家の回線を ADSLからフレッツ光に変更するにあたり、宅内の LAN環境を見直すことにしました。
なんとなく繋げっぱなしにしてしまっていた BUFFALO WLA-L11Gを外し
ブリッジして使っていた時は問題なかったのに、なぜか単体でアクセスポイントとして使用し始めたら外にアクセスできくなってしまった PLANEX MZK-MF300Nを外し(これは私の設定のせいか(--; )
受信感度の強い無線アクセスポイントを探していました。
極力お金をかけたくなかったので B社製や I社製は最初から外し探していたところ、上海問屋にて高感度アンテナを 2本搭載した 802.11n対応 無線LANルーターを見つけました。
販売ページにはメーカー名などは載っていませんでしたが、届いてみたら B-LINKという聞きなれない海外製品でした。
入っていたモノは先頭画像のように、本体、ACアダプタ、英語の説明書だけで、日本製の様に LANケーブルが入っているような事はありませんでした。
本品の詳細は製品ページにて確認していただくとして、まず目を引くのは大きい 2本のアンテナでしょう。
このアンテナは、180度可動し据え置き/壁掛け時に好きな位置にセットすることが出来ます。
このアンテナのおかげか今まで使用していた無線アクセスポイントよりも端末での受信状態が上がりました。
4ポートのHUBも付いているのですが、残念ながら 100Mbpsになっております。
前面には無線の状況とポートに対応したインジゲータが付いています。
サイズは 173 x 118 x 175mmくらいなのですが、アンテナが大きいのでそれなりに場所をとります。
あと設置時に気になったのが、ACアダプタのケーブル長が 120cmと短めなので、設置場所からコンセントまでの距離がある場合は延長コードなどを用意しておいた方が良いでしょう。
もっとも、PLANEX MZK-MF300Nのケーブルも 150cmくらいでしたので、大差が無いとも言えますが。
実際の設定ですが、説明書が英語の上簡単な事しか書いていなかったので、ルーター機能を使わずアクセスポイントとして使う時の設定方法を示します。
設定には LAN接続出来る PCなどが必要なので、「192.168.16.1」に接続できるよう設定しておきます。
PCと本品を繋ぎブラウザから「192.168.16.1」にアクセスすると、IDと Passwordを聞かれますので説明書にあるものを入力します。
ウィザード形式で簡単な設定が出来ますので、左上にある「Quick Setup」タブをクリックします。
最初は WAN側の設定なのでルータとして使用する場合は、該当のものを指定します。
ここでは APとしてしか使わないので、「DHCP(Auto Config)」を指定し、「Next」ボタンをクリックします。
続いて SSIDやセキュリティの設定になります。
セキュリティは「Quick Setup」では「WPA2 - PSK」か無しかしか選べませんが、詳細設定で他のセキュリティも使えます。
記入が済んだら「Apply」ボタンをクリックします。
「Quick Setup」はこれで終了ですが、通常の方はこれだけでは既存の LANに接続できないですね。
続けて、セグメントの変更、DHCP設定、DNS設定、無線LAN設定、管理者パスワード設定、タイムゾーン設定を見ていきます。
普段使用しているセグメントに変更するため、「Network」タブの「LAN」タブを開きます。
ここで、IPアドレスを設定し「Apply」ボタンをクリックすると、接続できなくなる旨メッセージが表示されます。
「OK」ボタンをクリックします。
このままの状態ではアクセスできないので、上記で設定した IPアドレスに接続できるように PCの設定を変更した上で、上記で設定した IPアドレスにアクセスします。
続いて、「Network」タブの「DHCP Server」タブを開きます。
本品をルータで使用する人はここで DHCPサーバーの設定を行えます。
うちでは既存ルーターで設定しているので、「DHCP service」の「Start」のチェックを外し、「Apply」ボタンをクリックします。
続いて、「Network」タブの「DNS」タブを開きます。
契約しているプロバイダから指定されている DNSサーバーのアドレスを入力し、「Apply」ボタンをクリックします。
無線LANの設定は「Wireless」タブで行います。基本的な設定は「Basic」タブで行えます。
先に書いたセキュリティを他のものに変更したい場合は「Security」タブから行ないます。
上図にあるものが使用できるので、必要な人はここで設定します。
管理者パスワードは説明書に書いてあるので、こちらも変更しておいた方が良いでしょう。
「Management」タブの「Password」タブを開きます。
パスワードを変更し「Apply」ボタンをクリックすると、パスワード入力画面が開きます。
IDとパスワードを入力すると元の画面に戻ります。
本品は海外製品だったので、タイムゾーンがずれていました。
「Management」タブの「Time Zone」タブを開きます。
Time zoneを日本(GMT +09:00)に設定し、必要ならば NTPサーバーのアドレスを変更します。
「Apply」をクリックして設定は完了です。
大体この程度の設定を行っておけば接続は問題ないと思いますが、心配ならば無線LANの設定で SSIDをブロードキャストしないようにしたり、マックアドレスで接続制限などをするとなお良いでしょう。
今回 2台購入し、既に設置してから 3日経っていますが特に問題なく接続できています。
それどころか前よりも端末側で立っているアンテナの本数も増え、安定して接続出来るようになりました。
ちょっと無線LANの設定を知っていないと不安なところが大きいとは思いますが、高感度アンテナを持ったモデルとしてはコストパフォーマンスは良いと思います。
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購入金額
2,999円
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購入日
2013年06月23日
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購入場所
上海問屋
れいんさん
2013/06/27
これとっても
私、気になります。
だって白色のアクセスポイントってあんまり見かけませんもの
atsuo@tokyoさん
2013/06/27
色できたか(^^;
とりあえず 3日は安定して運用できているので、今後も問題が無ければ良いのだけど。
notokenさん
2013/06/29
TKIPとWEPは論外です。
atsuo@tokyoさん
2013/06/29
今まで WEPにしていたので、これを機に WPA2に切替えたいと思っているのですが、まだ BUFFALO WLA2-G54等も残っており、完全移行には少し時間がかかります。
はるおさん
2013/11/20
最近購入したのですが
無知なもので多少教えてください。
APとして使用するときルーターとの接続はWAN端子でいいのでしょうか?
それともLAN端子にブリッジ接続しなければいけないのでしょうか?
LAN端子だと100mbpsなのでせっかくの300mbpsが活かせないと思うのですが。
あとDNSのアドレスはルーターのアドレス(デフォルトゲートウェイ)と同じでしょうか?
quicksetupのstaticmodeとはどのような時に使うのでしょうか?
初心者のためご教授お願いします。
atsuo@tokyoさん
2013/11/20
はじめまして。
私は独学でやっているので、間違いがあるかもしれませんが、分かる範囲で回答いたします。
> APとして使用するときルーターとの接続はWAN端子でいいのでしょうか?
> それともLAN端子にブリッジ接続しなければいけないのでしょうか?
本機をルーターとして使わないのならば、HUB側(LAN端子)に繋いでください。
100Mbpsしか使えないのは安価なので仕方がないとあきらめるしかないでしょう。
また、無線の 300Mbpsという表記もあくまで理論値なので通常使用でそこまで出る事はまずありません。
LANの構成によって有線LANがギガビットのモノか、100Mbpsのモノにするか決めると良いでしょう。
私の場合は基本的には無線LANルーターを使う場合、宅内LANの末端で APとして使用するので有線LANは 100Mbpsで十分と考えていますが、基幹となる部分(ルーターやブリッジとして経路途中に入れる場合)にはギガビットにしたいと考えています。
> あとDNSのアドレスはルーターのアドレス(デフォルトゲートウェイ)と同じでしょうか?
通常はそれで問題がないと思います。
私の場合は以前に他の機器でうまく外部に接続が出来なかったことがあったため、接続しているプロバイダから提示されている DNSのアドレスを入れていたりします。
> quicksetupのstaticmodeとはどのような時に使うのでしょうか?
staticの名前の通り、静的アドレス(固定IPアドレス)を WAN側に入れる時です。
自宅でサーバー等を立ち上げている人だと、ドメインを取って固定アドレスで運用している方が多いかと思います。
最近は固定IPアドレスを取らなくても外部から宅内のNASやWEBカメラにアクセスできる仕組みが増えているので、個人では使われることが少なくなっているのではないでしょうか(私の勝手な推測です)。
大体、こんなところでしょうか。
基本的には設定を変えても繋がらなくなるだけなので、いろいろ設定してみて試してみるとよいでしょう。
はるおさん
2013/11/20
早速の返答、ありがとうございます。
私も先日までMF-300Nをルーターと接続しAPモードで使用してました。
ただ電波の飛びがマイチだったのと突然IPアドレスが変更になったり
不安定だったのでこれに買い換えました。
300Nのように単純にAPモードとかがあるものだと思ってました。
最近のメーカー製の物は接続しているルーターを自動で判断し
APモードにしてくれるらしいですがこの製品は無いみたいですね。
二重ルーターにすれば300mbpsも活かせるのかも知れませんが
逆に速度低下をまねいたり不具合が発生しやすいような気がして
気が引けます。
おっしゃる通り実際100mbps以上も出るのは稀でしょうから
私も有線はルーターに接続してますので無線の方は割り切るしかなさそうですね。
いろいろ設定をいじってみたいとおもいます。
有用なレビューありがとうございます。
おかげで参考になりました。
また、何かありましたらよろしくお願いします。