先日日記の方では記載したのですが、ソニー製のノイズアイソレーションイヤーピース、EP-EXN50シリーズが生産を完了して流通在庫を残すのみとなっているという情報がありました。
現在のソニー製スペアイヤーピースとしては、硬度の異なるシリコンを2種類組み合わせ、音質と装着感を両立するというハイブリッドイヤーピース、EP-EX11シリーズが主流となっています。EP-EXN50シリーズも基本的にはこのハイブリッドイヤーピースと同じ構造なのですが、さらにこの2種類のシリコンの間に低反発ウレタンフォームを挟み込むことにより、遮音性を向上させるという工夫が為されているのが特徴となります。
その分価格も高くなり、EP-EX11シリーズに対して約2倍の価格がつけられていました。これが災いしたのか否かは不明ですが、EP-EXN50シリーズのみ生産を完了してしまったという訳です。
普段それほど多量に使うものでは無いのですが、かといってスペアが無いと困る程度には使っていますので、生産完了の情報を得てから慌てて通販で入手しようとしました。ところが、この時点で送料などを考慮した上でまともな価格をつけている販売店の在庫は殆ど無くなっていたのです。唯一eイヤホンが在庫僅かという表示ながら購入可能だったため、慌てて注文しました。
もっとも、本当は2つ注文しようとしたのですが、数量を2と設定すると購入不能となってしまう、すなわち残り在庫1の状態でした。他のサイズでいえば、Mは既に購入不能、Lが残り僅かとのことでした。
仕方なくもう1つは在庫を持っていそうな地元付近の量販店を狙っていったところ、こちらにも1つだけ在庫があったため、追加購入しています。購入データはeイヤホン通販の方を記載しておきます。
特定のイヤフォンには無くてはならない存在
先程ノイズアイソレーションイヤーピースの構造と特徴については記載しましたが、この構造による音質面での副産物がこの製品が無くてはならないという最大の理由となります。
遮音性を高める目的で使われている低反発ウレタンフォームが、ちょうど中高域の刺激的に感じられやすい帯域の音をある程度吸収するのです。それにより、出荷状態ではちょっと聴き疲れする程度の刺激分が強いイヤフォンに装着すると、その音が大幅に落ち着いて感じられるのです。
私の手持ち分だと、特に効果覿面となったのは、
この辺りの製品でした。
高域方向を落ち着かせるという意味では、Comply(特にTシリーズ)なども同様なのですが、Complyは吸収の度合いがこの製品よりも遙かに激しく、高域方向の微細な音をかき消してしまう傾向があります。その点、EP-EXN50シリーズは刺激が落ち着くという程度の吸収であり、微細な表現が損なわれるというほどではない、絶妙さがあるのです。まあ、ソニーがそれを狙って作ったのかどうかは私にはわかりませんが…。
とりあえず2セット購入でき、さらに念のためのMサイズも1つ入手しておきましたので、必要と思われる程度のストックは確保出来ました。これ以上必要となる場合には、EP-EX11に自分で吸音材を詰めて自作することにしましょう。
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購入金額
1,000円
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購入日
2016年09月18日
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購入場所
eイヤホン
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