新品で3,000円未満という価格設定は有り難いのですが、さすがに値段なりの出来であり、ワイド端では何とか実用的な画質は保たれるのですが、少しでもズームインしてしまうと画面端からどんどん画がぼやけて行ってしまい、画角固定で撮影出来るような用途を除けば、あまり使い物にはなりません。やはりまともなワイドコンバージョンレンズが欲しければ万単位の金額を出さなければ駄目かと思っていたのです。
ところが、昨日秋葉原を散策した際に、とあるPC系の中古・ジャンク販売店で保証無しながら、国産のレイノックス製ワイドコンバージョンレンズが500円で売られていたのです。しかもこの製品の特徴は「ズーム全域で利用可能」という点です。
取り付け径は52mmと、家庭用ビデオカメラ向けにしては大きめなのですが、それはステップアップリングを併用すればある程度は解決出来る問題ですから、その場で即購入決定です。
私の手持ちのビデオカメラのフィルター枠は、Canon HF M51が43mm、JVC GZ-HM570が37mmとなっていますから、それぞれ43-52mm、37-52mmのマルミ製ステップアップリングを揃え、早速使って見ました。もっとも、ステップアップリングは1個400円程度ですから、ステップアップリング2つの方がワイドコンバージョンレンズよりも高く付いてしまっています。
実写サンプルは用意出来ませんでしたが、確かに使って見るとズーム全域で描画は狂わず、解像度も保たれているようです。画質に関しては十分に満足出来ます。
ただ、0.7倍という画角は、ワイド端が狭いカメラではやや物足りなさが残ります。例えばHF M51を例に取ると標準状態の画角が35mm換算で43.6mmですから、0.7倍となったところで30mmにもなりませんからね。
画角がもう少し広ければと思う部分もあるにはありますが、購入価格からすれば贅沢を言うべきでも無く、むしろ画質の良好さで十分に満足するべきものでしょう。
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購入金額
500円
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購入日
2013年12月14日
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購入場所
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