最近はmicroSDXCメモリーカードも128GBモデルが主流となりつつあるためか、64GBモデルの価格が下がってきました。
秋葉原の店頭では1,500円前後という格安品が出回ることも珍しくなくなり、microSDHCメモリーの32GBモデルとの価格差がかなり縮まってきています。
今までmicroSDXCメモリーカードは意外と対応機器を多く持っておらず、あまり買っていなかったのですが、格安64GBモデルがどの程度の性能か確かめてみようと、最安値クラスで販売されていたこの製品を買ってきたのです。
パッケージによると、最大読み出し速度は85MB/sとなっています。ただ、書き込みに関してはClass10表記とUHS Speed Class 1の表記しかありませんので、保証値は10MB/sにしかならないのですが…。
書き込みには期待できない
それでは恒例のベンチマークテストです。
カードリーダー・ライターはiBUFFALO BSCR20TU3、接続先はASUS P6X58D-EのUSB 3.0端子です。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まあ、一言で言ってしまえば残念な結果です。
シーケンシャルリードについては公称値の85MB/sには全く及ばないものの、70MB/s以上はコンスタントに記録していますので、実用性能という意味では悪くないでしょう。ランダム4Kも高速モデルで無ければこの程度という水準ですから、許容範囲内ではあります。
しかし書き込みの方は悲惨の一言です。シーケンシャルライトでは10MB/sを辛うじて超える程度で、保証値10MB/sを何とかクリアしているという値でしかありません。ランダム4Kはさらに悲惨で、今時の製品でここまで遅いものはそうそう見ないというところです。数年前ならともかく、今このクラスの製品を買って0.1MB/sがやっとという結果を見るとは思いませんでした。
はっきり言ってしまえば、ファイルサイズに関わらず、書き込みを頻繁に使うという用途には全くお薦めできません。一度書き込んだデータを、それ以降はひたすら読み出すというのであれば悪くはないと思いますが。その意味ではDAPの内蔵用などであれば何とかなるかもしれません。
速度性能は論じるに値しない水準ではありますが、速度よりも容量という使い途も無いとはいえません。そのような使い方であれば、容量単価がきわめて安いのは間違いありませんので、選択の余地はあろうかと思います。
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購入金額
1,404円
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購入日
2016年06月29日
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購入場所
あきばおー
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