組み立て式のデジタルカメラです。
元々コロンビア大学で子どもたちの教育用ツールとして開発されたものだそうで、作って学んで表現(撮影)する楽しみを味わえます。
外箱には「Ages 8 - 108 years」なんてありますが、さすがに 100歳を超したご老人には組立は難しいでしょ(^^;
箱を開けるとパーツがキレイに並んでおります。
箱の中には英文の説明書のみが入っていましたが、別途日本語でプリントされた説明書が付いてきました。
印刷されたモノは画像がモノクロで小さく見づらいのですが、ホームページでも公開されていますので、そちらを見た方が良いでしょう。
※トイカメラ。 - Bigshotカメラ[トイカメラ百科]
実際にうちではタブレットで表示させ、そちらを見ながら組み立てました。
そして、9歳になる小3の息子に組み立てさせてみました。
とにかくパーツを正確に置いて、ネジを締めていきます
失敗しそうなところを私が確認してあげながらほぼ息子のみで組み上げ 30分かからずに完成しました。
ただケースがプラスチック製なせいか多少の歪みがあり、Shootボタン(レリーズ)が僅かに浮いているだけ状態でケースの上部を押す(軽く叩く)だけでシャッターが切れます(^^;;;
この辺は個体差があると思いますが、重要な部分なだけに残念です。
本品はただ組み立て式なだけでなく機能も面白く、ノーマルモード、パノラマモード、3Dモードの 3種の撮影モードがあります。
切替えは、前面のレンズホイールを回転させ切替えます。
背面はスケルトンになっており、各パーツに名称が書かれており何の機能をしているか分かる様になっています。
そしてエコノミーモード(省電力)機能で電池が少なくなってくるとディスプレイ表示が消え撮影のみ出来るようになっています。
この時のためにファインダーが付いているのですが、通常時にディスプレイを消すことが出来なのがもったいないです。
上面にあるダイヤルで再生モードや撮影モードに切り替えます。
ここも残念な事にズレており、現在のモードが分かり辛くなっています。
がんばっているのは、この手のトイデジにはめずらしく三脚穴も付いています。
もっとも暗くなりがちな室内では三脚を使用しないと手ブレが酷くて、トイデジにこそ必要かもしれませんね。
そして大きな特徴の一つに手回し充電機能があり、電池が切れてしまった状態から前述のエコノミーモードと合わせ少しの手回し充電で数枚の撮影が可能になります。
一眼レフで後ちょっと撮りたいなんて時にこの機能があれば....
そして通常の充電方法は反対側にある miniUSB端子から行い、データの転送にも使います。
メモリは内蔵しかなく PCにデータを移すには USBケーブルで転送するしかありません。
内蔵メモリで 2048 x 1536dotのサイズの画像(1サイズのみ)が約120枚撮れますが、ウェブサイトから専用アプリケーションをダウンロードしてくることで、前述の撮影モードに合った編集(加工)がされそれぞれに合ったサイズに変更されます。
本アプリケーションは転送及び自動画像処理を行い、加工後のフォルダを開くという動作をするだけのモノです。
転送時には、加工前の画像もコピーして保存するかとカメラ内の画像を削除するか設定できます。
自動画像処理は、画像の見栄えを良くする(何がされているかよく分かりませんが(^^; )のと、写真のタイプ(ノーマル、パノラマ、3D)を自動で認識させ処理させるか強制的に写真のタイプの処理をさせるか指定できます。
実際にパノラマの処理を行ったものが次の画像です。
処理後のサイズは 1800 x 900dotになるのですが、パノラマと言いつつ上下をカットし幅広に見せているだけのようです。
画像処理でパノラマ(広角撮影)されたものは、上下がカットされるという仕様のようです。
画像自体は広角撮影されており、この場合ピントがが甘くなってしまうようです。
ノーマルとパノラマの画角の違いは別途追記したいと思います。
3Dモードは青と赤のレンズのメガネを使って見るアナグリフ方式で行われており、撮影元画像には被写体が左右に写っています。
これをアプリケーションに通すことで 3D画像が作成されます。
サイズが 420 x 840dotで出力されます。
三脚で撮ってこの程度なので粗いのは仕方がないのかと思っていたら、どうやら 3D画像を撮影するには 30 ~ 120cm位の距離で撮影するのが良いとの事。
本機の仕様で最短撮影距離が分からないのですが、どうもこの 30cm位というのがギリギリっぽい感じです。
(前述の画像は 30cmギリギリ?)
室内の撮影だけでは実力が分からないので、別途屋外での撮影画像も追加したいと思います。
最後に画像の粗さが目立ってしまいましたが、本品は機能よりも組み立てるという点こそ重要で販売店のページにある pdf形式の説明書には「学習」という項目があり発電装置や撮影レンズ、イメージセンサーなどの詳しい解説があり学びにも力が入っています。
※Bigshot カメラ 【販売中】 組立式 DIY デジタルカメラ
もっとも、この学習内容は小・中学生にはかなり難しい内容になっており、元々の「子どもたちの教育用ツール」とした”子どもたち”ってどの年代を指しているのか甚だ疑問であるのですが(^^;
------ 2014.1.19 追記 ------
前述のケースの上部を軽く叩くだけでシャッターが切れてしまうのが、酷い時には勝手に連続でシャッターが切られてしまったりとするので、ちょっと手を入れてみました。
といっても、ケース内部に紙を折って入れ内側からケースをちょっとだけ広げただけです。
これだけで直りました。
シャッターボタンは今までクリック感が無かったのですが、カチッと音と共にクリック感を感じられケース上部を叩いてもシャッターが切れなくなりました。
併せて、今までストロボがすぐに外れてしまったのも同様に紙を挟んで固定しました。
レンズホイールの真ん中が LEDフラッシュなのですが、説明書では挿し込んで回転させれば固定できるとなっているのですが隙間があり過ぎすぐに外れてしまっていました。
先ほどと同様に紙を挟むことで固定位置から簡単にはズレなくなり外れなくなりました。
大人だとこの様な工夫も楽しみと捉えられるかもしれませんが、子供にはどうしたら良いか分からず放り投げてしまいそうです(^^;
------ 2014.1.20 追記 ------
外で撮ってきたので掲載します。
先のパノラマ(広角)は分かり辛かったので、画角の比較から行います。
同じ場所からパノラマモードで撮影
パソコンに取り込み添付アプリケーションで自動処理
広角で撮れているのは良いのですが、パノラマモードで撮影した時点で画像が粗くなり周りもかなりボケています。
レンズホイールを見るとパノラマモードの時は広角撮影になるようにレンズが被さりますので、このレンズのせいでこうなってしまうのはしょうがないですね。
しかし、室内光程度だとかなり粗かった画像も外だとそれなりに撮れていますね。
続いて 3Dも試してみました。
青赤のメガネで見るとかなりいい感じです(^^
息子が作ったのだからとプレゼントしましたが、大人でも結構楽しめますね。
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購入金額
8,400円
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購入日
2013年10月26日
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購入場所
イコニガジェ
KAOさん
2014/01/13
atsuo@tokyoさん
2014/01/13
ネジ止めが出来れば小さい子でも作れ、出来上がりも満足度が高いと思います。
息子なんか、かなり家族に自慢してました(^^
ところで、これからは KAOさんでいくのですね。
KAOさん
2014/01/20
KAOでよろしくお願いします(*´ω`*)
atsuo@tokyoさん
2014/01/20
こちらこそよろしくです(^^;
LEDフラッシュがすぐ外れていたので息子は持ち歩くことを躊躇してたのですが、シャッターの調整もし、外での画像もキレイに撮れることがハッキリしたので利用率も上がるでしょう。