リンクスアウトレットにて、海外モデルとして販売されていたAntec製電源ユニット。
わざわざ「海外モデル」と書かれている理由は、ACケーブル。付属しているのが海外用のケーブルなので、別途普通の日本用ケーブルを用意する必要がある。まあ我が家には電源ユニットやらモニタが壊れて残ったケーブルがあり余っているので全く問題はない。
ただ海外向けだからかは不明だが、内部緩衝材をぶち抜くほどダイナミックに箱におしこまれていた。箱のサイズが足りていないのかケーブルの分箱が盛り上がっているくらいだ。
付属品は固定ネジと解説書類、さっきの海外向けケーブルと最低限。ケーブルタイなどのアクセサリは付属しない(一応梱包用のケーブルタイがついているといえばついているのだが、外す時に破損する程度の強度)。
見た感じは以前譲ってもらったAntec TP-550APと同じ筐体。もちろん背面から覗く部品配置は異なるが、電源ユニットでは珍しい四角い背面メッシュ、側面のAntecロゴ、張り出しの無いファンガードやファン自体のロゴ等全く同じ。(手前の黒いほうがTP-550AP)
色はガンメタ風。電源ユニット自体の奥行きも14cmと一般的で扱いやすい。
ケーブルの処理も黒メッシュとTP-550APと同じだが、プラグインギミックは無い。緩衝材をぶち抜く原因となったそのケーブル類は、620Wと余裕のある出力を生かすためにPCI ex6+2pinが2本、SATAも合計6個分、さらに今時ペリフェラル4pinが6個と新旧たっぷりくっついている。
実使用でも使わないケーブルを納めるスペースが必要。ケーブル自体も固めなので、14cmサイズとはいえある程度内部に余裕のあるケースがいいだろう。
ケーブルの取り回しさえ気をつければ、あとはごくごく普通の電源ユニット。動作音も静かで、今回AntecつながりでAntec Soloに装着したが、Solo付属の3段階可変ケースファンの「Low」のほうがよっぽどうるさい。一般的な構成なら無視できるレベルの音に収まる静音電源だ。
もちろん負荷が上がればファン回転数も上がるのだろうがそんな時は他の部分もうるさいだろう。但し5インチベイ1段分はケーブル収納に使った。
簡単なチェックだが実際の消費効率を確認。といっても比較対象は先ほどから出ているTP-550と簡単な比較だけだ。しかも酷使されて少々コイル鳴きがするくらいくたびれているのであくまで参考。
PC構成はCore i5 3570K、グラフィックはCPU内蔵、マザーボードはASUS P8Z68-V PRO/GEN3、HDD1台に光学ドライブ1台のシンプルな構成だ。
このマザーボードは比較的消費電力が大きい傾向があるので同じ3570K搭載PCに比べると高めの数値かもしれない。
NEO ECO 620C / idle48W / OCCT130W
TruePower550AP / idle51W / OCCT135W
くたびれた電源相手とはいえ何気に計測値に変化が見られる。容量が大きい分100W前後の低負荷では不利かと思っていたのだがそんなことはないようだ。
以下「AはBより効率がいい」という結果を元に100W前後での消費電力効率を羅列したもの。
Huntkey 黒風500>Huntkey AYAKAZE300等のGOLD電源>Antec NEO ECO 620C>Antec TP-550AP>Antec EA-380>KEIAN BULLMAX KT-F500-12A>その他旧型&廉価電源
あくまで参考だが、手持ちの中ではそこそこ効率がいい部類に入る。今まで使ったブロンズの中では最高の効率というか同じブロンズのはずのKT-F500-12AがスタンダートのEA-380に負けているというのもアレなんだが。
プラチナさえ出てきた今となってはブロンズ認証はぱっとしないし、ケーブルや筐体を見る限り目新しさはなく、もし一般的に販売されても日本で販売されるAntec扱い電源としては比較的下位に位置するモデルだろう。
ただ最近店頭で新品販売されている電源ユニットは典型的な廉価モデルとしっかりとした高級モデルのどちらかが多くて、高級品を買うほどじゃないけど廉価モデルだとちょっと心配…と思っていたところにちょうどいい存在。この値段でこのスペックが買えるのならありがたい…てか620Wって手持ちの電源のどれよりも容量でけえじゃん!
ちなみに友人用とあわせて2個カイマシタ。
TP-550とあわせれば同デザイン電源3段重ねだ!!
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購入金額
4,980円
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購入日
2014年02月26日
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購入場所
リンクスアウトレット
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