レビューメディア「ジグソー」

K8アーキテクチャを初めて使った環境

私が初めて使ったAMD K8アーキテクチャ環境は、このマザーボードにOpteron 140を組み合わせた環境でした。

当時Pentium4(Willamette)1.9GHzやPentium4(Northwood)3GHzは持っていて、一応動かしてはいたのですが、前世代のPentiumIII-S(Tualatin)1.26GHzと比べてもクロック周波数の割には特に快適というほどでもなく、かといってAthlon XP 2400+(Thoroughbred)環境もどちらかというと遊びで作ったもので、いずれもメインPCとして使うことを考えると満足度は今ひとつというところでした。

当時はその中でクロック周波数が圧倒的に高いPentium4 3GHzを使ったPCをメインに据えていましたが、それでも満足度という部分ではあまり高いものではありませんでした、PentiumIIIやAthlonの1GHz前後は以前よりも随分速くなったという印象があったのですが、Pentium4では3GHzでもあまり速く感じなかったのです。

そのような時に、ジャンク品として買ってきたのが、当時のK8アーキテクチャとしてはハイエンド製品用となっていた、Socket940をサポートするこのマザーボードでした。

意外なことに、このマザーボードと最初に組み合わせたOpteron 140は動作周波数1.4GHzというローエンド品であったにもかかわらず、予想以上に快適さを感じました。Willametteの1.9GHzどころか、Northwoodの3GHzと比べても、体感速度はそれほど劣っているようには感じられなかったのです。ベンチマークなどでは勝負にならなかったとは思いますが。

対応CPUが少なく、メモリもRegisteredDDRを要求するなどあまり一般的な自作向きの環境ではありませんでしたが、それを乗り越えてでも使いたいと思うだけの魅力を感じたことは間違いありません。

メインPCはその後CPUをPentium4 Extreme Edition 3.4GHzとすることで体感速度は劇的に向上したのですが、当時サブ機として組み上がっていたこのマザーボードを使ったPCも、CPUをAthlon 64 FX-51に載せ替えたことでメイン機に負けないほどの快適さとなっていました。

このような経緯があったため、このマザーボードを含むSocket 940環境に対する私の印象は、非常に良いものとなっています。ジャンク購入品であるにもかかわらず、未だに元気に動作するタフさも大きな魅力といえます。
  • 購入金額

    3,150円

  • 購入日

    2005年03月21日

  • 購入場所

7人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • ふっけんさん

    2013/10/15

    Socket940は高嶺の花だったので入手することなく終わりましたね・・・
    頭数が少ないのかジャンクでもあまり見かけないです。
  • jive9821さん

    2013/10/15

    コメント有難うございます。

    実は不良品で返品してしまったのですが、元々はRIOWORKS HDAMBも持っていて、ここで使ったOpteron 140はHDAMBの動作確認用に入手したものでした。HDAMBは起動はしたのですが、PCIスロット不良(奥でピンが数本ねじ曲がって接触していました)でSCSIカードを燃やしてくれましたので…。

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