勿論、私自身WD Sentinelは持っていませんので、自分のファイルサーバーで使うつもりで買ったわけです。というのもWD Sentinelの製品情報に「RAID Edition」のHDDを採用しているという記述がありましたので、それならWD REシリーズの何かが使われているのは間違いありませんから、Caviar Greenを掴まされる可能性はまず無いと思ったのです。現状ではWD20EARXは元気に動いているのでまだ良いのですが、WD20EARSは結局全滅してしまいましたからね。よほど安くないとCaviar Greenは積極的には選ばないと思います。
実は手に持った時点で重量感がありましたので、Caviar Greenではないことは確証が持てました。箱を開けて出てきたのが本機だったというわけです。
ちなみに本機のスペックは誤解されがちですが、回転数でIntelli Powerと記載されていて、上限5,400rpmのように見えるものの、実際には5,400~7,200rpmの間での可変であり、世代の割には比較的高速なドライブとなっています。また、64MBというキャッシュ容量は当時のHDDとしては極めて大きい容量であり、デュアルプロセッサーの採用という点などからも速度性能を重視した製品とみることが出来ます。
ただ、その割にインターフェースがSATA 3.0Gbps止まりという点や、ディスク枚数が4枚(つまり500GBプラッター)という辺りは、現代的な水準の製品と比べると少々見劣りする部分です。特価販売されていたのも型落ちという意味合いが強いからでしょう。
一応エンタープライズ系の製品であり、単体販売時の保証期間が5年間というところは、さすがにコンシューマー向けとは位置付けが異なることを示しています。
現在のWesternDigitalの製品ラインアップでは、NAS向けとしてWD Redシリーズが用意されていますが、これはCaviar Greenがベースとなっている製品です。一方、こちらはCaviar Black系の構造に省電力化技術を組み合わせたような製品となっていて、個人的にはこちらの方により魅力を感じるのです。
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購入金額
8,980円
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購入日
2013年05月11日
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購入場所
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