PCの自作を始めた頃にRipjawsZシリーズのかっこ良さにひかれてポチってみました。
今回レビューさせてもらう商品が
G.Skill RipjawsZ F3-14900CL9Q-16GBZL CL 9-10-9-28-2N 1.5V になります。
本来スペック的には F3-17000CL9Q-16GBZH のがよかったのですが、ヒートシンクが黒い・・・赤が良くてG.Skillにしたのに黒は対象外!!
RipjawsZシリーズで DDR3-2133 だと、赤いヒートシンクはレイテンシがCL11-11-11-30-2N と高い・・・
という所で消費電力もそこそこなレビュー商品を掴む事にしました。
はい、性能は二の次、見た目重視で選びました
以下の環境でテストをしました。
<PC構成>
【CPU】Intel Core i7-3820
【M/B】ASRock X79 Extreme4-M
【CPUクーラー】サイズ グランド鎌クロス リビジョンB (SCKC-2100)
【CPUクーラーFAN】ENERMAX T.B.VEGAS TRIO UCTVT12P
【メモリ】G. SKILL F3-14900CL9Q-16GBZL (DDR3-1866 4GBx4)Quad-Channel (4Gx4=16GB)
【ビデオカード】Palit GeForce GTX 670 JetStream 2GB OC (NE5X670H1042-1042J)
【SSD(システム)】OCZ Technology Agility 3 120GB (AGT3-25SAT3-120G)
【HDD(データ)】SEAGATE ST1000DM003 (1TB SATA600 7200)
【電源】DELTA ELECTRONICS 製 750W/ 80PLUS
【ケース】IN WIN Dragon Slayer
【OS】Windows 7 Professional 64bit
≪ パッケージと外観 ≫
ブリスターパッケージでがっちりと固定されています。
メタリックな真っ赤なヒートシンクがかっこ良く、手元に届くまで分かりませんでしたが基盤部分も緑色ではなく黒い基盤を使用しており、金字でOCと書いてあるのが心をくすぐります。
高さもトライデントなどと違い、40mmと抑えめな高さで、覆いかぶさるタイプのCPUクーラーでも対応できる商品は多いのではないかと思います。
≪ 動作確認 ≫
Intel XMPで DDR3-1833 に設定。
G.Skillのホームページ上で動作確認マザーボードに掲載されているだけあってなんの問題もなく設定完了!
≪ ベンチマーク ≫
CPU I7-3820 4.4Ghz
DDR3-1866 MHz CL 9-10-9-28-2N 1.5V
CrystalMark2004
スコア・・・・96115
Read・・・35782 MB/s
Write・・23991 MB/s
Read/Write 21426 MB/s
Catch 14894 MB/s
MAXXMEM2
Memory-Copy・・・・・・16783 MB/s
Memory-Read・・・・・・21385 MB/s
Memory-Write・・・・・ 17077 MB/s
Reached memory score 19.22 GB/s
Memory-Latency 53.3 ns
Reached latency score 53.3 ns
比較としてCrystalMark2004 しかとっていませんが、交換前に付けていたサムスンのメモリとの比較
メモリ Samsung M378B5273DH0-CH9 4GB DIMM DDR3 PC3-10700U DDR3-1334
CrystalMark2004
Samsung DDR3-1334
スコア 80792
Read 30763 MB/s
Write 18241 MB/s
Read/Write 16697 MB/s
Catch 15069 MB/s
当たり前にスコアがあがってますが体感はできませんw
エンコードとかしてみたら全体的に20%以上性能が高いので体感できるかもしれません。
なんちゃってオーバークロッカーなので、速度を上げる目的よりもドレスアップ目的が高いので非常に満足しています。
価格も最近では1万円位になっているのでおススメです。
メモリのオーバークロックをしてみました。
設定はマザーボードの簡易設定でのお手軽盛りです。
2133MHz・・UEFI標準設定で CL11-12-11-33-2N 、あっさり立ち上がり各種ベンチも問題なくパスしました。
その後色々いじってみましたが、通ったとしてもあまり速度は変わりませんでした。
2400MHz・・こちらも問題なくたちあがり、各種ベンチもパスしました。
ただ、こちらになってくると設定を少しでもいじるとブルースクリーンになってしまい、UEFIのお任せ設定以外は難しそうでした。
見た目だけで選んだつもりでしたが、お手軽にオーバークロックも出来て大満足です。
※2013.2.28現在
現在常用で 2146MHzで約2カ月使用していますがブルースクリーンもでず快適に使用出来ています。
ベースクロックを上げてオーバークロックしているので2133MHzではないですが、簡単にベンチをしてみました。
≪ ベンチマーク ≫
CPU I7-3820 4.6Ghz
DDR3-2146 MHz CL 10-11-10-30-2N 1.52V
比較もとは上記i7-3820 4.4GHzの1866Mhz設定です。
CrystalMark2004
スコア・・・・96115(1866 MHz CL 9-10-9-28-2N ) / 102455(2146 MHz CL 10-11-10-30-2N )
MAXXMEM2
Memory-Copy・・・・・・16783 MB/s(1866MHz) / 17667 MB/s(2146MHz)
Memory-Read・・・・・・21385 MB/s(1866MHz) / 22357 MB/s(2146MHz)
Memory-Write・・・・・ 17077 MB/s(1866MHz) / 17917 MB/s(2146MHz)
Reached memory score 19.22 GB/s(1866MHz) / 20.14 GB/s(2146MHz)
Memory-Latency 53.3 ns (1866MHz) / 50.9 ns (2146MHz)
Reached latency score 53.3 ns (1866MHz) / 50.9 ns (2146MHz)
と上記のようにオーバークロックした分だけちょっぴり性能があがります。
黒いヒートシンクで性能的には欲しかったのですが購入をためらった
F3-17000CL9Q-16GBZH のレビューを挙げられている方の結果と比べてみると
Z77とX79の違いがあるので一概には言えないと思いますが
CrystalMark2004ではX79チップセットの私の方がスコアは高いようですが、
MAXXMEM2のベンチ結果では圧倒的に黒Ripjaw-zのがスコアが高い!
・・・この結果を見た時にチラっと『赤にこだわらなくても良かったのでは?!』
『黒くても性能高い方が良かったのでは?!』
とも思いましたが、体感できるかどうか分からない速度差を得るために赤いヒートシンクを諦められるか?
と考えてみれば
『やっぱり赤でしょ!』
という所で落ち着きました。
F3-17000CL9Q-16GBZH の黒リップで1.65V
F3-17000CL11Q-16GBZL の赤リップで1.6V
F3-14900CL9Q-16GBZL の赤リップで1.5V
と色々な商品展開をして趣味やこだわり(他にも青や黄色などここのメモリはカラフル)
を持つニッチ層をターゲットにしたG.SKILL やるなって感じです。
※オーバークロックをするとメーカーの保証が受けられなくなる事がある事を理解し自己責任でお願いします。
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購入金額
10,900円
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購入日
2012年11月06日
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購入場所
オーバークロックワークス
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