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組んでいくうちに気に入り度が増した 型番のMINIはMINI-ITX対応の意味?排熱重視でゲーミング可能なミドルタワーケース

#674

 メーカ製品ページ

 
 「Fractal Designは、北欧スカンジナビアの優れたデザインと品質を提供します。スウェーデンで設計、開発されます。」 とメーカが主張している。

 
■外観と付属品

開梱がちょっと手間取った
開梱がちょっと手間取った

 

お披露目:MINI?
お披露目:MINI?

 

前面:ワンタッチ取り外しフィルタ
前面:ワンタッチ取り外しフィルタ

 

背面: I/Oスロット、拡張スロット、リアファン(Φ120mm)、電源装着部
背面: I/Oスロット、拡張スロット、リアファン(Φ120mm)、電源装着部


 拡張スロット 4+1 (ホワイトカラーのブラケット付) はきれいで、拡張のために取り外すのがもったいないくらい。

上面カバー:メッシュ仕様、前方にリセットスイッチ、電源ボタン・ランプとHDDランプ、USB3.0ポート×2、3段式ファンコンスイッチ
上面カバー:メッシュ仕様、前方にリセットスイッチ、電源ボタン・ランプとHDDランプ、USB3.0ポート×2、3段式ファンコンスイッチ

 

底面:取り外し可能フィルタ付
底面:取り外し可能フィルタ付

 

左側面パネル(アクリル透明窓付き)
左側面パネル(アクリル透明窓付き)

 

右側面パネル
右側面パネル

 

付属品ケース
付属品ケース

 

付属品ケース裏面: 付属品の説明
付属品ケース裏面: 付属品の説明

 

付属品
付属品



 説明付の付属品ケースが便利でいいね。


■主な仕様

対応マザーボード Mini ITX, Micro ATX,
サイズ(WxHxD) 210x405(足の高さを含む:420)x484mm
重量 9kg
拡張ベイ 3.5インチHDDトレイx8 (2.5インチ装着も可)}
5.25インチベイx2 (3.5インチベイ変換ベゼルx1 付属)
I/Oパネル USB2.0x2,USB3.0x1,Audio I/O
拡張スロット 4+1 (ホワイトカラーのブラケット付)
冷却ファン 前面: 120mmファン×2 搭載可能 (×1実装済み)
背面: 120mmファン×1 搭載可能 (実装済み)
上部: 120mmファンまたは140mmファン×2 搭載可能 (×1実装済み)
左側: 120mmファンまたは140mmファン×1 搭載可能
底面: 120mmファン×1 搭載可能
※前面及び背面に120mmファン(1200rpm)搭載済み
※上部に140mmファン(1000rpm)搭載済み
※3チャンネルファンコントローラー付属 (10W Max)

サポートグラフィックカード 長さ260mm迄のグラフィックカード(HDDケージ装着時)
長さ400mm迄のグラフィックカード(HDDケージ取り外し時)

サポートCPUクーラー 高さ165mm迄のCPUクーラー

サポート電源 奥行170mm迄の大きさの電源をサポート  (120mmファン底面 装着時)
奥行200-220mm迄の大きさの電源をサポート (底面ファン非搭載時)


 トップには、光学ドライブホルダを取り外せば、340mmまでのラジエータを装着することが可能だ。
 フロントにも、二つのHDDホルダを取り外せば、240mmまでのラジエータを取り付けることが可能だ。
 いかにもゲーミング重視の設計だ。


付属品:
M/Bねじ
M/Bスタンドねじ
防振HDDねじ
FDD ねじ
電源用ネジ  
SSD ねじ
ハンドルねじ
ケーブルタイ面ファスナー
3チャンネルFANコントローラー  
3.5-5インチ変換フロントベイ  
六角レンチ  

保証 1年

*上部には、デュアル120mmのラジエターをサポートするが、デュアルラジエターを装着する際は、背面の120mmファンスロットの使用は出来ない。

-厚さ40mmのラジエター: 大半のCPUクーラーとメモリをサポートする。
-厚さ50mmのラジエター: 大半のCPUクーラーと最大40mm迄のメモリをサポートする。
-厚さ70mmのラジエター: ホースの注入、放出口の形態にもよるが 限られたCPUクーラーと最大40mmのメモリをサポートする。


ここでは、MINIの意味が分かったような気がした:

 Macro ATXやMini-ITXのような小さなマザーボードに対応している。しかし同時に、十分な冷却が保証されたゲーム用フル装備なPCを組み立てることが可能だ。冷却プランも複数可能だ。

 足の高さがあるため、本体を持ち上げる最便利だ。

 ケージ固定用ねじは、取り説に6個とあるが、実際は9個だった:

ワンタッチケージ固定用ネジ
ワンタッチケージ固定用ネジ



 付属品には六角レンチも、ミニドライバもなかった。

 付属品ボックスがいいね。


■PC構成


 

の中身を引越した。変更点としてケースファンが1基の120mmファンと1基の80mmファンから、上面に1基の140mmのファン、背面と前面それぞれに1基の120mmファンになったことだ。

主なパーツ:

 

 

 


によるRAID(Window 8 Pro)

(Windows 8.1 Pro)



■組み立て:構造と拡張性

左側面パネル(取り外し状態)
左側面パネル(取り外し状態)

 

左側面内側(表)
左側面内側(表)

 

上段ホルダの固定
上段ホルダの固定
上段ドライブホルダを取り外した様子
上段ドライブホルダを取り外した様子

 

上段ホルダ
上段ホルダ

 

上段ホルダ
上段ホルダ

 

ワンタッチドライブマウンター(ケージ)
ワンタッチドライブマウンター(ケージ)

 

ホルダにケージを固定するネジ
ホルダにケージを固定するネジ

 

3.5インチドライブの取り付け箇所と固定用段付きネジ
3.5インチドライブの取り付け箇所と固定用段付きネジ

 

ケージへの3.5インチHDDの取り付け例(表面)
ケージへの3.5インチHDDの取り付け例(表面)

 

ケージへの3.5インチHDDの取り付け例(裏面)
ケージへの3.5インチHDDの取り付け例(裏面)



 ドライブケージ(マウンター)の底面には2.5インチSSD固定用のねじ穴も加工されており、SSD付属の3.5インチ変換アダプタの出番はないだろう。

右側面内側(裏)
右側面内側(裏)

 

裏面の2.5インチドライブマウンター
裏面の2.5インチドライブマウンター



 長いグラフィックスボードを取り付けるために、上段HDDドライブの取り外しと回転が可能だ。

 前面にラジエータを取り付けるために、下段HDDドライブも取り外し可能だ。

フロントIOパネル
フロントIOパネル


左側面パネルと上面パネルのツールレス固定用スクリューネジ
左側面パネルと上面パネルのツールレス固定用スクリューネジ


電源ユニットを取り付けた様子
電源ユニットを取り付けた様子




表配線

表配線: 汚いね
表配線: 汚いね



裏配線

裏配線(表)
裏配線(表)

 

裏配線(裏)
裏配線(裏)



 
 ただし、電源のコードとSATAケーブルが固いので、裏配線スペース(20mmある?)はぎりぎりで、コードやケーブルに力がかかった状態でちょっとむりやり右側サイドパネルを閉める必要があった。力が入っている状態での使用になるのが好ましくないので、HDDとSSD悪影響が出ないか、注意深くチェックしていく必要があるなと思った。

 徹底的軽量化の一つの表れとして、ケージのくぼみ加工→これで薄いながら剛性をもたらされている。
 

■冷却系統

 あらかじめ3基のファンが装着されている:
 フロント(In-take)、リアとトップ(Exhaust)。

 フロントはケース内に冷たい空気を供給し、HDDとSSDの冷却とマザーボードの冷却に寄与するが、状況に応じて、いつでも手動でモード切替が可能だ。リアファンとトップファンは熱い空気をケースの外へ排出する。

 ファンコンが装備されていて、ケースファン電源では困らない。低速、中速と高速の3段階の制御が可能で、静音性と冷却効率の選択肢が用意されている。

ケース内にあるファンコンの電源とファンコネクタ
ケース内にあるファンコンの電源とファンコネクタ


120mmのフロントファン(前面フィルタを取り外した状態)
120mmのフロントファン(前面フィルタを取り外した状態)



 このファンをファンコンに接続して、5V、7Vと12Vのいずれも正常に動作することを確認した。12Vではファンの回転音ではなく、風の音が大きかったが、5Vと7Vでは普通に静かだった。

 CPUの冷却までには効果がなかった。相変わらずCore i7-4770KのリテールファンだけではOCCTが完走できなかった。

 フロントパネルのインタフェイスが上面の手前に集中していることもメリットをもたらす:
 十分な冷却用空気の取入れが可能、エアフローの通路が確保されている。


■防塵対策

 ツールレスで取り外せるフィルタは手入れを簡単にするので、いい。

底面フィルタを取り外した様子
底面フィルタを取り外した様子

 

前面のワンタッチ取り外し式フィルタ(上端を推す)
前面のワンタッチ取り外し式フィルタ(上端を推す)

 

前面のワンタッチ取り外し式フィルタ
前面のワンタッチ取り外し式フィルタ

 

上面パネルのフィルタ
上面パネルのフィルタ




■PCのパフォーマンス

 しかし、実質組み替えていないのに、電源を入れたら、デフォルトのUEFIがロードされたとの表示。仕方なく、RAIDを有効にしたりした上で起動した。

Windows 8.1 Pro環境のエクスペリエンスインデックスWEI
Windows 8.1 Pro環境のエクスペリエンスインデックスWEI



 SSDの7.65というスコアは初めて見た。面白い。

3DMark Advanced Editionのスコア
3DMark Advanced Editionのスコア




■まとめ

気に入った点:

 水冷ユニットデュアル装備可能なMicroATXとMini-ITX対応

 便利な構造でケースファンの増設で冷却性を確保しやすい

 マザーボードは小さく、グラフィックスボードなどのスペースは広く設けられている

 豊富な拡張オプション

 明快な設計

 剛性を確保しながらの徹底した軽量化

 スチール素材が薄い感じだが、全体の静音性がよく、振動を感じない

 作りがよくて、精度が高いので、パネルの取り外しや取り付けが容易
 

仕方ない点?

 幅の制約で、裏配線のスペースがぎりぎり(電源ケーブルとSATAケーブルが固すぎることもあって)で、各種電源ケーブルの裏配線もちょっと困難だ。

 

 

【2015年5月16日 現状追記】

 

 使い始め頃の構成から大きく変わっている。

 

 

 

などを使っている。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2013年10月25日

  • 購入場所

15人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • カーリーさん

    2014/03/19

    メンテナンスホールがでかくて使いやすそう^^
  • ZigZagmanさん

    2014/03/19

    カーリーさん

     コメントありがとうございます!
     確かに、CPU水冷クーラーを交換する際、便利でした。

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