Ultra160 SCSIに対応し、内部68Pコネクター、外部68Pコネクターをそれぞれ1つずつ備えているという、割合シンプルな構成の製品です。LVD-SEブリッジなどは用意されていないため、LVD機器以外を接続するとUltra Wide SCSIの速度に低下してしまいます。
標準モデルの他に、ロープロファイルPCIスロット用のブラケットを備えたAEC-67160Vや、Macintoshに対応したAEC-67160Mなどのバリエーションモデルも展開されていたようです。
当時Ultra160 SCSIのホストアダプターとしては比較的安価であったという以外、目立った特徴は無い製品ですが、ACARDが得意とするSCSI-IDE変換アダプターとの組み合わせではメリットがありました。
当時CD/DVDの書き込みソフトはドライブを決め打ちして作られていたことから、SCSI-IDE変換アダプターを経由して接続した光学ドライブは、書き込みソフトから正常には認識されず、書き込みに使えないということがありました。しかし、このAEC-67160とACARD製アダプターの組み合わせでは、同社製の書き込みソフトや、その他一部の他社製ソフトウェアできちんと認識するように設計されていていたのです。
今となってはそれほどメリットを感じる部分はありませんが、実は私の場合は完品かつSCA80P-Wide68Pの変換アダプタ2つセットで100円という購入価格であり、ケーブルや変換アダプター1つでも十分元を取れるという理由での購入です。
PCI Express世代のマザーボードではPCIスロット用のSCSIホストアダプターが正常動作しないものも多く、これ単体での価値はあまりありませんが、付属品代+コレクション代として考えれば素晴らしいお買い得品だったといえるでしょう。
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購入金額
100円
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購入日
2010年08月頃
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購入場所
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