GeForce 9500GT搭載のロープロファイルグラフィックボード…なのだが、ECS製という国内ではあまり見ない品。ECSのマザーならちらほら見るんですけどね。おそらくBTOPCに組み込まれていたものがパーツとして放出されたモノと思われる。

ブラケット・DVI固定のネジが1本無くなっていたり、そもそもブラケットの基盤裏ネジ穴が基盤には無かったりと、後から別のロープロブラケットを付けたようにも見える。

ロープロ9500GTについては以前登録したものが2枚もあるので性能については今更書く事もないのだが、Leadtekの2枚がGDDR2 512MBのVRAMだったのに対して、このECSはDDR2 1GBという大容量VRAMをロープロファイル基盤にぶちこんでいる。速度よりも容量＆コスト重視のスペック。

おかげで裏面にもメモリチップがつめこんである。

また画面出力端子もLeadtekとは異なる。

 9500GTは大抵HDMIを備えており、上記LeadtekもDVIモデルはHDMI装備。しかしECSはそんな高級規格コネクタは省く！DVIとTV-Outという渋さ。さすがECS。

現品には無いが、恐らくフルプロファイルブラケットにはD-Subが付くのだろう。

ファン搭載タイプのクーラーも飾りっ気の無いごくごくシンプルなデザイン。ファンのロゴシールのみが自己主張している。茶色のグラデは喫煙環境下で使用されていたらしくヤニ汚れ。

基板上の部品もまさにコスト重視といったところ。ある意味ECSらしさがにじみ出ている。

9500GT自体、AMDのAPUはもちろんIntelHD系の一部にも及ばない性能なので、最早実用的な出番は無いようなものなのだが、ECS製という珍しさにつられてゴミ袋に入っていたものを譲ってもらった。

…ええ、ゴミ袋に入ってただけあって画面出力しませんでした。ファンは回るんですけどね。
コンデンサにふくらみが見えるし期待はしていなかったのだが、動けばもう少しネタになったのに。