最近ではオプションや消耗品の日本国内での供給が少々心許なくなってきているLEXMARKですが、この増設に対応したメモリーはまだ入手可能なようです。ただ、最大搭載量となる512MBのモジュールは直販価格では10万円以上となっていて、とても新品3,980円のプリンターに対して買って良いようなオプションではありません。
当然、純正で無ければ互換品をと考えるわけですが、ここで問題となるのがメーカーの資料を漁ってもメモリーの仕様が一切明らかになっていないということです。
海外の情報なども当たった結果、どうやらDDR-SDRAMではあるものの、100PinというPCではまず使われることのない形状のものであるということが判りました。100PinのDDR-SDRAMは業務用のプリンターではいくつか採用例があり、LEXMARKのほかIBMやHPのプリンターでも同一形状のモジュールを採用しているらしいことまでは判りました。
ただ、メモリーの仕様としてはDDR266とDDR333とが存在していて、どちらがどのプリンターに使われているかという情報は殆ど見つけることが出来ません。こうなってくると、あとは実際に挿して試してみるべきかと考え、まずは最も安く入手可能だった、このTranscend製モジュールを買ってみました。
こちらはHP製のLaserJet 9050シリーズが対応機種としてあげられているほか、IBM P/N 75P6988の互換モジュールと書かれていて、IBM InfoPrint Color 1567等にも対応することになっています。
では、実際に装着した結果なのですが…。
結論としては動きませんでした。装着すると、プリンターの起動時に「MEMORY ERROR」と表示され、印刷可能状態への遷移が止まってしまいます。形状は合っていましたので、速度等の仕様差があったということでしょう。
動かないであろう可能性は考慮していましたので、実はほぼ同時にもう1種類のモジュールを手配しています。そちらも到着次第実験してみようと思っています。
問題は、この余った汎用性の極めて低いメモリーをどう処理するかですね…。
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購入金額
1,158円
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購入日
2014年03月29日
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購入場所
Amazon
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