当時CD-RドライブなどではATAPI接続のドライブに変換基板を組み合わせてSCSI接続にしていた製品が出ていましたが、この製品はTOSHIBA製のSCSI接続ドライブ、SD-M1401を採用したネイティブSCSIのドライブでした。
読み出し能力はDVD-ROMが10倍速、CD-ROMが40倍速ということで、当時としては最高水準の速度でした。現在でも速度だけで見れば実用的な範疇といえるかと思います。
既に10年以上も前の製品であり、CPRMなどの存在は考慮されていませんので、さすがに利用法は限られるものと思います。
なお、一般的に店頭で入手できた製品としては、この製品に採用されたSD-M1401は、Pioneer DVD-305Sなどと共に最終世代のSCSI接続DVD-ROMだったと考えて良いでしょう。もっとも、OEMを中心にもう一世代後にTOSHIBA SD-M1711という製品がリリースされていて、これが秋葉原等の一部ショップで入手できたことはありましたが。
この製品は内蔵バッファが128KBと少々少なく、またDVD-R/RW・DVD-RAMの読み取りがサポートされないなど、仕様面では少々難があります。SD-M1711ではこれらの弱点はほぼ解消されていたようです。
私自身、当時はPioneer DVD-303S/305Sを利用中で、予備用としてSD-M1401が欲しいと思い、買っておいたのがこの製品でした。ただ、PC-9821Rv20/N20に内蔵しているDVD-303Sは現時点でもきちんと動いていますし、予備のこのドライブの出番は結局ありませんでした。現在も箱に入ったまま倉庫で眠っています。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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