オーディオテクニカのこの製品を最後に、2液式のカセットデッキ用クリーニングキットは消滅してしまいました。そのため、今通販で未使用品を買おうとすると5千円以上という足下を見た値段が付けられている製品です。
私はカセットデッキを常用していた時代に買っておいたこの製品がまだ残っていましたので、カセットを完全に使わなくなるまで、大事に使っていこうと思っていました。
しかし、先日閉店セールを始めた某家電量販店に行くと、オーディオアクセサリーのコーナーに何とこれがごく普通に置かれていたのです。しかも閉店処分ということで、表示価格の50%引きです。勿論喜んで買わせていただきました。
まあ、今まで使っていた方もまだ7割程度は残っていますので、恐らくカセットデッキ類の寿命よりは長持ちしそうではあります。ただ、昔使っていたTEACの大容量品などはボトルを倒してかなりこぼしてしまったこともありますし、ストックがあるに越したことはありません。
実際のところ、金属部に利用する赤い液の方については、無水エタノール等で代用は可能です。ただゴム部品に利用するラバークリーナーに関しては、金属部と同じ液を使うと劣化を早めてしまう可能性があるわけです。そのため専用品があるのがベストというわけです。
さすがにこの時期まで店頭に残っていただけあり、かなりの後期生産分なのでしょう。大昔(1900年代)に同じ製品を買った時には、まだ公式サイトのURLは印刷されていなかったと思います。
箱を開けたところです。綿棒の強引な入れ方がいかにも手作業感があって良いですね。
カセットデッキに欠かせないアイテム
特に高音質を追究した3ヘッドカセットデッキでは、2液式のクリーナーとヘッドイレーザー(ヘッドディマグネタイザー)は、常用するには欠かせないアイテムといえます。
2ヘッドの場合録音と再生を同一のヘッドで行いますので、再生しすぎて帯磁したとしても、録音してやることである程度磁力が打ち消されます。しかし3ヘッドでは再生ヘッドは再生、録音ヘッドは録音にしか使われませんので、消磁しないと帯磁が酷くなる一方なのです。
数年前のアナログオーディオフェアで、オーディオ評論家の福田氏がカセットデッキを使ったイベントを行ったのですが、その際にも「消磁したことがない人がいたら、何とかして一度やってみて。音が別物のように改善するから」と仰っていましたが、まあ今になってもまだ3ヘッド機を使っているような人であれば大抵ヘッドイレーザーの1つや2つは持っているでしょうね。
さて、金属用とラバー用とに別れている本製品ですが、果たして成分はどのようになっているのでしょうか。細かい成分表までは用意されていませんが、主成分はボトルに記載されています。
意外にも、どちらにも全く同じ文面で「クリーナー液の主成分はエチルアルコールとイオン交換水です。」と記載されていました。となると違うのは濃度なのでしょうか、或いはゴム用の方に何か添加剤が入っていてゴムの劣化を抑えるということなのでしょうか。この辺りは特に何も考えずに使ってきたので正直わかりません。
ただ、少なくともこれらのクリーニング液を使っていてピンチローラーが傷んだなどという経験はありませんので、それなりに意味はあるのだと思います。
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購入金額
302円
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購入日
2026年03月15日
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購入場所
ノジマ






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