はじまりは以前まで使用していたノートPCの故障でした。
3年ほど使用したのでまずまず満足しており、5年間の長期保証に加入していたので保障により限度ポイントが減ってしまう1月を迎える前にポイント化してノートPCを処分しました。
それから1か月。これまではノートPCをメインに使っていた私はサブ機&実験機&ゲーム機としていた自作デスクトップマシンをメイン仕様に切り替えました。しかし、どうもデスクトップだと違和感があるのです。ノートPCのキーボードから液晶画面までの微妙な距離感が、視界に余分なものを排除してくれていることに気が付きました。また、昨年は3か月の海外出張を経験しましたが、今年も数か月の出張が見込まれており、早い段階でノートPCを入手しておきたかったというのもありました。
当初は増税前の2、3月を目途に買うことにしていたのですが、我慢できなくなり1月中旬ころからいくつかの機種に目を付けていました。基準は以下の通りです。
・CPU Corei5以上
・SSD搭載、128GB以上
・メモリ交換可能かつ初期4GB以上
・画面サイズ13インチ以上
・画面解像度 WXGA++ (1600x900)以上
・重量1.5kg以下
・バッテリー駆動時間6時間以上
このすべての基準を満たす機種となると8~12万円程度が相場でしたので、前述の得られたポイント(約45000P)を入れて持ち出し50000円以内の計95000円程度で探していました。
しかし、そんな条件はなかなか出てきません。そこでアウトレットに狙いを変更し、調査を開始しました。まず目を付けたのはASUSアウトレットでしたがあまりピンときません。次にLenovoのT440sを狙いました。これはすんでのところで買い逃してしまい、今回やっと手に入れたのがLenovo IdeaPad Yogaです。
色がシルバーモデルがあったのですが、風呂に入って検討している間に売り切れ、残っていたクレメンタインオレンジを購入することになりました。「新装整備品」と書いてあり、まあ整備してあるんならいいだろうというくらいの軽い気持ちで購入しました。
これは実際の画面とは異なりますが、同等の機種のスクリーンショットです。このように表示されて売られていました。
そして注文画面です。注文日は2/2で、到着したのは2/5でした。旧正月なのでもっとくれるんじゃないか?と思っていたので割と早く着きました。しかし、発送されるまでステータスは全く変化しないというかなり不安な感じでしたが。。。
【到着!】
で、まあ到着しました。「新装整備品」って英語だと「Refubished」って訳すんですねー・・・って初めてここで気が付きました!!
リファビッシュ品を買っていたつもりなんて全くなかったので実はかなり驚きです。別にそれが問題ってことはなかったんですけど・・・「アウトレット」と言ってもいろいろあるんですね。
開封してさらにびっくり!中身は本体とACアダプタのみ!マニュアル類は一切ありませんでした。
なんだか新しくPCを買ったという感動が薄い・・・ちょっと残念でした。
気を取り直して、外観です。クレメンタインオレンジです!
さすがにオレンジ色のPCは使用したことはないですが、割といい感じに思いました。
「クレメンタイン」とは「温厚・寛容を意味するラテン語に由来。」するそうです(Wikipediaより)。材質は何とも言えませんが金属と樹脂の中間の感じでしょうか?リファビッシュですが細かなものも含めて傷は見当たりませんでした。
そして輝くUltrabook!(緑色はスマホの撮影時の光です。)
ちょっと面白いのがACアダプタのコネクタ。NEC製の一部ノートPCやLenovoのX1Carbonなどで採用されている平型のコネクタです。一見USBのようです。上下どちらからでも差すことができます。薄型化するためにこだわった部分の一つだそうです。
いよいよ初起動です!
この機種はWindows8.1発売前の機種ですのでWindows8が搭載されています。ここでうれしい誤算!
上の画像でも示しましたが、CPUは「i5-3317U」と注文画面では表示されていました。これは2012年10月発売の「21912DJ」の場合です。最初はこちらの機種が来るものと思っていました。しかし、実際到着して確認してみるとCPUは「i5-3337U」となっており、100Mhzですがアップ、バッテリーも8.5時間で1時間長いことになります。
最終的なスペック一覧です。
(参考:価格.com)
以前使用していたノートPCとも比較しています。基本的には以前の機種を踏襲して同等以上の性能を目指していたのでそれはほぼ達成できているように思います。
解像度は一回り大きくなったので使い勝手が向上しました。さらにタッチパネル採用でWindows8でも困らないと思います。
CPUはさほど高速化はしていませんが処理能力は同等くらいだと思われます。メモリが速くなったので体感的にはその差が大きいかもしれません。HDD容量はかなり減少してしまいましたが、以前は256GBのSSDに換装して使っていました。今回は初期の128GBだけでは心もとないので、SDカード128GBを増設しておきました!
速度的にはあまり出ないようですが、容量の問題はこれで一安心と言えます。
光学ドライブがオミットされた分は重量が160g減、厚さが約半分に減少しています。ACアダプタも今回のほうが小型・薄型となりますので持ち運ぶにはさらに便利だと思います。
あとは実際使ってみてどうか、ということになるでしょう。
【よかった点】
・優れた拡張性!
なんとこの機種、中にmSATAの空きスロット×1があります。これはかなり大きいメリットです。たとえば将来的に256GBのmSATA対応SSDを購入した場合、今使用しているSSDはDドライブとして使い続けることもできます。
さらに、Ultrabookではメモリは交換不可の場合が多いのですが・・・この機種は交換できます!最大16GBまで対応だそうですので、後々気になるようなら基礎性能を上げることができます!これは安心感が違いますね!ただしメーカー保証は受けられなくなるそうです。が、もともとリファビッシュ品ですから、その辺はあまり気にせず、割り切って改造してしまうのが楽しい使い方のように思います♪
【気になる点】
・USBの数が少ない、有線LANがない、D-sub出力がない。
USB3.0×1、2.0×1しかありませんのでかなり不安。マウスはBluetoothマウスを買えばいいのかな?また有線LANもないので移動先ではネット環境に困る場面があるかもしれません。
またプロジェクターとの接続に関係してD-Sub出力がないのもかなり困るかも。結局は持ちものが増えてしまいそうなのが悩みの種です・・・。
・リファビッシュで本当に大丈夫なのか?
これは使ってみないとわからないのですが・・・はじめて電源を入れた時に、すでにSSDは1000時間以上使用した経歴がありました。もちろんこの程度でSSDは壊れたりしないと思いますが、バッテリーの消耗具合などには影響があるのかもしれません。とりあえず3年程度また使えればいいので深くは悩んでいませんが、気になるところではあります。
【タブレットモードで動作が遅い現象を解決する】(2014.07.20追記)
この機種はディスプレイのヒンジが360°回転するようになっており、
ラップトップ、スタンド、タブレット、テントと呼ばれる状態があります。普通のノートPC以外にタブレットや、キーボード部分をスタンドにして使用できると考えてください。
で、通常使用時はいいのですが、ディスプレイを回転させていくと、どうも動作がカクツクのでネットで調べてみたところ内部処理で800MhzにCPUを落とす処理がなされていました。
これを改善するために、Windowsのサービスにある「ymc」を無効にしてやればよいとのことだったので実践してみました。
手順は
1)Windowsキー+Xを押して、「コンピュータの管理」を選ぶ
2)サービスとアプリケーション->サービスを選ぶ
3)ソートして、ymcを無効にし、右クリックでプロパティから起動時に自動起動しないように設定する。
以上を行って再起動し、動画再生をチェックしたとこと全ての角度でちゃんと再生されました。が、PCは少し熱くなっている感じもするので長時間動作にはお勧めできないかもしれません。(ただし今日はこの部屋自体が灼熱なので何とも言えません。)
以上簡単ですがymcに関する情報でした。
-
購入金額
58,380円
-
購入日
2014年02月02日
-
購入場所
Lenovo アウトレット
リンさん
2014/03/13
オレンジって私のイメージする白輝望さんにピッタリですよ。
リファビュッシュってことですが、あまり気にしなくていいところではないでしょうか。
日本だとあまりなじみがないのですが海外だと当たり前のようにあるとか。
愛用できれば全てOKです^^b
白輝望さん
2014/03/13
どんなイメージでしょう?w
でも似合っているということならそうなのかもしれません。不思議と嫌いではないですし。
リファビッシュが原因ではないと思いますが、現在Word2010を起動すると非常に重くなるという状態です。Excel2010やPowerpoint2010だと問題ないのに・・・。なぜこうなった。