NFCで簡単に接続設定や電源を入れることもできるので、とても便利に使っています。
そこで、今回はNFC対応コンパクトデジカメを買ってみました。
実は、Xperia Z1は、内蔵デジカメが良くなったことが売りなのです。
F2.0の明るいGレンズで、センサーもこれまでのスマホに比較すると大きい1/2.3型です。
2,020万画素の解像度で、シャッターを押した前後30コマ 合計60コマの撮影ができたり、ARを一緒に写し込むことが出来たりと、遊び心も満載です。
しかし、私にとっては、所詮スマホのカメラなのです。
ズームは、超解像技術を使ったデジタルズームなので、ちょっとした倍率であれば問題ないと思いますが、高倍率ズームは望めません。
遊びやちょっとした記録には充分過ぎる機能と画質なのですが、これで積極的に撮影するかというと、"否"なのです。
スマホは常時携帯しているので、ちょっとした記録には最適なのですが、なかなかチャンと撮ろうとすると、不慣れな面もありますが、上手く撮れません。
Xperia Z1の発表と同時に面白いデジタルカメラが発表になっていました。
レンズ型デジタルカメラという面白い形状のカメラです。
気にはなっていたのですが、Xperia Z1契約(2013年10月30日)時点では、好評に付き品切れ!予約受け付けます。状態だったのです。
最近になって、在庫が潤沢になったようで、予約しないで店頭で購入することができました。
レンズ型デジタルカメラとして、DSC-QX10とDSC-QX100という二つのラインアップがあります。
DSC-QX100
高画質を謳い、1型というコンパクトデジタルカメラの中でも非常に大きいセンサーを使い、F1.8という、ボケの綺麗な明るいレンズを搭載しています。画素数も2,020万画素あります。
しかし、35mm換算で36mm-128mmという画角しかカバーできません。
個人的には、ワイド側の画角の狭さが許せません。
また、大きさもちょっと大きめなので、常時カバンに忍ばせておくのは…
DSC-QX10
こちらは、1/2.3型センサーで、F3.3-F5.9の明るさで、1,820万画素です。
35mm換算で、33.5mm-335mmという10倍ズームです。
センサーのサイズは、Xperia Z1と同じ1/2.3型で、レンズの明るさや画素数は、Xperia Z1より劣ります。
しかし、10倍の光学ズームを搭載していて、どちらかというと、こちらが一般的なコンパクトデジタルカメラの光学系に近いのではないかと思います。
高画質で撮りたい時は、Nikon D800Eがあるし、コンデジだって、防水でマクロに強いDSC-TX30や、Wi-Fi SDカードが使える、 EX-ZR100があるので、コンパクトで高倍率ズームのDSC-QX10を購入しましました。
先ず、パッケージが面白いです。
円筒形のパッケージに、付属品(取扱説明書類,バッテリー,ACアダプター,micro USBケーブル,ストラップ)と共に収まっていますが、実に無駄な空間が多いパッケージです。
円筒形の高さ方向は1/3位に縮められると思いますが、
さすがはSONY。パッケージにまで遊び心が溢れています。
付属品は最低限のものしかありませんし、取扱説明書も実にシンプルです。
リファレンスガイドが、30cm四方の紙に両面印刷1枚。クイックスタートガイドが42cmx15cmの紙に両面印刷1枚。あとは、ストラップの付け方が書いてある紙と保証書です。
DSC-QX10は、デジタルカメラとしてみると、様々な機能が足りません。
先ず、ファインダー(液晶画面)がありません。
ストロボも搭載していません。
もちろんレリーズタイマー設定もできませんし、表示と言ったらバッテリー残量とメモリカード未装着等のインフォメーション的な小窓しかありません。
最近のデジカメでは当たり前のようについているHDMI出力もありません。
単独では撮影モード等の設定ができません。
操作ボタンは、ズームスイッチとシャッターボタンと電源ボタンのみです。
image:mi_18080_1385182363_355170368.jpg:|:電源スイッチとマイク]
その他には、スマホ取り付け用ブラケットの取り外し用スライドレバーがあるだけです。
しかし、これをXperia Z1と組み合わせると、とても面白いのです。
①Xperia Z1の画面を表示(スリープから起こす)させ、Xperia Z1とDSC-QX10のNFCマークをタッチさせます。
②DSC-QX10の電源が自動で入り、Xperia Z1では、PlayMemories Mobileというアプリが自動起動して、スマホとDSC-QX10をWiFiで接続します。(この時スマホは外界のWi-Fiとは遮断されます)
[imagemi_18080_1385182615_1689511355.png::|:接続イメージ]
③Xperia Z1にデジカメのインターフェイスが表示され、DSC-QX10の様々な操作ができます。
Xperia Z1の画面を回転対応にしておけば、Xperia Z1をランドスケープにした際には、画面一杯にデジカメのファインダーが表示されます。5インチの表示部を持ったコンデジなんて他にありません。
④Xperia Z1のタッチパネルでフォーカスを合わせたい部分をタッチすると、そこにフォーカスが合いシャッターボタンで撮影ができます。
シャッターボタンとズームスイッチは、Xperia Z1の画面に表示されているGUIで操作することもできますし、DSC-QX10本体のスイッチやボタンを操作しても動作します。
カメラ本体と表示部を切り離して、スマホ画面を見ながら、デジタルカメラ本体のズームレバーを操作し、シャッターボタンを押すこともできます。
⑤モードを静止画から動画に切り替えると、DSC-QX10に内蔵されたステレオマイクで音も録れ、当然 Full HDでの動画撮影ができます。
⑥撮影されたデータは、基本的にDSC-QX10に挿したメモリーカード(micro SD若しくは、MemoryStick micro)に蓄積されますが、サムネールをXperia Z1に転送させることもできます。
DSC-QX10には、スマホ用ブラケットが付属しているので、ブラケットでXperia Z1を挟めば、パッと見、ちょっと大き目なコンパクトデジタルカメラに見えます。
急に方向を変えたりすると、若干画面が遅れて表示されますが、問題になるほどレスポンスが悪いわけではありません。
また、DSRC-QX10単独で電源を入れ、画角を一番ワイドにしてメクラシャッターを切っても、35mm相当で33.5mmの画角なので、大雑把に撮影することもできます。
しかし、普通のデジカメとして使うためには、スマホの画面を表示させてNFCでリンクを取り、DSC-QX10をスマホに取り付ける作業が必要なので、このデジカメをメインのカメラとして使う使い方はお勧めできません。
NFC非対応のスマホの場合は、スマホでPlayMemories Mobileというアプリを起動すると、カメラの検索を行い、繋ぎたいカメラを選ぶと、スマホとデジカメを接続することができます。
いずれにしても、撮影しようと思ってから30秒位経過しないと撮影できる状態になりません。
今時のデジカメは、電源ボタンを押して1秒以内で撮影できるのは常識です。
DSC-QX10程の価格を出せば、普通の立派なコンパクトデジタルカメラが購入できます。
しかし、スマホとデジカメはWi-Fi接続なので、表示/操作部とデジカメ部を分離しても当然のことながら動作してくれます。
ここで、DSC-QX10の強みが出てくると思い私は購入しました。
なんといっても、圧倒的に小さいデジタルカメラです。
トイカメラ並みの大きさで、1,820万画素10倍ズームのデジタルカメラなのです。勿論Full HD動画も撮影できます。
小型なので、一脚の先に付けて、狭い場所や高い場所から撮影したり、先日購入した三脚用エレベーターに付けて、デスクトップPC内部にズームイン!なんてこともできそうです。
普通では撮れそうにない写真や動画が撮れるのではないかと期待しています。
面白いおもちゃなので、今後レビューの撮影などに使って行きたいと考えています。
下記は、先日のゲーム・パソコン&PC-DIY EXPO会場を中央通りを挟んだ反対側から、ワイド端,テレ端で撮影したものをリサイズしました。
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購入金額
24,980円
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購入日
2013年11月15日
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購入場所
ヨドバシカメラ マルチメディア秋葉原
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