今まで使っていたThecus N4100+が、RAID5で組んでいたArrayが縮退モードになったため、購入しました。
その後RAMが飛んでしまったのか、電源は入るものの、その後OSが立ち上がらなくなるといったトラブルに見まわれたので、その時点で購入しておいて正解でした。
CPUやメモリがやや貧弱だが、価格を考えればこんなもの
スペックは以下のとおりです。
Marvell® Armada 370 1.2GHz
メモリ 512MB
ドライブベイ 4
ディスク SATA/SSD 2.5インチまたは3.5 インチ
選択可能なRAIDレベル JBOD/0/1/5/6/10 X-RAID2
ホットスワップ対応
10/100/1000イーサネットポート 2
USBポート USB2.0x1 USB3.0x1
eSATA拡張ポート 1
これといって戸惑うことはなかったと思います。
セットアップした時の状況はよく覚えていないのですが
特に何も迷うことなく設定を完了させているので導入難度は低いはずです。
X-RAIDで構築すれば容量拡張も自動でOK
RAIDモードは標準ではX-RAIDになっていたかと思います。
http://www.netgear.jp/support/download/short_article/RNOS6_SWUM_22802.html
X-RAIDの場合、基本的にはRAID5でアレイを構築するようですが、大容量のHDDに入れ替えた際に自動で容量拡張が行われます。
例としては以下のような感じです。
・初期 1TB HDDを1台
使用可能容量1TB冗長構成なし
・1TBのHDDを追加
パリティ領域として設定され使用可能容量1TB
・更に1TBのHDDを追加
使用可能容量2TB
・更に1TBのHDDを追加
使用可能容量3TB
・1台を2TBのHDDに換装
使用可能容量3TB
・更にもう1台を1TBから2TBに換装
使用可能容量4TB
おそらくはこれと同じようなことをしているのだと思います。
http://ruzia.hateblo.jp/entry/2014/01/04/203603
注意点としてはHDDを換装する場合は1台ずつとなることです。
基本的にはRAID5なので、1台だけであれば縮退運転ができますが、2台のHDDがなくなるとデータロストしてしまいます。
現在は東芝のMD04ACA400を4台入れています。
HDDは最初に2台、あとから2台買って別々に入れました。
RAIDモードはX-RAIDで、HDDを追加した際は、自動で拡張が始まりました。
なお、アレイのリビルド中も、NAS内のデータにはアクセス可能です。
CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は以下のとおりです。
CPUやメモリの関係で、同時アクセスが多かったりするとパフォーマンスが落ちるかもしれませんが、必要十分な速度が出ているので、問題は無いです。
参考として、N4100+でのベンチマークスコアを載せますが、N4100+と比較すると格段に早いです。
Linuxで動いているので、前のN4100+と同様、踏み台用のSSHサーバとして使っています。
LinuxはDebianベースのもののようです。
大容量NASを組むにはお手軽で一番安いNAS箱
CPUやメモリはやや貧弱ですが、2万円強で4ベイなので、コストパフォーマンスは非常に高いと思います。
少し前であれば、手間さえ惜しまなければ、HPのMicroServerでSambaでファイルサーバを立てるという選択肢もありましたが、今やAMD CPUのものは新品では入手困難ですし、Gen8になってインテルアーキテクチャになったら価格もがくっとあがってしまいました。
更に、現在ではHPはサポート契約を結ばないと最新のファームウェアを入手することができなくなってしまっています。
バッファローのLinkStationやIOデータのLAN DISKなどに比べると、初期設定の敷居は高いですが、それでも初期設定はさして難しいことも無いので大容量NASを構築しようと考えているならオススメです。
尚、メーカーでは6TBのHDDまでしか検証していませんが、8TBのHDDでも動作報告があるので、RAID5で24TBまで構築可能です。
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購入金額
23,544円
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購入日
2015年08月頃
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購入場所
ツクモex
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