たまにですが、サーバー・ハイエンドワークステーション系のパーツが安く売られていると、使う可能性も殆ど無いのに無性に欲しくなって買ってしまうことがあります。
例えば以前購入したこちらなどはその例です。
一応仕事で設定変更ぐらいはしなければいけない場合がありますので、現物を持っておくこと自体は悪いことではないのですが、では実際に自分がSAS RAIDの常用環境を構築する可能性があるかと言われれば、恐らく可能性はほぼゼロです。
当然いくら興味があるとはいっても、この類のパーツは新品でごく普通に購入すると非常に高価ですから、実際に購入したものは元値からは想像も付かないくらいの安売りに出くわしたために購入したものばかりなのですが。
先日NTT-Xストアの箱汚れ処分コーナーに、富士通のIAサーバーPRIMAGYシリーズ用のオプション類が大量に出てきたことがありました。LGA2011/1366向けのIntel Xeonなどが中心でしたが、もう一つ多かったのがディスクアレイコントローラー、即ちRAIDアダプターだったのです。
商品登録は富士通の型番名で行われていましたので、その型番を片っ端から検索して、OEM元のAvago(旧LSI Logic、AMI)における型番と対比させた上で、客先で使う可能性があると思われた、このPY-SR2W0を購入してみました。Avagoにおける型番は、MegaRAID SAS 9280-8eとなります。
本来の価格からすれば冗談のような販売価格
さすがにサーバー向けのオプションパーツですので、メーカー出荷時点で化粧箱等は用意されておらず、茶箱に型番等が記載されたラベルが貼付されただけの簡易包装でした。
たたき売りとはいえ新品処分品でしたので、きちんと富士通が発行した保証書が添付されていました。
ボードはごく普通のAvago MegaRAID SAS 9280-8eそのものです。まだPCに組み込んでいませんので、BIOSまで純正と同じかどうかは判りませんが、富士通のPRIMAGY向けオプション一覧には、Avago側の型番も記載されているほどですから中身もそのままなのではないかと思います。
AMI時代のMegaRAIDシリーズは、例えばDELL向けののこちらなどはBIOSはカスタム版が使われていました。
昔はサーバー向けパーツのジャンク処分などが豊富にありましたので、私もこの世代のパーツは結構持っていますし一時期は使ったりもしたのですが、今では使うとしても検証向けなど限られた機会だけでしょう。
今回の購入金額であれば、一回でも使う機会があればそれで十分と思える程度でしたので、私のようにたまに仕事で使う可能性があるという程度の人間が検証に使うためには、極めてお買い得だったと言ってしまって良いでしょう。まあ、普通のPCユーザーにお勧めできるような品物ではありませんが…。
-
購入金額
3,000円
-
購入日
2018年03月24日
-
購入場所
NTT-Xストア
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。