レビューメディア「ジグソー」

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5/18 文章追加。

5/29 文章追加。

6/2 文章追加。


 

16mmの世界

イヤホンの中では最大級ともいえる16mmダイナミックドライバを搭載したEX1000。
それだけにハウジングも大きく、ドライバを耳道に対して垂直に配置するソニー独自の構造と相まってドライバが入っている部分は耳に収まっていません。

この大きさゆえに装着には少々慣れが必要かなと思います。

液晶ポリマーフィルム振動板を初採用

16mmのダイナミックドライバの搭載はEX700SL時代には実現していましたが、EX1000には液晶ポリマーフィルムという新素材を初採用しました。

この素材、いまいちよくわからないのですが、剛性の高さと内部損失の高さを両立しているんだとか。

剛性が高くないフニャフニャな素材だと音が柔らかくなってボヤけたようになってしまってモニターには適さないですし、内部損失が低いということは振動板の素材にある固有の振動が再生音に乗っかってしまうということになるので原音に忠実とは言えなくなります。

こういった問題をクリアするために作り出されたのが液晶ポリマーフィルムによる振動板でした。

その音については後述します。

ダイナミックの究極形の1つ。

EX1000はソニーのイヤホンの中でもダイナミック単発の中では最上位となるMONITORシリーズに属する製品で、そのシリーズ名の通りモニター系の音です。
パキッとした解像感のある音でちょっとでも音源に粗さが出るとそれが少々不快とも感じられるノイズとなって伝わってきます。
究極形の”1つ”としたのは、このイヤホンはダイナミック単発のイヤホンで出せる解像感の究極を見せてくれるという意味あって、ダイナミックならではの自然な空気感と言ったところでは、他と比べても悪いとも思いませんがですが究極とまでは言えないかなと思います。

独自端子の着脱式ケーブル

EX1000のケーブルは着脱式になっています。

端子はソニー独自で本体にはネジ止めするようになっています。

接続は強固になります。

また、きちんと向きがあり間違えて挿さないような配慮もされています。

画像は全てR側の物ですが、プラ部品が赤いです。これがL側では薄いグレーになっていると同時に、R側のプラグをL側のジャックに挿そうと思っても挿さらないようになっています。

見たことないサイズまで…

EX1000に付属するイヤーピースはハイブリッドイヤーピース7種類、ノイズアイソレーションイヤーピース3種類の計10種類あります。

ハイブリッドイヤーピースの方ではおなじみのS,M,Lに加えて、SS,MS,ML,LLと見たことが無い中間サイズも付属していて細かくフィット感を調節できます。

その他付属品も豊富

イヤーピース以外にも豊富な付属品があります。

キャリングケースに0.6mのショートケーブル。

キャリングケースはもはや携帯用とは言えない豪華さです。

買っても製品紹介

EX1000には説明書以外にプロダクトインフォメーションという冊子がついています。

簡単に言うとソニーの製品ページに書かれてあることをそのまま書いたようなものですが、採用された技術について製品ページよりは少し詳しく書いてあって、わかりやすくなっているかなと思います。

ハイレゾ時代でも十分やっていける。

EX1000は最上級製品ながらソニー定義では「ハイレゾ対応」とはされていません。

なぜならソニーのヘッドホン製品における「ハイレゾ対応」の定義が、

「再生周波数帯域40kHz以上のモデルで、その中でも社内の聴感検査をパスしたモデル」

となっていますがEX1000はスペック上の再生周波数帯域が30kHzまでとなっているのでハイレゾ対応とされることはありませんでした。

ハイレゾ対応と謳うことが発表されときにはEX1000も対応になるのだろうと思っていただけに驚きましたね。

まぁ、僕はこの「ハイレゾ対応ヘッドホン」というやり方には最初から疑問を感じていますが。

イヤホン・ヘッドホンをスペックでハイレゾがどうのって区分けするのはちょっと違うんじゃないかと。

ヘッドホン製品全般に言えることですがハイレゾ対応と言われてなかろうが十分にハイレゾ時代に対応していけると思っています。


 

5/29追記

最新のハイレゾ対応ウォークマンに搭載されている「DSEE HX」とちょっと相性が悪い気がします。

 

 

高音がきつくなりすぎる感じでところどころで刺さりを感じます。

恐らく「ハイレゾ対応ヘッドホン」で音のチェックをしたんでしょう。

少なくとも「MDR-1」シリーズや「XBA-H」シリーズとEX1000では求めている音の傾向が違うのでこうなってしまうのも仕方ないのかなと思ってしまいます。

まぁ、ONにしなくても十分な音質が確保できているので、素性は良いと言えます。


 

6/2追記

今まではハイブリッドイヤーピースのMサイズで行けたんですがなぜか右耳がスカスカになってしまったので1サイズ上のMLに交換。

たぶんLだと大きすぎるのでこの中間サイズはありがたいです。

ハイブリッドイヤーピースのML単体で買いたいなぁ…(MSとMLはイヤーピースのみの販売はなし)

  • 購入金額

    29,800円

  • 購入日

    2013年03月10日

  • 購入場所

    eイヤホン(中古)

16人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • cybercatさん

    2014/04/21

    添付イヤチップの種類が豪華ですね~
  • tomudehanaiさん

    2014/04/21

    かなり豪華です。
    見たことないサイズがあったのは驚きましたね。
  • harmankardonさん

    2014/04/21

    ハイレゾって,それだけではないと思いますよね.

    これは,十分,ハイレゾ対応機種だと思います.
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