1984年にハドソンから発売されたファミコン用のアクションゲーム（移植作）。

『ナッツ＆ミルク』はパソコン向けに開発されたゲームで、本作はそのファミコン版。歴史的に見れば、ハドソンから初めて発売された作品であり（『ロードランナー』は3日後の発売）、また、任天堂以外による初めてのファミコンソフトでもあります。

プレイヤーは《主人公ミルク》を操り、《宿敵ナッツ》による妨害を避けながら、画面上にある全てのフルーツを回収して《恋人ヨーグル》を迎えに行くことが目的。ゲームは全50面で、末尾が3か8の面はボーナス面になります。タイトル画面では、2つの難易度からゲームを選択することができ、また、面エディットを楽しむこともできます。

本作の魅力は、何と言ってもそのキャラクターです。後の作品で言えば『星のカービィ』に似ている感じで、丸みを帯びた可愛らしさが目を惹くと思います。ただ、《ミルク》と《ヨーグル》が同じピンク色であることが残念。その辺は色分けができなかったのかと、少しもったいない気がしました。

ゲームの攻略については、キャラの可愛さとは違ってなかなか難しいところを感じます。さすがに『ロードランナー』ほどの厳しさはありませんが、フルーツを取る順番であったり、ジャンプのタイミングであったりと、色々と知恵を絞らなければなりません。

最後に一言。タイトルを聞けば、《ナッツ》が主人公であると勘違いしますよね（笑

※2013年12月19日現在、以下のバーチャルコンソールが配信されています。

• Wii版
• 3DS版