レビューメディア「ジグソー」

値段の割には良い出来具合

筆者宅ではエムケー精工のふっくらパン屋さんHBH-915を使用して週に2~3回食パンを焼いています。
今回はHBH-915が壊れての買い替えでは無いのですが、諸般の事情でsirocaのホームベーカリーSHB-512を買う事になりましたので、比較を交えてレビューしたいと思います。

 

先ずは届いた時の様子。
ホームベーカリー(HB)なので、それなりに大きいです。(写真にHB以外も映ってますが……気にスンナ!)

開封した中身はこんな感じ。
本体にパンケース、パン羽根(パンこねる部品)、ジャムふた(ジャム作るときに使う蓋)、計量カップ、イースト用計量スプーン、ミトン、羽根取り棒(羽がパンに埋まった時に取り出す奴)、説明書、ですね。

siroca SHB-512とエムケー精工 HBH-915を比較してみました。
高さはsirocaの方が随分と低いのですが、横幅や奥行きは方向が違う物のサイズ的には似たような感じでした。

パンケースはsirocaの方が気持ち背が高く、代わりに幅はエムケーの方が広い感じです。
パン羽根の形状も違いますね。
sirocaの方は直線的で途中で角度が付いていますが、エムケーの方はなだらかな曲線です。

本体形状については、sirocaは奥行きが長く、エムケーは横に長いです。
ただエムケーのも最近のモデルはsirocaと同じく奥行きが長く、縦方向への膨張で大きさを確保するものに変わっています。

一般的にHBメーカーとして有名なのはPanasonic、ツインバード、タイガー、象印、辺りですかね。
これらは店頭に並んでて良く見かけますし、Panasonicに至ってはサンヨーのゴパンで確固たる地位を築きましたからねぇ。

ただ毎日のようにパンを焼いているHB愛好家の中ではエムケーさんはダントツなんですよね。

一般店舗での取り扱いは無いに等しいので、これからHB使ってみようかな、と言う人の選択肢にはなかなか入らないようですが、こねる力が強くて良いパンが焼けるんですよ。

 

さて今回のsiroca。ぶっちゃけ値段が安いから売れている側のメーカーですね。
先に挙げた有名メーカーの中で言えばツインバードと同じ立ち位置。

売れ筋ランキング等を見てみれば一目瞭然ですが、明らかに価格帯が別物です。

結局の所、高機能・高価格タイプを選ぶか、低機能・低価格タイプを選ぶか、ってだけの事ですが。

 

毎日のように使う場合 食パンが主力になるので基本機能がしっかりしていれば後はおまけに過ぎません。

そういう意味ではエムケーは基本機能がしっかりしている訳ですが……正直安くは無いですよ。

価格に見合った性能はあるので満足度は高いのですけど。

うちのHBH-915はHBとしては2台目なのですが、一台目もエムケーのHBH-916だったり。

 

さて、今回購入したsiroca。分類的には安いから売れているタイプですが……実力の程は如何に?

 

と言う訳で、実際に食パン焼いて比較してみました。
作る過程を動画にしてあります。(実際の動作音なども聞けます。)

 

動画見ると判りますが……ブザーがウルサイです(><)

かと言って、マナーモードにすると音が一切ならなくなると言う……

いやいや、そこは焼き上がりだけ別設定にしようよ……割と本気で。

 

ちなみにこねている際の動作音は、エムケーに比べてsirocaの方が圧倒的に静かです。
エムケーはこねてる最中にTV見るとか(音が煩すぎて)ありえないけど、sirocaなら余裕でTV見れるわ、と嫁さんの言。

 

さて焼き上がり比較ですが……sirocaが2斤、エムケーが1.5斤です。

siroca2斤とエムケー1.5斤で材料が同じ程度なんですよ。

でも焼き上がり寸法はsirocaの方が小さいってどういう事だ?

sirocaはケースの横幅が小さい分上に伸びるかと思っていましたが、出来上がったパンの高さはどちらも同じくらい。
奥行きも同等なので、元々幅広ケースなエムケーの方が出来上がり寸法が大きくなっています。
使用した強力粉のグラム数で言えば、寧ろsirocaの方が10g程多い訳ですが。

ここから導き出される結論としては、食べるまでも無くsirocaの方が目が詰まってる、と言う事です。
と言う訳で、sirocaで作れるパンもエムケー同様にどっしり系ですね。
(※ 今回エムケーで焼いたパンはエムケーの説明書に乗っている基本の食パンとは完全に別物です。基本のレシピ通りに作るとsirocaよりもどっしりした感じのパンになります。)

そして実食。両方スライスしてトーストして食べ比べてみました。(写真はトースト前。)

やはりエムケーの方が気持ちふんわりしています。
だからと言ってsirocaのが不味い訳では無く、トーストするとサクッとした歯触りになっているので、これはこれでGoodですし、基本のレシピ通りでこれなら十分ですね。

前述したようにエムケーの方はオリジナルレシピで、sirocaの方は説明書に記載の基本の食パンのレシピ通りに作っているので、sirocaの方は改善の余地があります。

と言った所で、まとめ。

実売価格考えると非常にコスパ高いです。
ふんわり柔らか系の食感が好みの人には向かないですが、トーストした時にサクッとした感じのどっしり系のパンが好みの人には十分選択肢に入れて良いHBだと思います。
(スーパー等の一般流通で売ってるようなパンを食べた時にスカスカしてて美味しくないと感じる方には、どっしり系がお勧めです。)

正直エムケーの半額程度のHBで これだけのパンが焼けるのなら普段使い用には十分じゃないでしょうかね。

 

気になるのは耐久性ですが……こればかりは使い続けてみないと判りませんね。

値段考えればエムケーの半分くらい持ってくれれば十分な気はしますが。

  • 購入金額

    6,980円

  • 購入日

    2014年03月30日

  • 購入場所

    ホッチポッチ自由が丘 WEB SHOP(楽天)

9人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • まささん

    2014/04/08

    大きさが2斤かと思っちゃいました (^ ^)

    どんだけ大きなマシンかと…ずっしりしたのが好きな人にはいいですね。
  • cougarさん

    2014/04/08

    まさ さん、コメントありがとうございます。

    一斤は重さを基準にしているそうなので、同じ一斤でも出来上がりの大きさは異なるようです。
    でも、材料に同じくらいの重さの強力粉使ってるのに、片や1.5斤、片や2斤になるのは不思議ですよね。

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