なので、以下の条件で探しなおしました。
・レンズ:4~7倍でZOOM時にF4以下の明るいレンズ
・画質:静止画画質がよいこと。
・価格:C-DSCなのでMAX4万以下
・外観:やすっぽく無いこと。
・AF:サクサク動くこと。
・その他:可動式液晶あり。
上記の条件を満たすモデルは案外少くなく以下の7モデルとなりましたが、画質・価格・外観・可動式液晶で考えると、MX-1,XZ-2になりました。
候補(MX-1,XZ-2,G16,P7800,X-20,LX7,EX-10)
MX-1,XZ-2で比較すると
・画質は、MX-1が良い味を出しています(ペンタックスグリーンってやつですね)。このレンズはテレマクロで背景がボケます。コンパクトではNo1。更に広角~望遠まで画像全体の解像度が4隅まで落ちないです。絞り開放でも画質が落ちずカタログ記載のMTF曲線とうりです。ちなみにこのレンズはオリンパスが開発したもので特許を出願されており、MX-1,XZ-2,EX-10はたぶん同じレンズ系列でしょう。イメージセンサーもソニーIMX144で同じだと思われます。
・価格は、XZ-2がかなりお安いです。
・外観は、現物見ると圧倒的にMX-1が魅力的で真鍮がいい感じ。あと表面が滑らないので持ちやすい。
・可動式液晶はほぼ同じ。
・AF性能は、MX-1が安定してサクサク高速に動作し予想外に良い。XZ-2はなぜかAFが迷う傾向で若干?に感じました。
デザインに関しては、最近のデジカメではあまりないクラシックな形状をしており、レンズリングなど多数の金属パーツを使用し懐かしの銀塩カメラを彷彿させます。そのデザイン性が認められ、ドイツの“レッドドット・デザイン賞 プロダクトデザイン2013”を受賞しています。その他としては、本体内RAW現像、歪曲補正、AF無限固定、1/8000シャッター(電子シャッター併用)、露出補正ダイヤル、1cmマクロ、静止画での光学
手振れ補正+電子式併用とかなりこだわって作られています。デュアルSRの手ブレ補正効果はシャッター速度換算で約5段でD-SLRなみで4倍時(112mm時)に1/4秒でもなんとかぶれない撮影が可です。なお、1/4以下は電子式手振れが余り利かないような感じです。レンズの明るさと手振れあわせるとZOOM時も暗い場所に非常に強いです。こだわり感じる点として、デジタルズームに超解像が無く普通のデジタルZOOMです。超解像は画質が悪くなるのでこういう余計な機能をはずしたのは流石です。
唯一の欠点はサイズですがサイズが大きいからもちやすく操作性がいい面あります。実際に日々MX-1で写真とるとD-SLRを持ち歩きたくなくなる程、良い絵をたたき出してくれます。若干値段も上がったのですがやっぱり買いです。いろんなサイトでも非常に好評なので以下を改善した後継モデル発表を期待しています^^;
きれいに写るカメラは画素数やセンサーサイズではなく、良いレンズ+サイズに合わせた最適な画素数センサ(1/1.7インチ12Mが限界?)+画像処理(Pentaxの味付け上手い)のバランスです。小さいセンサーでもまだまだできるだという証明ですね。ちなみに、D-SLRのプロ用最高モデル(フルサイズ)は、C社18M、N社16Mです。良い写真撮るには、画素数ではないんですよっていうことです。われわれユーザが高画素=高性能と求めるので、売るためにメーカも画素数を上げてるわけです。
このカメラを開発した開発陣は、カメラの本質をちゃんと理解できてる技術集団が作った思います。流行の技術・機能にとらわれず本当に必要な機能はこうだって感じで機能が押さえられて開発したのがよくわかります。
■次期モデルの改善要望箇所(でももう次期モデルはないかも)
・カメラを首から下げる金具の位置が悪いので首からカメラを下げるとカメラ上向きになってしまいます。
・レンズにフィルターのネジきり機構入れてほしい。
・電源起動時にレンズを保護する蓋をはずさないといけないのが少し面倒。ZOOMは手動でもいいです。
・厚み、重量を改善してほしい。
・ファインダーがほしくなってきます。外付けストロボも
■最後に・・・
スマホのカメラもF2.0レンズ、20Mセンサ、光学式手振れ、4K動画、光学ZOOMも搭載されはじめ、画質も廉価版コンパクトデジカメ並みにうつります。スマホ普及で生産数激減のデジカメ市場ですが、MX-1のような明るく高画質なレンズを搭載してD-SLRなみの絵を出せる+良いデザインがコンパクトデジカメ生残りの一つの方向性だと思います。
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購入金額
28,500円
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購入日
2013年12月30日
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購入場所
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