HDDを入れるのであれば、UASP非対応のUSB 3.0HDDケースでも特に気にすることはないのですが、HDDを入れても、SATAポート接続と同等の速度が出ます。
SSDでは顕著に差が出るので、SSDを使って、モバイルデータドライブを作るのであれば、UASP対応は、オススメです。
これまで、前述のCentury製のHDDケースを持っていたのですが、UASP対応HDDケース同士で速度差があるのか気になり、気になるHDDケースを2種類購入してみました。
一つは、自主研究-1に記載した、玄人志向のUASP対応HDDケースです。
Century同様、ツールを使わずに、簡単にSSDを入れることができる上、パッケージに記載された30%UP文字に惹かれてしまいました。
今回レビューするのは、これまでお気に入りだったOwltech 「黒角」のUASP対応版です。
「黒角」は、現在3個持っていて、HDDを入れて使っています。
このHDDケースは、HDDを筐体に固定するネジ4本と筐体のアルミ製外装を固定する小さなネジ4本を脱着する必要があるのですが、ケース外装がアルミ製なのでHDDで発熱する熱の排熱に優れ、HDDを取り付けるプラスティック製シャーシの剛性も高く、空気が出入りできるスリットもあり、安心して使うことができます。
また、Crystal Disk Info.を使って、HDDの温度を含め、S.M.A.R.T.の全ての情報を表示することができました。
評価の基準となるSATA接続の測定値や、測定に使用したSSDの詳細及び比較対象となる、Century製及び素人志向製HDDケースの測定値に関しては、自主研究-1をご覧下さい。
それでは、「黒角」を繋いで測定します。
デバイスマネージャーを開いてみると、SCSI Disk Deviceと記載されていますので、ちゃんとUASPモードで動作しているようです。
UASPモードになっていない場合(ハードウェアやドライバー,OSに依存します)は、USB Deviceとして表示されます。
Crystal Disk Info.も最新版で表示できるようになっていました。
現在持っている、Century製,玄人志向製のHDDケースより良い値が出ました。
特に、4K QD32の値が優れているので、速度面だけで判断すれば、現状では万能のHDDケースではないでしょうか?
Z87 ExpressのSATAポートに接続して測定した計測値を100とした場合の比率を表示し、3種のHDDケースの中で最高の値を色付けしました。
-
購入金額
1,980円
-
購入日
2013年10月01日
-
購入場所
パソコンショップ Ark
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。