見た目がシンプルで比較的コンパクトな作りのMicro ATX対応ケースです。
新規に自作PCを組む際にMicro ATXで組む予定でしたので、その中で見た目が気に入り比較的手頃なお値段のケースで検討した結果、こちらのケースとなりました。
PCの構成
OS:Win8.1
CPU:Core i5 4670
マザーボード:ASUS H87M-PRO
メモリー:CFD W3U1600HQ-8G×2 16G
SSD:PLEXTOR PX-256M5S 256GB
HDD:Seagate ST2000DM001 2TB
電源:FSP RAIDER 650W
CPUクーラー:CoolerMaster Seidon 120V
グラフィックスカード:ELSA GeForce GTX760 2GB
ケースサイズは以下の寸法となります。
330mm×250mm×374mm(メーカーHPより転載)
付属部品
ファンは底面に1個、背面に1個搭載されていました。
付属品は5インチベイのマウンターとネジや結束バンドなどでした。
ネジが袋にまとめて入れられていた為、どのネジが何処に使用するものかが分かりにくかったです。
ケースの確認
フロントに5インチベイが無いので光学ドライブを搭載予定の方は別のケースを選択した方が良いと思います。(内部には5インチベイのラック自体はあるのですが、フロントカバーに5インチベイの開閉部分が無くフロントカバーも開閉式では無い為光学ドライブの搭載は考えられていない模様です。5インチベイには付属のマウンターを用いて記憶媒体の搭載が可能となっています。私は5インチベイが邪魔だと感じた為ネジを取って外してしまいました。)
フロントカバーを外したフロント部分の画像です。ファン搭載のネジ穴がありますがフロント内部に電源を搭載するため使用できません。フロントにフィルターはありませんでした。(私は気になったので別途フィルターを用意し使用しました。)
底面にはしっかりした足が付けられていて安定感があります。また足の横に網目状のフィルターのようなものが映っていますが、フィルターではありません。穴の開いていないプラスチックのカバーです。(磁石で底面にくっつきます)底面にHDDを搭載する際に底面をふさぐ為のカバーの様です・・・・てっきりフィルターだと思っていた為に騙された~と思ってしまいました。(笑)私と同じ様にこちらのケースを使用して底面から吸気して上面から排気の流れをお考えの方は別途フィルターの用意をした方が良いかと思います。出来れば底面にはフィルター付けて欲しかったです。
右サイドパネルにはスイッチやオウディオ、USB3.0ケーブルがついています。比較的長めにケーブルがついている模様ですが、頻繁にケースの開閉をする場合はこちらのケーブルの延長を考えた方が良いかもしれません。メンテナンスの際右サイドパネルとケーブルが抜けないように結構気を使う必要があります。
ケーブル類がぐちゃぐちゃなのは勘弁してください・・・・
右サイドパネル側を上下つなぐ部品に2.5インチ3.5インチベイがありますが上記画像の爪に片側をひっかけ反対をネジで止めるスペースには7mm厚のSSDしか搭載できない模様です。私は9mm厚のSSD PLEXTOR M5Sを使用した為、上中下3か所の搭載箇所の内真ん中しか使用できませんでした。(爪を折ってしまえば搭載はできると思いますが、その際は自己責任でお願いいたします。)また、HDDとSSDを同時にこちらの右サイドパネル側を上下につなぐ部品に搭載する場合、SSDの裏側にHDDを搭載する形になります。画像では分かりにくいですがSSDの下部裏側にHDDが搭載されております。この形での搭載を行う場合、HDDは4隅をネジで固定が可能ですが、HDDとSSDが部分的に重なる為SSDは上部の2か所しかネジ止めが出来ません。若干不安定となってしまいますが、HDDほど振動しないと思いますのでこの形で搭載を行いました。7mm厚のSSDであれば画像でSSDが搭載されている場所の上下の空きスペースに搭載可能ですので固定は問題ありません。
こちらのケースでSSDとHDDの両方を搭載予定の方は7mm厚のSSDを用意したほうが無難です。
上面には網目状のフィルターが付いていますので安心です。画像のツメをスライドさせることで取り外しが可能です。
注意点
こちらのケースは内部スペースにそれ程余裕が無い為、電源の奥行きと拡張カードを搭載予定の場合は拡張カードの長さに注意が必要です。
また、ケース右サイドパネル側を上下つなぐ部品にHDDなどを搭載する場合はCPUクーラーの高さにも注が必要です。
メーカーのHPでは
電源ユニットの最大奥行き160mm
最大拡張カードスペース320mm
CPUクーラー最大高さ160mm(恐らくケース右サイドパネル側を上下つなぐ部品を使用しない場合の高さだと思われます。)
と記載されています。
ケースフロント部に電源が搭載される為、電源の奥行きが長い場合は拡張カードの長さに注意してください。私は140mmのフルモジュラータイプの電源を使用しています。SSDの画像の左端に電源が少し映っています。奥行きが短い電源を選択しましたが、フルモジュラータイプの為、ケーブルが邪魔になる為拡張カードは短めの物を選択しました。
また、ケース上部に240mmラジエタータイプの簡易水冷を搭載予定の方は5インチベイは外す必要があるかと思います。さらに電源はプラグインタイプの物が必須になるかと思います。(電源の余ったケーブルを逃がすスペースが無くなる為。また、電源の奥行きも短いものを選択する必要があります。)拡張カードも搭載予定の場合はホースやラジエターと干渉する可能性が高い為、お店で確認の上購入されることをお勧めしたします。
まとめ
微妙にかゆいところに手が届いていない感じがありますが(底面にフィルターが搭載されていないなど)、見た目が気に入った上で光学ドライブが外付けで問題ない方は選択肢に入れても良いのではないでしょうか。
ケースの設計上、フロント部分に電源が搭載される為、静穏性はあまり期待されない方がよいかと思います。(電源の静穏性に左右されます。)
同程度のサイズで同じメーカーのProdigy-M やケースカラーが豊富なAerocoolのDS Cube Windowやメンテナンスが行い易そうなXIGMATEKのAquilaなどライバルが多いですが、個人的には見た目と底面から吸気して上面から排気が可能な点が良いと思います。
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購入金額
9,500円
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購入日
2014年02月頃
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購入場所
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