ドラムスティックは消耗品。
消耗品は基本登録しない、というポリシーからすると反するが、分類しだいでは「タレントグッズ」かもしれんww
ドラムスティックはプレイヤーシグネイチャーモデルが多い。
大体の長さや太さは決まっているが、長めが好きなひと/短いのが好みのひと、太めが好きなひと/細いのが好きな人、チップと呼ばれる先の形状、スティックそのものの材質....
プロのプレイヤーは自分の腕の延長であるスティックにこだわりがある。
そしてこだわって造られたスティックは同じようなプレイをする/もしくは/同じような体格のアマチュアにとっても使いやすいことが多い。
cybercatが普段使用しているのはパールの106SH。SHは「スペシャルヒッコリー」の略でクルミ科の広葉樹木であるヒッコリーの選別製造版だった。だった、というのは今はライン落ちしていて、通常のヒッコリーモデルである106Hしか残っていないからだ。ただこの「106」という型番のスティックは大定番ともいえる人気のある型番で、今でも多数の材質で作られるパールのドラムスティックの主力商品のひとつ。
実はこれもシグネチャーモデルで、村上“ポンタ”秀一モデル。15φ×405mmの大きさで、これは径が13~16mm、長さが400弱~430mm程度までというドラムスティックの中では標準長で気持ち太め。先はボール型と呼ばれるものでスティックの角度にかかわらず均一のパワーがある音が出るということで、オールラウンドセッションドラマーでアイデアマンの彼の道具は実にオーソドックスでどんなスタイルでも使いやすい。
自分はこの106のなかでもしなやかな「スペシャルヒッコリー」が気に入っていて、かつてダース単位で纏め買いしているので当面スティックは不要。叩く頻度も前ほどではないし。
そんな自分が5年ぶりくらいに買ったのが、本品。
グリップ部分の黄色の塗装も鮮やかなジルジャン(Zildjian)のスティック。そうジルジャンとはシンバルメーカーの。
良質なスティックメーカーでもあるジルジャンはメイプルという硬く軽い材質のスティックで日本に参入したが、現在はヒッコリーも扱う(薀蓄:スティックの材質は大きく3つ。ヒッコリーは粘りがあり折れづらくもっともスタンダード。これに重くパワーがあるオークと軽く硬いメイプルが続く。)。
そしてチップはナイロンチップ。木のチップと違ってアタックが硬めで粒立ちが良い。その形状は、スクエアタイプでボールタイプ同様角度による音色の差は少ないが、よりパワーが出やすい。
サイズは14.2φ×410mm、標準的な太さでチョイ長め。実は本品は川口千里ちゃん
シグネチャーモデル。師匠である菅沼孝三と同型のモデルで、菅沼モデルが“手数王”らしく、滑り止めの特殊コーティング仕上げなら、千里ちゃんはイエローにトレードマークのヤモリのマーク入り。使ってみると彼女のプレイを支える機能・特徴が見える。まず、2本単位の購入も1本売りが基本で自分でよいバランスのペアを見つけるのが普通のスティックが多い中、これはあらかじめ2本のバランスがとられたセット売り。ナイロンチップは硬く粒立ちが良く、高速プレイでもアタックが埋もれない。黄色の塗装は滑り止め効果もあり汗で滑らないし、ショルダーの絞込みが比較的急な形状はアタマ側にバランスがあり、パワフルなドラミングが可能。実に“手数姫”らしいw彼女の手数が多く粒だったプレイはこの道具によって生み出されるのか...と理解はできたが、自分的にはやっぱり慣れた106SHの方が叩きやすい。コレクション行き決定?ww
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購入金額
1,300円
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購入日
2013年04月12日
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購入場所
銀座ヤマハ
退会したユーザーさん
2013/07/09
こうなると各アーティストモデル
をコンプリートするまで止まらない?(・・?
cybercatさん
2013/07/09
つか、好きなプレイヤーの道具を使うと、彼(女)らのプレイがいかにして成されているのかわかって面白いです。
...そういえば大好きなドラマーなのに村石雅行モデル持ってないな(ぉぃ
北のラブリエさん
2013/07/09
私なんて大好きなリッチー・ブラックモアモデルのストラト買おうかといつも悶々としていますw
名前代でめっさ高いんですよねw
cybercatさん
2013/07/09
背中、ばぁ~~んと押しましょか?ww
北のラブリエさん
2013/07/09
cybercatさん
2013/07/09