レビューメディア「ジグソー」

【ゲーミング】を冠するノートPC ゲーミングたる所以は何処にあるのか!?

ノートPCではよくあるアングルのショット

でも液晶の光沢具合を表現しようとなると結局こうなります

 

レビュー項目

・Lesance BTO CL6X1W8-SG

・ホワイトボックスPCとは?

・主な基本スペック

・ベンチマーク

・ゲーミングのゲーミングたる所以

・総論

・ギャラリーと小解説

 

■ Lesance BTO CL6X1W8-SG

レ…リ…リーサンス???  レジェンドとルネサンスを足した造語だろうか…

正しくはレサンセと読みます(どうやら英語ではなくフランス語の造語だそうです)

Lesance(レサンセ)とはユニットコム(パソコン工房)から発売されているホワイトボックスPC全般に付けられているブランド名です

では・・・

 

■ ホワイトボックスPCとは?

NECやSONY等のいわゆるメーカーPCとは違い

パソコンショップやパーツショップが基幹部品を仕入れ手を加えた、オリジナルのブランドで販売するPCの総称です。 通常はショップブランドPC、ノーブランドPCと言われます

 

以下に、主な基本スペックをまとめました。ココという部分は赤い文字にしています

 

■ 主な基本スペック

モデル:          Lesance BTO CL6X1W8-SG

CPU:            i7-3630QM

液晶サイズ:     15.6インチ フルHD(1920×1080ドット)対応 光沢カラー液晶

チップセット:     インテル(R) HM77 Express チップセット

メモリスロット:   DDR3 SO-DIMMスロット×4

グラフィック:     GeForce GTX 670MX 3GB

HDDスロット:    2.5インチ用HDDスロット×1、mSATA(Full)×1

サウンド機能:   High Definition Audio subsystem

有線LAN:       1000Mbps Gigabit LANポート

無線ネットワーク:IEEE802.11 b/g/n対応ワイヤレスLAN + Bluetooth[本体内蔵]

内蔵PCカメラ:   200万画素カメラ搭載

外部出力端子:  ヘッドフォン/スピーカ出力×1、マイク入力×1、ライン入力×1、S/PDIFアウト(ミニプラグ型)×1USB 3.0ポート×2USB 3.0/eSATA兼用ポート×1、USB 2.0×1、ディスプレイ出力(DVI-I)×1、HDMI×1、MINI IEEE1394a×1、DisplayPort×1

 

外形寸法:約幅376mm×奥行256mm×高さ35~43mm

バッテリー持続時間:約3時間(JEITA測定法)

重量:約3.1kg(※バッテリー含む)

 

ノートPCに興味がある方はもうお解りだと思いますが…

赤い文字で示した部分はコストとの兼ね合いにより、よくスペックダウン(非搭載)される部分です

USB3.0ポートが計3つ モニター外部出力もDVI-I、HDMI、DisplayPortとかなりツボを押さえています

グラフィックボード(チップ)が変更できないのを除くとデスクトップ用mini-ITXマザーボード並みの拡張性(メモリースロットx4だとmini-ITXを超えています)

 

■ ベンチマーク

Lesance BTO CL6X1W8-SGより性能の劣るノートPCもあるのですが性能の低い物と比べても仕方ないので自作PCと比較してみます 共にTDP45Wで4コア8スレッドです

左:自作PC                i7-3770T(45W)    CPUクロック 2.5 GHz~3.7 GHz

右:Lesance CL6X1W8-SG i7-3630QM(45W)   CPUクロック 2.4 GHz~3.4 GHz

デスクトップ用Core i7 をノートPCの筐体に詰め込んだ感じです

 

ゲーミングと言われなくてもやってみるのがベンチマークによる性能チェックです

まずはCPU性能とグラフィック性能を計測できる CINEBENCH11.5を利用

左:自作PC i7-3770T+GTX650Ti                OpenGL 48.84fps CPU 6.20fps

右:Lesance i7-3630QM+GTX 670MX 3GB     OpenGL 43.10fps CPU 6.33fps

実際のゲーム性能とは違いますがOpenGLでATI HD4850の3割増し!

CPUはなぜかi7-3770Tを超えています

 

次は最近メジャーバージョンアップした3DMARKを実行 自作ユーザーなら知らない人が居ないほど有名なベンチマークソフトでゲーミングPCのチェックには丁度いいと思います これを自作PCで使っている GeForce GTX650Ti と比較

 

   左:デスクトップ用GeForce GTX650Ti    右:GeForce GTX 670MX 3GB

3065に対して ろ・・・640・・・これは比べた相手が悪かったか^^; ゲームどころじゃない数字だけど・・・

って内臓グラフィックがメインになっていました。コントロールパネル>電源オプション>高パフォーマンスを選択 NVIDIAコントロールパネルでも優先>高パフォーマンスに。

 

GTX650Ti の3065 に対してGTX 670MX 3GB は2290

この2290という数値は最新グラフィックボードに当てはめるとデスクトップ用の

AMD HD 7750 の10%up

NVIDIA GTX650 の15%up               数値は4gamerさんのページを参考にしました

なんという性能!!!

 

PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0

こちらも3DMARKと同じく2割ちょいのダウン  それでもGTX 650よりはいい数字なのかな

 

■ ゲーミングのゲーミングたる所以

性能のいいハード(部品)を寄せ集めるだけならどこのメーカーやショップでも作れるわけですが

このLesance BTO CL6X1W8-SG の最大の特徴はどこにあるのか・・・

 

予想ですが、BIOS画面でCPUクロックが多少はイジれる。あわよくばCPUやGTX 670MXのファン回転数が制御できれば面白いことになるな~と。

 

ではそのBIOSをチェック

これ・・・UEFI採用だよね? UEFIを採用していると見栄えのするインターフェイスだったりしますが、超素っ気無いBIOS画面です

Exit の項目にLaunch EFI Shell from filesystem device の表記があるのでUEFI採用なのは間違い無いようです

CPUクロックをイジるどころかWindows8を高速起動させるWindows Fast Bootの項目すら無いです(BIOSなら仕方ないけど)

BIOS画面とにらめっこ・・・おっ!Bootの項目にOS Selectの文字。決定すると

 

Others と Windows 8 の選択肢。怖々Windows 8を選んでエンターキーで決定

UEFI Boot の項目が出ました(写真右側) UEFI Bootを選択してEnable>決定

まだ何も変化ないな・・・

BIOSを保存して再起動 通常はF2キーを押してBIOS画面に入るんですが起動後すぐにBIOS画面が表示されました。で、何の変化も無く・・・もう一度再起動 またF2キーを押さずともBIOS画面・・・やばい!

BIOSがループ!!!

PSO2のレビューもあるのに、まさか壊れてないよね?

とにかくBoot項目のOS Select をOthersに戻す。と無事起動

この説明で解った方はかなりのPC通だと思います

結論は 組立後OSをインストールした際、UEFIではなく通常のBIOSからインストールされた。

だからUEFIを選択しても何も変わらない、むしろ今回のように起動しなくなる

 

ゲーミングのゲーミングたる所以・・・現状ではBIOS(UEFI)がイジれてないので「贅沢なハードウェアが満載」としか言えないです。それでも下手に自作するよりよっぽど性能が高い。

 

Lesance BTO CL6X1W8-SGを一言でいうと・・・

■ 総論

高スペック且つ拡張性があるが イジる必要の無いノートPC

イジりたい人はOSをUEFIで入れ直してください(イジれる様になるはず・・・)

 

Lesance BTO CL6X1W8-SGはバッテリー容量など、削っていい所も削らず好感がもてます

注文をつけるなら、17インチ液晶採用の上位機種では非光沢液晶を採用したモデルもあるので15インチクラスのゲーミングノートPCでも非光沢液晶のモデル(かBTO時の選択)を用意してほしいです

 

先日、知人と「スマホを持ってからPCの起動回数が相当減ったよね」という話をしました

いくら軽くて長時間バッテリーの持つウルトラブックでもスマホ+タブレットの波には勝てないのではないか。そう考えるとゲーミングノートPCが「ノートパソコン」の将来に大きな影響を与えるかもしれないと思います

 

■ ギャラリー(解説は追記します)


                       

 

                       

 

 

 

 

           

 

           

 

 

                      

 

                       

 

                       

 

           

 

                    

 「ユーザ」マニュアルはゴシック体と明朝体で書かれていて非常に読みやすい。サプライズは電源プランが電源プラソになっている点かな

9人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • カーリーさん

    2013/05/17

    UEFI起動出来るようにインストールし直しても
    特に設定項目に違いはありませんでしたー
    FastBootが使える様になるくらいかな。
  • まさむねさん

    2013/05/19

    カーリーさん
    コメントありがとうございます

    高速起動をオンにしていればFastBootは要らないぐらい速いですもんね

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