そのどぎつい色合いと反して?楽しいサウンド。ロックやビート系は嬉しくなるようなドライヴ力で、とうてい9000円のイヤホンとは思えない造り。それまでメインに聴いていたのが、モニター系で端正で見通しが良く、中域の充実度・解像力はスゴイが、低域はかなりおとなしめのカスタムIEM、カナルワークスCW-L11
だったので、その対比が面白くて、曲によってはむしろTITTAの方を好んで使うようになった。
そうして使っていくと不満が出てくるのがイヤピース部分。レビューでも書いたが、TITTAには予備ピースは一対つくものの、サイズは同じ。国産イヤホンの多くが一番標準の「M」
でちょうど良い、標準的日本猫?であるcybercatにはチョイ大きい。アメリカンサイズならぬイタリアンサイズ??柔らかい素材なので押し込めば密着するけれど、弾力も強いので、耳が乾いているとポヨンと出てきちゃう。
そこで先日イヤホン/ヘッドホンの東の聖地、e☆イヤホン 秋葉原店に行った時に密着度の高いイヤーチップ
を探して換装、それで使うことにしたのが昨年秋(2012年11月)。この時選んだ「ジェル」タイプは一般的なシリコンの外装のスキマにジェルを充填しているタイプ。小さな「S」サイズを選んだので耳の奥まで押し込めるが、やや硬く、耳が乾く季節になると抜けやすい。
ジェルタイプの購入時にも、より柔らかな「フォームタイプ」を試したんだけれど、店の人の「耳の中に汗をかく人は2ヶ月程度でダメになります」との話(おどし?w)を聞いて、より耐久度の高いジェルにしたわけ。ただそれよりも耐久性が劣るはずのcomplyフォームのチップをつけっぱなしで使っているPHILIPSのSHE9000/98
が1年近くたっても大丈夫なので(つか自分のようにイヤホン/ヘッドホン/カスタムIMEをとっかえひっかえ使っているとぶっ続けで使うのに比べて痛みづらいのだと思う←靴などと同じ理屈?)、先日アキバに行った時にしからば、と以前好感触だったフォーム系を購入することにした。例によって本来6ペアで売られているパーツだが、同店ならではで1対のばら売りもあったのでそっちを。大きさは同一メーカーなので同じだが、フォームの方が柔らかく密着度は高い。そのため音としてもやや低音が増える形になる。また、耳との密着度が増すため良質なカスタムIEMのような静寂さも得られるので、もともとTITTAは中域~中低域に華がある個性が強いタイプだが、密着度が上がってより低域が延び、静寂度が上がって高域がまぎれなくなって、帯域が広がったような感じに。ただやはりフォーム系、つぶれ方が大きいので、もとは同じ大きさのジェルタイプより奥まで入る。...となると、かなりチップがつぶれてしまうのでやや太めのTITTAの土台?が耳に感じられてしまう。も少し大きくてもよいかな、次はMSサイズ、いってみよう(ぉ
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購入金額
580円
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購入日
2013年09月25日
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購入場所
e☆イヤホン 秋葉原店
がじおさん
2014/05/13
これって、耳に入る先端部分は何か別素材になっているんですか?
cybercatさん
2014/05/13
いいえ、同一素材です。単なる表面処理?