レビューメディア「ジグソー」

プロの世界でココアといえばバンホーテン

森永・明治・グリコ、日本の大手メーカーが製造販売している板チョコは、すごいと思います。

特に価格と味わい・品質のバランスを見ると、世界のどのメーカーも太刀打ち出来ないレベル。

 

でも、何故かココアパウダーとなると話は別です。

業界で、バンホーテン以外を推す

声を聞いたことがありません。

 

更新: 2015/12/10
実用性

美味しさの為には ひと手間もふた手間も必要です

インスタントコーヒーの様に、出来上がったリキッドをフリーズドライで 溶けやすく作られた製品ではありません。

ミルクが冷たい状態でなければ、上手く溶けない微細なパウダーです。

予め砂糖がブレンドされるということも無いので、各自が好みに応じて足す必要があります。

 

牛乳と一緒に煮込みますので、使用した鍋を洗うのも一苦労です。

キュキュットで漬け置きしても、スコッチブライトの助けが無いことには綺麗になりません。

でも、良い牛乳と、上白糖。 手頃な雪平鍋とスピード泡立て器があれば、良いんです。

愛情を込めて混ぜながら煮れば、Macやスタバのホットチョコレートとは次元の違う

美味しさが楽しめます。

 

それにはバンホーテンの純ココアパウダーを使ってください。

 

基準となる量は

牛乳150cc(繰り返し沸騰させて20%近く減る前提での量)

ココア 小さじ大盛り

上白糖 ココアと同量か 少し少なめ

 

更新: 2015/12/10
使用感

畳の縁や敷居を踏んではいけません

他銘柄の純ココアパウダーのレシピには、牛乳だけでなく水を加えるとか、

水で溶く等の記載があるようですが、

牛乳だけで溶いてください。

牛乳が冷たい間にココアと砂糖を入れて、丁寧に溶いてください。 これがひとつ目のコツ。

 

皆さんが多少高くても美味しいからと言ってお求めになるケーキやお菓子は、他製品より贅沢にバターや牛乳を使用していることがほとんどです。

そこを省いて、美味しいものは作れません。 多分。

 

バンホーテンのレシピにも、「沸騰させないように」とか「沸騰寸前で火から下ろす」と書かれていますが、

私は3〜5回は沸騰させます。

 

おそらくココアのみならず牛乳がコンロ上で吹きこぼれると、後の始末が大変なので、それを避けるための記載でしょう。

左手で鍋を持ち、右手て素早くかき混ぜながらココアの様子を注視し、沸騰すると素早く鍋を火から遠ざける。 この作業を繰り返すのが美味しいココアを作る二つ目のコツです。

 

見通しの良いワインディングロードで、対向車が来ないとわかっている場合は、センターラインを無視して道幅を一杯に使って走ると、舵角が減り、車体が安定するので安全だと思います。

しかし、それを文章化し万人が読む場所で発表すると、対向車の在る無しを自己責任で判断するスキルが無い方が事故を起こした場合に、責任を問われかねないので、どなたも決して書きません

 

同じような理由で、コンロ周りをお掃除する方の不興を買わない為に、

書かれていない美味しさの秘訣だと思っているんですが、どうでしょうか?

更新: 2015/12/10
デザイン性

現在の商品と異なる缶のデザイン

業務で愛用しているので、ずっとバルク品を袋に詰め替えた製品を仕入れています。

故に缶は20年近く前のままなんです。

個人的には今の缶よりクラシックで良いと思いますが、いくらなんでも傷が多いですね。

見えないところに置いているのですが、そろそろ缶ごと買い替えどきかも。

  • 購入金額

    1,649円

  • 購入日

    2015年12月頃

  • 購入場所

    業務 仕入先

18人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • atsuo@tokyoさん

    2015/12/10

    缶に記載してある作り方を見て思い出しましたが、私が小さい頃に母は記載通りに最初に少量の牛乳でペースト状にしてから作っていました。

    あとハーシーズのココアの作り方にあったのですが、塩を少々入れる事で甘さが引き立つと言って入れていた覚えも。お汁粉に塩を入れるみたいに。

    ハーシーズは飲んだのが昔過ぎて味を覚えていませんが(^^;
  • フェレンギさん

    2015/12/10

    ハーシーズ! 1970年代まではバンホーテンより認知度が高かったかもしれません。

    伯父さんが外国航路船員だったので、銀紙に包まれたキスチョコレートをおみやげでよくいただいた事を思い出しました。
    現在はチョコレートシロップが業界でよく流通してます。

    スイカに塩やお汁粉に塩。 目の前で入れると嫌がる方も、見ずに食べると「甘くて美味しい」と言っちゃうやつですね。

    隠し味。読んで字のごとし。 上手に使えば美味しいし、面白いです。

    余談ですが、豆板醤炒めの辛口炒飯にはとても会うザーサイですが、カレー粉を使った炒飯に入れると、驚くほど不味くなります。

    料理って、感性と科学の両方が必要です。

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