●使う事になったきっかけ
生のBDメディアを扱う仕事をしているのですが、ある日突然、作業中BDの「書き込みでエラー」が頻発する様になりました。
夏場は、ドライブが熱を持って「エラー」を出す事がありますが、今回の現象はそれとは少し違うみたいです。
最初はディスクの不良が疑われたました。
実際、書き込みソフトからは「メディア不良」とはっきり言って来る事もありましたから…。
どんなに優秀なメディアを使っていても、何十枚も処理すれば必ず何枚かは「不良」があるものです。
最初、仲間内では、「今度のロットは歩留まりが悪いね?」などと話をしていました。
ところが、良く良く問題のディスクの記録面を見ると「小さな汚れ」が発見されました。
本当に「小さな汚れ」でしたが、トラブルのあったディスクには必ずこの汚れが見つかりした。
通常、新品のディスクを扱う場合は「裏面」は確認しないものです。
そう言えば、ディスク管理の担当者は、最近代わったばかりでした。
そう、ディスクエラーの原因は「指紋」だったのです。
CDやDVDでは無視出来る様な小さな汚れや傷でも、BDディスクでは致命的なのです。
一応、担当者は「この道のプロ」ですし「先輩」でもありましたから、普段「づけづけ」と物を言う私でも、さすが面と向かってまともに指摘する訳にも行きません。
上司には、「どこかで人の指紋のような物が付着した様だ」と報告しましたが、その上司も同僚の多くも「真実」は理解していた様です。
まさか、「自分で汚しておいて大騒ぎする者」なんて居ませんから…。
この事があるまでは、私も「ディスクの記録面」は普段は見なかったのですが、この事件以来は、たとえスピンドル入りの新品でも必ず裏面を確認する様にしています。
そして、少しでも汚れがあれば、このキットの専用のクリーニングクロスで拭き取るようにしています。
●使い方
キットの「ケース」に、ディスクを記録面が上になるようにセットする。
付属のクリーニング液を適量落とした専用クロスを使い汚れを軽く拭き取って下さい。
拭き取る時は、データ記録面の円周に沿って弧を描く様に動かしてはいけません。
円周とは垂直の外向きに放射状に動かすのがコツです。
汚れは、何回も「ゴシゴシ」ではなく、「サッ」と出来るだけ一回で拭き取るのがコツです。
以上、とても簡単です。
●補足的説明
なぜ「内向き」に拭いてはいけないのかと言うと、内向きでは最後に汚れが中に溜まってしまい行き場が無くなってしまうからです。
それから、良くある例ですが、息を吹きかけたりティッシュで軽く拭いたりするのもいけません。
息は湿気でゴミが取れなくなる事があるし、ティッシュ使用では結構細かな傷が付きます。
普通のウェットティッシュの使用も避けてください。
成分が強すぎますし、繊維の面も粗いのでキズの要因となります。
同じウェットティッシュタイプでも、専用の「CD/DVDクリーナー」とされているものなら使えると思います。
AVアクセサリーコーナーやPCアクセサリーコーナーに置いてあるものです。
ただしこの場合、「サッと拭く事」と、残った湿気を「柔らかいクリーニングクロスなどて拭き取る」のを忘れないで下さい。
何度も言いますが、「ゴシゴシ」は、たとえ付属のクリーニングクロスを使用していても禁物です。
●使ってみての感想
キットの中で一番「効果抜群!」と驚いたのが「専用クリーニングクロス」です。
これは一見「何の変哲も無い布」に見えますが、傷の付きにくい柔らかい「超極細繊維」の布で出来ています。
何も付けずに「サッと一拭き」しただけでも、指紋などの油汚れが綺麗に取れます。
また、このクロスは汚れたら中性洗剤で洗い良く水洗いをして乾かせば何回でも使えます。
この製品と出会う前は、「ディスクは汚さない、見ない(汚れているかどうか)、拭かない」を実践してきました。
それは、普通のクロスでディスクを擦っても、キズが付くだけで汚れはなかなか取れないのを知っていたからです。
これからは、このキットのお陰でBDメディアの「書き込み」も「再生」も「エラー」とは無縁になり、より快適に仕事が出来そうです。
とても使い易いです
以前は、「汚れの付いたDISKは捨てる物」と決めていましたが、これからは「これ」で拭き取ります。
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購入金額
1,365円
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購入日
2013年頃
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購入場所
ヨドバシカメラ
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