私が学生時代に購入して20年以上使い続けています。
ヒーターは交換しましたが、壊れた事もなく今でも現役です。
全体的に細くペンを扱う感覚で作業が行えます
また持ち手からコテの先端までが短いので狙いを定めやすいです。
こういった特徴から大きなものよりも、狭い基盤や小型パーツの取り付けに最適です。
コテ先とヒーターは着脱可能です。
コテ先を外したところ、クルクル回して簡単に取り外し可能。
ヒーターを取り外したところ、こちらは軽く引っ張るだけです。
ヒーターはセラミックヒーターで、最高400度まで
11Wで極端な大型パーツにはちょっと弱いかもですが
普通のICやディスクリートには充分な熱量を発揮してくれます。
また余りにも強い力を加えると折れる可能性もあると思いますが
通常利用で気にする事はありません。
構造は下図のようになっています。
電子工作をする方にはおそらく有名なメーカー、ホーザン製です。
コテ先は形状や太さのラインナップが数種類あり交換可能です。
またセラミックヒーターも交換可能。
公式サイトで注文できます。
今ではハンダごても100均で見かけるようになりました。
そちらを使ったことはないので比較はできませんが
やはり大手専門メーカーの物は、丈夫で精度が高く非常に扱いやすいです。
また20年以上前に購入した物なのに今でもラインナップにあり
交換パーツが揃っているところにちょっとビックリしました。
価格も特別高いわけでもないので、電子工作を継続的にする方は
これに限らず、目的に合わせたある程度いい物を買っておいたほうが
お得かな?とおススメしておきます。
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購入金額
3,700円
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購入日
1989年頃
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購入場所
Schrödingers Katzeさん
2014/02/21
>交換パーツが揃っているところにちょっとビックリしました。
これ、道具としては結構大事なことですよね。
部材が多いものとか、社外の何かが多いものは仕方ない部分もあるんですが、製造が終了したものは修理パーツもなくなるって事ですし、手になじんだものが使えなくなるのはさびしかったりもします。
細く長く売られる商品って、少なくなったなぁって思います。
hubbleさん
2014/02/21
コメントありがとうございます。
確かに最近はコンシューマ向けで
長く扱ってくれるものが少なくなりましたね。
まあ、利益をあげなければならないのと
いつまでも古いパーツを保持するのは
コストがかかるのはわかりますが。
いいアイテムは変わらずに長く続けて欲しいですね。
気に入ったものが、壊れていないのに
消耗パーツの都合で使えなくなるのは
本当に悲しいです。
Schrödingers Katzeさん
2014/02/21
そういう意味では、商品としては、安物もたくさんあるんですけど、ここのなら安心って思える、そんなお仕事をしてきた会社であり製品なんだと思います。
パーツごとに、売ってくれるのも、動けばいいやっていう普通の民生品とはちょっと違いますよね。
物づくりをする人は、半田付けとか、そういう作業もあるわけで、世間の多くの人が手にするその先はこういう道具とか、会社とかが支えているんだと思います。
hubbleさん
2014/02/22
同感です。
いい物を作る→売れる→作り続ける→信用される→また売れるという好循環ですよね。
「これだ」と思ったアイテムは信用できますし、必然的に使い続けるので手にも馴染んで愛着も沸いてきます。
もし壊れたときや寿命がきた時に、まだ時に同じ物が手に入るとなれば、優先的に選んでしまうと思います、信用もおけるので安心して購入できますからね。
それに自分の持っているアイテムが現役商品であることを知ったときはかなり嬉しいです。
マーケティングについては全く無知ですが、最近は新製品の出るサイクルが早いですよね。
他社より先に新しい物を出して、売り上げに繋げようと言うのが魂胆だと思うのですが、変な意味目論見どおりで単発的にヒットして、新技術が他社に越された場合は一気にそっぽを向かれている感じがします。
新技術を追い求める事はいいことではありますが、買い手としては「新しい機能」が目的になってくるのでメーカーはどこでもいいになりますよね。
その様な競争をしている昨今において、今は一時的に技術の飽和状態だと考えています。
どこのメーカーを選んでも似たような機能ばかりで差別化が図れていない、そんな時に強いのは「信用」だと思うのです。
最近の大半のメーカーはなんだかそこをおろそかにしている感じがしてなりません。