存在感の薄いシリーズ

HD4x9シリーズはゼンハイザーの中でもかなり存在感の薄いシリーズだと思います。

ゼンハイザーのヘッドホンと言えば大体はHD800、HD700、HD650、HD5x8系、HD25系、MOMENTUM系というイメージではないでしょうか。

「ゼンハイザーのヘッドホンと言えばHD4x9系でしょ」という人はなかなかいないと思います。

あえてあまり知られていないこのヘッドホンを買いました。

質感は…？

価格の割にはチープな気がします。

全体にプラスチッキーですし、パッドの合皮も安っぽいです。

ヘッドバンドも買った時より横に広がっちゃったような…

キーワードは”軽い”

とにかく軽いんです。

重量は198gとヘッドホンとしてはかなり軽いですし、側圧もヘッドバンドが横に広がってしまった影響なのか、かなり軽いです。

パッドは耳を覆うサイズがあります。結構硬めですが深さもありますし、側圧が軽いおかげで装着感は快適そのものです。

音は軽くない

軽いを連発しましたが、音は軽い感じではありません。

低音が少なめではありますがふわふわするような腰高感のある音ではなく、少々重心が高いかな程度で済んでいます。

決して解像度は高くありませんしむしろ甘いところがあるような気がします。

おかげであまり聴き疲れしないです。

6/1追記

側圧はほぼない状態になっちゃいました。

ヘッドバンドが広がってしまうと、その広がった形のまま頭につけられるほどになってしまいます。

この状態になるとイヤパッドが当たらない部分ができてしまって違和感を感じる事もあるかもしれません。

柔らかめの音なので打ち込み系の様なものまで柔らかくしてしまいます。

音数が多いとちょっと音全体がグチャッとしちゃいます。

合うジャンルを吟味する必要はあるでしょう。