台湾のメモリメーカー、Panram製のDDR3-2133メモリ。
CFDがOCメモリを発売するにあたり、リテール品の出荷を依頼するようになり、最近ちょこちょこと見かけるようになった、老舗だけども新興メーカーの品である。
パッケージは、CFDもう一つのブランドであるNANYAのElixir同様にブリスターを採用。
永久保証なところも、ブリスター無くすと保障が無くなるところも、Elixir同様だ。
なお、2133駆動のOCメモリでXMP設定を入れるだけで素直に認識するが、XMP設定が1.65v駆動をデフォとしているので、本製品は常時活入れ状態(DDR3の標準駆動電圧は1.5v)であることを覚悟の上で使用する必要がある。
そういう性格の製品なので、他のOCメモリと混載とかはお勧めしない。
タイミングは、CL10-11-11-30と他社製OCメモリと大体同じ。
ちなみに、ほぼ同じ仕様(駆動電圧も)のADATA製”AX3U2133W4G10-DR”が、7000円台中盤なのに対し、本製品はそれより1000円近く安価に販売されており、4GB-2本組の2133駆動メモリの中では、現時点で最安値の製品となっている。
このように、モジュールは片面実装。恐らくランクは1R。
ヒートシンクはチップ側は直接接触、背面側は熱伝導シートを用いて接着されている。
OCメモリとしては比較的大人しい見た目だが、ヒートシンクの実用性だけを問うなら、これ以上は華美に過ぎる訳で、必要十分と言える。
また、肝心の動作も非常に安定している。
今回、セット購入ではあったがXMP設定をONするだけで、2133駆動であっさり安定動作し、OCCT12時間駆動のストレステストもサクっと突破。
この安定性でこの値段なら、XMP使うだけの利用なら十分だろう。
コスパ良好。APUでの構築に最適。
AMDのAPUでは、メインメモリの性能がダイレクトにオンボードGPUの性能に反映されるため、1866以上のOCメモリの利用が推奨されている。
そのため、AMD環境は「安価にミドルクラスのPCが組める」と言われつつも、OCメモリの価格や安定性がネックになっていたが、2133の8GBで6500円強というコスパを達成し、AMD環境でもXMP設定を入れるだけで十分な安定を見せる本製品は、地味ながら魅力的な存在と言える。
ただ、必要十分とはいえ・・・
ヒートシンクのデザイン、もっとはっちゃけたほうがいい。
見た目なんぞ、品質や性能にゃ関係ないとばかりの製品作り、個人的には高評価なんだけども、こういう製品を好んで買う人、見た目も重視して買うから・・・・これ、見た目でかなり損してるよ絶対。
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購入金額
5,800円
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購入日
2015年09月30日
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購入場所
ツクモ名古屋一号店
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