分を見ると「シアノアクリレート99.9%」とある、瞬間接着剤の純度としてはダイソーの方が高いし安いのでセットで買う意味ないんじゃ無いかなと…

 

■思う事…

今回、材質・接着剤について成分などを含め素人の自分なりに調べましたが、接着ってけっこう奥深いですし、モノを見て材質の成分を当てることなんかほぼ不可能…万能の接着剤なんて無いので「賭け」の部分もありますね、かと云って全ての市販の接着剤を試すことも出来ないので「プライマー」は強力な助っ人です。

 

結局のトコロ、接着したい「材質ありき」であり、能書きや机上の情報がいくら有っても接着出来なければ意味無いです、「米粒」でも何でも付けば良い訳ですね。

 

興味ありましたらセメダインのHP「接着基礎知識」が参考になると思います。 

 

■最後に…

住んでいる地域によりますが「分別ゴミ」はリサイクルを目的に…ですが今回のレビューするにあたり素材(プラ)についてPP PE…とかイチイチ確認していたら、今まで普通ゴミとして無造作に捨てていた中に「?」なのが出て来て、「はたしてコレはドッチ?」、例えばビニール袋やコーヒーフレッシュの容器にブリスターパッケージ…etc。じゃあゴミ袋自体は (?_?)、罪悪感が…日々自問自答

 

病的ゴミ分別(後遺症…)

 

 

 

 ご自愛ください。

  • 購入金額

    927円

  • 購入日

    2020年04月17日

  • 購入場所

    Amazon

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