近年スマートフォンのカメラの画質の高画質化などでビデオカメラはスマホで良いと思っている人は多いのではないでしょうか。
私も今までスマホで動画を撮影しておりました。
しかし、スマホはあくまで携帯電話。いくら高画質を謳っていても安物のビデオカメラにすら負けてしまいます。
というわけでビデオカメラを買おう!となりどうせ買うなら最高スペックをということでHF G20を購入しました。
外箱 他のIVISシリーズより1回りほど箱のサイズが大きいです
こちらのビデオカメラはCMOSセンサーに放送用カメラなどにも使用されているHD CMOS PROというセンサーを採用しています。
このセンサーは画素数だけ見ると他のビデオカメラより下なのですがFullHD画質ほぼ同じ画素数でありリサイズ処理が不要になることで細部の輪郭までくっきりとした映像になるようです。
また、1/3サイズのセンサーに207万画素分だけがあるため1つの画素あたりの受光量が高く暗いところでの撮影でも明るく撮影することが出来ます。
そしてなんとこのHD CMOS PROセンサーは放送用カメラXF305などにも採用されておりプロお墨付きのセンサーと言っても過言ではありません。
こちらがG20本体
大型ディスプレイやフォーカスリング、高音質な内蔵マイクを搭載しています
レンズフード
本体にレンズバリアがついています
これは使わない時は画像右側にあるスライドスイッチを上に上げることでレンズを保護することが出来ます。レンズキャップと違い一瞬で開く事ができるため急な撮影シーンでも焦らず撮影を始めることが出来ます。また、レンズに指紋やホコリだらけなんてことも防げます(私の場合フードに結構ホコリがついていますが^^;)
このレンズフードがあることで太陽光から光線が伸びたり○が出来たりするフレアゴーストを押させることが出来ます。野外撮影でイラッとしたことがある人は多いのではないでしょうか
デュアルSDカードスロット
G20にはbuiltinMemoryが32GBあります。
私の場合PCへの転送などで便利上SDカードを使用する場合が多いです。
そんな時たまにあるのが転送する前に間違えて削除。
せっかく撮影したビデオも間違えて削除してしまったら元も子もありません。
G20では同時記録に対応しているためもしもどちらかのカードのデータが消えてももう片方でバックアップをしてくれます。
また、リレー記録にも対応しておりbuiltin→A→Bという感じで記録することができるため、超ロングビデオを撮影することも出来ます。
アイカップ付ビューファインダ
大型アイカップがついたビューファインダが搭載されています
こちらは野外撮影などで液晶の反射で見にくい時に使用すると直射日光下でもしっかりと撮影でき、使用頻度は少ないものの意外と便利です
多彩な撮影補助機能
メイン液晶は3.5インチと他のカメラと比べても2,3周りほど大きい物が搭載されています
また、画素数がたとても高くFullHDの約半分の画素数を持つ液晶パネルは粒が見えず撮影する時から高画質&大量の情報量を一気に見ることが出来ます。
安価なカメラの場合パネル解像度がとても低く液晶テレビなどに繋ぐまで高画質で見ることは出来ませんがG20なら撮影直後すぐに高画質で視聴することが出来ます。
現在画面には「カラーピーキング」「ゼブラパターン」を使用した映像を映してあります
まずカラーピーキングと言うのはマニュアルフォーカス使用の際に現在ピントが合っている物の輪郭に色を付けるという機能です。
いくら大画面と言っても3.5インチ。この画面では細かいピント合わせが完全には出来ないのですがこの機能を使うと簡単にピントが合っているところがわかります。
上の場合左側にあるマウスにピントが合っておりそこに黄色い線が表示されピントが合っていない後ろのアジシオとスピーカーはピーキングされていません。
少しズームしてマニュアルフォーカスを使用することで一気にプロっぽい映像が撮影できます。
次にゼブラパターンと言うのは白飛びが起きている部分に縞模様をつけるという機能です。
これは完全な白飛びと白飛びしそうな物+完全な白飛びの2つから選べます。
私の場合完全な白飛びのみにゼブラパターンを使用しています。
上の場合味塩の塩の色は網掛けされず光で白飛びしているトップの部分のみが網掛けされています。
マニュアル露出で設定する際に顔の鼻にかかるかかからないかにするととてもいい感じの映像になります。
ハイスピードAF
通常映像のみでオートフォーカスはされるものなのですがG20にはAF用のセンサーがレンズ下にありこのセンサー+映像を使用することで接写から一気に遠くを撮影しても一瞬でピントが合います。
ピント合わせに関してはSONYやPanasonic、JVCよりもCANONが最も早いですね。
強力手ぶれ補正
パワードISという機能を搭載しておりズームしながら歩いて撮影した時でもほとんど手ブレが気にならないレベルになります。
ちなみに手ぶれ補正は人によって好き嫌いが分かれてくるので購入する前に1度必ず触れてみてほしい機能ですね。Canonは少し動くときにカクカクした動きになる、SONYは大きく動くときにグニャグニャ動く感じです。子供の撮影などが多い方は大きく動く事の方が多いと思うのでCanonをおすすめします。
その他AGCリミットやノイズカット等多彩な撮影補助機能がありますがG20で特に良いと思う補助機能を紹介しました
シネマモード
この機能は殆どの民用機には搭載されておりません
映画のような画作りが出来ます
G20は主流の60iだけでなく30pや24pを選択出来24pで撮影すると映画フィルムのような映像を作成することが出来ます。
1~9までのフィルター設定がありこれを選択するだけで簡単に
スタンダードや回想シーン、モノクロ、セピア、古いビデオ風などを一発で設定できます。
また、1つ1つのフィルターも設定を変更することで効果のかけ具合を変更できます。
撮影する時からフィルターをかけるとPCで後からフィルターをかけるよりもいい感じになります(言葉で表せない笑)
ちなみに私はPVの撮影等をたまに依頼されるのでその際重宝しております。
以上G20の魅力的な機能を紹介しました
SONYのトップモデルは民用機をプロ風の外見ぽくしていますが、CANONのトップモデルG20はプロ用の機材から民用としては不要な端子などを省いただけなので雰因気プロを目指すのであればSONY、手軽にプロクオリティな映像を撮影するならばG20という選び方になってくる思います。
暗いところでもノイズのない明るい映像を
G20を購入する前まではIVIS M32を使用していたのですが暗いところで撮影すると一瞬で違いがわかります
M32は暗いところで撮影するとノイズを出してでも無理やり明るくしていますがG20だとセンサー自体が大きく、画素一つひとつが大きいので明るい映像を楽しめます
ノイズのない高音質
いろいろな意味でノイズが入りません
機器のノイズがないのは当たり前
風切音も風避けなしでほとんどしません
そして音質はとてもクリアでLRしっかりと分かれています
オプションで5.1マイクやガンマイクもあるようです
もう少し物理ボタンがほしい
タッチパネルメインでとても使いやすいのですが
もう少し物理ボタンがあるといちいちタッチパネルを使わずに設定変更になるので
フォーカスリングと後ろにあるカスタムボタン、画面横のファンクションボタン2つである程度は足りますがもう2つくらいほしい感じです
FullHD専用カメラ
センサーがFullHDと同じ画素数なのでフィルターやその他の機能をたくさん使ってもさくさく動きます
また、タッチしした後キビキビと動くので基本的にストレスフリーな感じです
思い通りの画作りができるカメラ
鮮やかさなどの色合い、ボケ具合、音声の立体度等あらゆる設定が簡単に変更でき思い通りの映像を撮影することが出来ます。
1つだけ残念なのがズーム機能です
40倍光学ズームなどが当たり前のように搭載されている現代ですがG20は10倍光学ズーム+電子ズームとなります。
遠くからしか撮影できない環境で使用するときに物足りなさが有ります(電子ズームで100倍までいけますが60倍超えたところ位から画質の劣化が目立ちすぎる)
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購入金額
65,000円
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購入日
2015年01月12日
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購入場所
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