第一号のF-15Jが割と良い出来で話題になった、自衛隊装備品コレクションの第二号。
基本、陸モノへの興味が強いので、第二号を試しに手を出してみた。
ただ、第二号にしてモデルの側に問題あり。
車体形状は問題ないが、砲塔の形状に難あり。
防楯のテーパー位置(もっと前)と、くさび型の砲塔前面装甲の形状(もっと尖っている)間違っているため、実車と比較して正面からの見た目がかなり違って見える。
防盾とツライチになるはずの正面装甲形状が、完全に違う角度ですぼまっている。
モデルの最終チェック体制とか、どうなってんだろう?
砲塔は旋回可能だが、真横の位置で外れる。
また、ダイキャストの利用量が少ないのか、かなり軽い。
10式の特徴であるモジュラー装甲。
分割線が甘いので、実車の「浮いた」感じが出ていない。
車長用ペリスコープはちゃんと塗り分けてある。
残念な部分と、凝った部分が同居するフロントライト群。
ウィンカーとフォグ、パイプガードのモールドは抜きの関係からか、潰れている。
対照的に、前照灯部分はエッチング部品で立体造形し、埋め込み式前照灯の形状を良く掴んでいる。
砲手用ペリスコープは、モールドでなくエッチングで立体化されている。
ただし、曲げが少々歪んでる。
それでも、別部品とした心意気は大いに賞賛したい。
RPG対策でもあるゴムスカートの表現は見事。
一枚板構成で、全て繋がっているのだが、見事に「分割しているように見える」のは、プリーツ状に一発整形しているから。
このアイデアは本当に秀逸。
まあ、モデルのほうは出来不出来が混合状態で、褒めるべきか貶すべきか迷う代物。
値段を考慮すると、今回は少々微妙過ぎる気がする。
なお、誰も気にしないだろうが、本の方には結構誤った記述が見られる。
特に酷いのが、これ。
えーと、誰だよこの記述書いた奴は(汗)
90式の主砲はラインメタル社の44口径120ミリ滑空砲で、55口径じゃない。
10式の主砲は90式より軽量だが、高初速化が成された国産の新型砲で、90式比較で大幅な威力増(一説に拠れば、ラインメタル55口径120ミリに匹敵)なんだが・・・・?
・・・取りあえず、よほど気になる車両が出ない限り、次は無いですねコリャ。
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購入金額
2,490円
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購入日
2013年05月02日
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購入場所
三洋堂書店
退会したユーザーさん
2013/05/02
いただけませぬね(・・;
ThinkRock(T-beet)さん
2013/05/02
なんか色々と見てると、陸ものが欲しくなってくるね
ここまで詳細に設定を語って貰えるとAFVに手を出したくなるなぁ…
Vossさん
2013/05/02
まあ、モデルのオマケが本という点を考慮したとしても、ウィキペディアですら言及しているレベルのことを間違えちゃうのは如何なもんかと思いますよね・・・・。
>T-beetどの
AFVは割と沼らしいですよ・・・・・・
船ほどじゃないにせよ。