1984年に任天堂から発売されたファミコン用のアクションゲーム。
プレイヤーはタマゴ怪獣のタマゴンを操り、デビルを封印することが目的。1ラウンドは3ステージから構成されており、ステージによってクリア条件が異なります。
第1ステージは、『パックマン』のようなドットイートゲームで、通路にある全てのドット(ボワボワ)を消し去っていきます。『パックマン』との違いは、アイテム(十字架)を持たなければドットを消せない点です。第2ステージは、4冊のバイブルをステージ中央にあるデビルホールまで運び、デビルの封印を目指します。そして第3ステージは、いわゆるボーナス面です。
久しぶりにプレイしてみると、画面が常にスクロールする点は(壁際を移動するときに挟まれないよう注意しなければならないので)面白いと感じました。しかし、2人同時プレイができるにも拘らず、友達と遊んだ記憶が全くと言ってよいほど思い出せません。当時としては珍しいファミコンオリジナルでしたが、同年に登場した『ロードランナー』や『ゼビウス』に比べると、影が薄いソフトであったように思います。
※2013年12月21日現在、以下のバーチャルコンソールが配信されています。
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購入金額
4,500円
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購入日
1984年10月05日
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購入場所
Schrödingers Katzeさん
2013/12/21
これはくるみ割り人形だったような。
バイブルが手放さないといけないけれどアイテムでもあるというところと、強制スクロールがポイントでしょうか。
ちょっと二人でやるには、迷路の壁が多くの面積を占めているので、狭苦しい感じはするのですよね。二人で遊ぶことの何かがもっとあるといいのですが、妨害も、協力も、システム的に強く影響していないので、そういう意味では、ほかのゲームほど、「二人でやると面白い」という要素が希薄ではあります。
ロードランナーはコロコロな後ろ盾があったですし、ゼビウスはそれこそファミコンのキラーソフトといってもいいような代物ですから、あの二つに挑むのは、結構な力を持ったソフトじゃないと難しいんじゃないかと。
千里一歩さん
2013/12/22
>クラシック曲のフレーズ
ファミコン初期は、任天堂に限らず、他のメーカーでもクラシック曲が使われていましたね。コナミの『けっきょく南極大冒険』やジャレコの『シティコネクション』などのBGMは印象的です。
>強制スクロールがポイント
ここが本作最大の売りだと思います。アイテムを持たなければ敵を倒せない設定は、『パックマン』をアレンジした面が強いように感じます。
>ちょっと二人でやるに~
仰るとおり、プレイエリアが狭すぎる点は致命的です。『ぷよぷよ』的なイメージの対戦であれば面白くなりそうですが、それでも一画面を分割して遊ぶには厳しいかと思います(ネット対戦を利用すれば化けるかもしれませんが)。
>ロードランナーとゼビウス
この2作品と比較するのはフェアじゃない気もしますが、1984年と言えばこの2作品に代表されるんですよね。他には3作で頓挫した光線銃シリーズと、ファミリーベーシックでしょうか?w
Schrödingers Katzeさん
2013/12/22
他の同時プレイのゲームは、良くも悪くもお互いが、比較的自由度が高く、一人でも楽しいけど、誰かがいれば別の面白さがあったのですが、このゲームの場合は、ちょっとクリアに必要な作業が減るだけというのがもう一人のプレイヤーが存在する意義を薄めています。
お互いに攻撃したときのペナルティーも大きくないので、もうひとつ二つ要素を加えないと、画面が広くなる程度では、解消しないんじゃないかと思います。
光線銃は頑張ったほうじゃないかとw
正直バリエーションを作りづらいですから、数だけあっても意味は無いですし、まぁ、できそうなゲームは一通りあったかなと。
オプションのハードウェアが必要なソフトはお値段って壁があるんで、よっぽどの何かを用意しないと厳しいです。
今は遊べませんねw走査線が無いので。
ファミリーベーシックは、出るのがもう少しあとなら、もうちょっとリッチで面白いことができたかもしれませんけど…。
千里一歩さん
2013/12/22
>画面が広くなる程度では~
プレイ画面が広くなれば、その分だけ新しいアイテムを配置できる余地ができたと思います。そうすれば、新しいアイテムの取り合いなどで2人同時プレイもより楽しめたかも知れません。この場合、新しいアイテムをどうするか?という問題も出てきますが、たとえば強制スクロールを自分側に有利に変更できる等が考えられます。
また、上のコメントでも書きましたが、『ぷよぷよ』的な対戦イメージで別画面でプレイさせて、自分の進行状況が相手側に影響を与える(敵モンスターを送りつけたり等)といった方向へと、いくらか発展できる可能性もあったと思います。
>光線銃~
いまでは「ファーストパーソン・シューティング」というジャンルが確立していますし、目の付けどころ自体は悪くありませんでしたよね。走査線については、あとはアナログテレビの寿命次第ですw
>ファミリーベーシック~
ちょっとしたプログラム集を雑誌などで紹介する(もちろん、自分で打たせます)など、「実際に体験させてみせる」努力が足りなかったように思います。どちらかと言うと、コアユーザーの玩具になっていた感じです。