単に60mが使い切れなかっただけという話もありますがw
私の父親は若い頃からクラシック音楽好きで自分の好みの音を追求してレコードプレーヤーやアンプ・スピーカーなどを自作していました。しかし、ある程度やったら満足してしまったのか、ある時からラジコン飛行機作りに趣味が移行してしまいました。(生涯クラシック好きでしたが)
そんな訳で、あまり使わなくなったそれを受け継いだのが兄でした。兄はオーディオ関係ではなく、どちらかというと電子工作で色々なものを作っていました。兄の本棚には「模型とラジオ」とか「別冊 工作ガイドブック」のような本がたくさん入っていたのを覚えています。
そしてバイクや車など機械工学系の方に進むようになってあまり使わなくなったのか、私のところにやってきました。おそらく私がこれを受け継いだのは中学生の頃だと思います。
私はあの頃何をしていたんだろう?w
私が覚えているのは、木を彫って型を作り、そこにはんだを流し込んで押し固めて、キーホルダーやアクセサリー的なものを作った記憶があります。いわゆる鋳造というやつですねw
押し固めた時に、木とヤニのこげる臭いがとても香ばしかった記憶があります^_^;
私のところに来てからは、すっかり本来の用途から逸脱した感がありますが、これはまだまだ序の口で、その後バイク(モンキー)のタンクの孔塞ぎに使ったり、+ドライバーを改造したりと様々なもののロウ付け用途に使いました。
本来ならロウ付け用途ならフラックスを使ってヤニなしのはんだを使う(大学ではそうしていた)のですが、その辺はあまり深く考えず、付けば良いということでこの「はんだ」を使っていました。
もちろん電気回路のはんだ付けにも使いましたが、線自体が割と太いので、細かい作業には向かず、細かいはんだ付けには細いはんだを使用しています。ただし、どちらかというとこっち系は苦手な部類です^_^;
このはんだは、秋葉原の斉藤機工株式会社という昭和22年創業の会社が取り扱っていた商品のようで、今でも扱っているのかは不明です。
切断面を見ると中にヤニが入っていることが分かります。
もちろん溶けた瞬間に臭いなどでも分かります。
最近はかなり使用頻度が下がりましたが、たまに使うので大事に保管しています。
残り数メートルといったところで、この先子供達に受け継がれるかどうかは分かりませんが、その時がきたら自然にそういうことになるのでしょう。。。
■製品仕様
□ヤニ入り巻きはんだ
□線径:1.6mm
□長さ:60m(残り数m)
□リール外径/芯径:φ54mm/φ23mm
※その他、詳細は不明
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
秋葉原(たぶん)
パッチコさん
2014/04/05
最近では色々な種類があるので、用途によって分けていますが、
ヤニ入りハンダのあの香ばしい感じが懐かしいですね。
izappyさん
2014/04/05
最近は本当に色々なハンダがありますよね。
どれを買っていいのか悩みますね〜。
ちょっと健康に悪そうな香ばしさですねw
Schrödingers Katzeさん
2014/04/06
本当は健康によくないんですけど、作業時の匂い作るのたのしーって経験や記憶とセットだからなんとなくいいにおいの気がしてしまうのは危険です。
意外とこのサイズで巻いてあると、手に持って作業するのにも丁度よかったりするような気もするんですよね。
今使ってるのは、棒状にぐるぐる巻いてあるやつですけど。
izappyさん
2014/04/06
ヤニ成分が劣化するとしたら、これはきっと思い切り劣化しまくりですね^_^;
そこまで考えたことはなかったけど、劣化して良いことは無いだろうから、私の代で終わりするとにしますか。。。
Schrödingers Katzeさん
2014/04/06
どこで見たんだかなぁと思ったんですが、検索してみたらこんなのが。
でも、フラックスを併用するとか、そもそも、ヤニは無くても半田付けできますし、細かいところとか精度を要求されなければ、大丈夫そうな気もします。
実際に作業してみて、違和感があったら、やめたらいいんじゃないでしょうか。
izappyさん
2014/04/06
そう言えば、ブチブチとヤニが飛散することがあった気がします。。。