メインで使っていたEeePC 1000H-Xもそろそろ限界になったのでUltrabookを探していました。
そんな時に見つけたのが、この機種。
【更新履歴】
2013/3/17 初版
2013/3/20 PSO2ベンチマーク
2013/3/24 キーボードまわり
2013/4/5 スタート画面のタイルの行数を変更する方法
2013/4/6 Bluetoothが使えなくなった時の対処法
2013/4/15 バッテリーについて
2013/4/29 リカバリー手順
■スペックと外観
・プロセッサ
Intel Core i5-3337U(2コア/4スレッド、1.8GHz/TB:2.7GHz、キャッシュ3MB、TDP 17W)
・メモリ
4GB(最大/スロット無し)
・チップセット
Intel HM77 Express
・SSD
128GB
・OS
Windows 8(64bit)
・ディスプレイ
IPS式11.6型液晶ディスプレイ(光沢)、1,920×1,080ドット、10点タッチ対応
・グラフィックス
プロセッサ内蔵Intel HD Graphics 4000
パッと見た感じ、とてもシンプルなインタフェースで、本体下部にWindowsボタン。
背面もシンプル。
シルバー基調でCorei5とWindows8のシール。
本体上部。通気口がこちらにあります。
写真右側(正面から見て左上)にあるスイッチは、自動回転オンオフを切り替えるボタンです。
本体下部。スピーカーがあります。なぜか赤い・・・。
本体側面の左側。MicroHDMI、USB3.0、ACアダプタ端子があります。
ドルビーサウンドのロゴも。
本体側面の右側。ICONIAのロゴ、シリアルナンバー、イヤホン端子と音量ボタン、電源ボタンがあります。
付属のカバー兼キーボード。
皮ふうの素材。
キーピッチは広めだが、独特の配列なので慣れが必要。
ストロークも浅いので、キーの取りこぼしも若干あった。
Crystal DiskInfoの結果。
東芝製のSSDで安心感があります。
CrystalDiskMarkの結果。
十分すぎる性能です。
Windowsエクスペリエンスインデックス。
どうしてもグラフィックスが足を引っ張りますが、それでもタブレットとしては十分。
■総評
これまでがネットブックの利用だったので比べるまでもないですが、起動が10秒足らずの速さで、ソフトウェアもサクサク動くのがうれしい。
またWinows8のModernUIがタブレットを意識した作りという事もあり、アプリの選択やスクロールも直感的に扱えるのが新鮮でした。
気になったのは、USBが1口しかない点とキーボードがやや打ちにくい点。
前者はキーボード充電中はUSBを使用してしまうので、外付けドライブを使用できなくなってしまうのでハブ必須。
後者はSurfaceのTouchカバーよりはましとはいえ、どうしても打鍵感を損うし、独特のキー配列に慣れるのが大変。たわみが無いだけに、ちょっと残念。
横置きの場合は、ポケモンキーボードとのバランスがすこぶる良いので、こちらを利用するのもありかもしれません。
それでも11.6インチでフルサイズ表示は文字も小さすぎず、ストレスなく扱える絶妙なサイズ。
IPSなので視野角も広く、発色も綺麗。
ノートPCに比べるとやはりいくつか不満点がありますが、何よりも8万円を切る価格でUltrabook並の性能を扱えるのは、お買い得感があります。
今後Acerのソフトウェアや本機使い倒していくうえで気づいた点を追記します。
(2013/3/20追記)
■PSO2ベンチマーク
ジグソニアンとして避けて通れないPSO2。
W700Dでのベンチマークテストは下記の通りです。
1600×900 簡易設定1
1280×720 簡易設定1
とりあえず簡易設定1ならそれなりに遊べます。
簡易設定3に上げると、マウスカーソルの移動がもっさり。
タブレットで高画質のゲームはまだまだ厳しいですね。
(2013/3/24追記)
■キーボードまわり
付属キーボードのストロークがとても浅く、割と取りこぼしが多く発生します。
深さはこれくらい。
なので、今はApple Wireless Keyboardを使用しています。
そこで、外部のキーボードを使う場合は別途スタンドが必要なのですが、どうせなら前機種W700純正のものを使用したい、ということでAcerのサポートに問い合わせました。
Q:
W700Dを使用していますが、W700のクレードルの単体販売はございますでしょうか?
A:
恐れながら、現在、W700 のクレードルの単体販売はおこなっておりませんことを何とぞご了承くださいますようお願いいたします。
なんとも残念。
Windows8タブレットとして、Amazonでも売り上げ上位に来ている機種だけに、サードパーティ製の素敵なクレードルの登場に期待したいところです。
(2013/4/5追記)
■スタート画面のタイルの行数を変更する方法
W700Dの場合、スタート画面のタイルは標準で3行表示されます。
これを変更するには下記のようなツールを使うのが手っ取り早いです。
◆Decor8 - Personalize the Windows 8 Start screen with Decor8!
http://www.stardock.com/products/decor8/download.asp
とはいえ、海外のシェアウェアに手を出したくない人も少なくないと思うので、レジストリを書き換えて表示を変更する方法を紹介します。
なお、レジストリの捜査については自己責任でお願いします。
1.Scalingの設定
・Windowsキー + R キーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示し、
「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動。
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
\Explorer まで辿る。
・Explorerを右クリックし、新規⇒キーを選択
・「新しいキー #1」に「Scaling」と入力
・「Scaling」を右クリックし、新規⇒文字列値を選択
・「新しい値 #1」に「MonitorSize」と入力。入力後、「MonitorSize」をダブルクリック。
値のデータにディスプレイより大きいサイズ(ここでは15)を入力。
Scalingの設定は以上で終了。
2.タイル数の設定
・Scalingの設定同様、レジストリエディタで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion
\ImmersiveShell\Grid
まで辿る。
・下記の値をそれぞれ表示したい行数値を入力する。
存在しない場合は、DWORD(32ビット)で値を作成する。
「Layout_AvailableHeightCells」
「Layout_MaximumAvailableHeightCells」
「Layout_MaximumRowCount」
なお、W700Dの場合は最高1920*1080なので、最大値は6.
3.再起動&確認
レジストリを書き換えた後、レジストリエディタを終了し、再起動する。
設定がうまくいくと、スタート画面のタイル数が指定した値の行数に変わる。
(2013/4/6追記)
■Bluetoothが使えなくなった時の対処法
昨日突然Bluetoothのデバイスが使えなくなり、いくらBluetoothをオンにしてもオンにならず、再起動しても復旧せず非常に困りました。
無事復旧したので、もし同じ事象に遭遇した場合には参考にしてください。
・Acerの公式サイトより、W700またはW700Pのドライバをダウンロード
http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/drivers
※インストールされているドライバよりバージョンが古いが問題なし。
・ダウンロードしたファイルを解凍し、以下のファイルを実行
Bluetooth_Atheros_8.0.0000.0200_W8x64_A\Bluetooth_Atheros_8.0.0000.0200_W8x64\Install_CD\setup.exe
・「修復」を選んでインストール後、再起動。
以上で復旧できます。これでダメなら、サポートに要問合せ。
(2013/7/6追記)
上記アップデートを行った後もBluetoothの問題が再発。
再度ドライバーダウンロードページを訪れると、6月17日付でアップデートされていました。
このアップデートを適用することにより、1日数度は起きていたBluetoothの突然死が、一度も発生していません。
Bluetoothが不調な方は、ぜひともアップデートしましょう。
(2013/4/15追記)
■バッテリーについて
Battery Barで表示されたバッテリー容量。
約1ヶ月ほぼACアダプタつけっぱなしという劣化を招く使い方でしたが、今のところ公称54Wh程度はキープ。
バッテリー交換はできないので、大事に使っていく上で日々チェックが必要です。
(2013/4/29追記)
■リカバリー手順
付属の説明書では上手くいかない場合があるので、下記にその手順を示します。
【前準備】
※USB ブート対応かつセルフパワー方式の、外付け光学ドライブを用意。
※タブレットに付属のSystem DVD 、Recovery DVD Disc 1/2 、Recovery DVD Disc 2/2 、Recovery DVD ランゲージパックの4 枚を用意。
※AC アダプターを必ず接続し、そのほかの周辺機器は接続を取り外してから作業を開始する。
【操作手順】
1. ホーム画面にて、ディスプレイの右端から左に向かって指でスワイプしてチャームバーを表示し、[設定]→[PC 設定の変更]をタップ。
2.「PC 設定」が表示されるので、[全般]→「PC の起動をカスタマイズする」項目の[今すぐ再起動する]をタップ。
3.「オプションの選択」画面が表示されるので、[トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[UEFI ファームウェアの設定]をタップ。
4. System DVD をUSB 外付け光学ドライブに挿入し、タブレットのUSB ポートに接続し、[再起動]を選択。
5. 白い背景に黄緑色の文字色のBIOS 画面が表示されるので、[Exit]を表示し[Load Setup Defaults]→[Yes]をタップ。
6. [Boot]を表示し、[USB CDROM]の項目右側の[↑](上矢印キー)をタップし[USB CDROM]を一番上まで、変更。
7. [Exit]に戻り、[Save Changes]→[Yes]をタップし、しばらく待つと「Acer Recovery Management」の言語選択画面が表示されるので、[日本語]を選択。
8. しばらく待つと「復元タイプの選択」画面が表示されるので、[オペレーティングシステムを工場出荷時の状態に復元]をクリック。
※[復元の確認]が表示されたら[はい]を選択後、[開始]をクリック。
9. 「通知」画面が表示されたら、「次へ」ボタンをクリック。
※ハードディスク内のC ドライブのデータが全削除される。
リカバリーを中止するには、[キャンセル]ボタンをクリック。
10.「復元場所」の画面が表示されたら、「次へ」ボタンをクリックし、「通知 この操作を実行すると..」と表示されたら、[はい]をクリック。
11.「しばらくお待ちください…」の画面が表示された後、 リカバリーが開始となるので、ディスクの挿入要求の画面が表示された場合は、画面の表示にそってディスクを挿入。
12.「終了しました」という画面が表示されたら、[はい]をクリックするとタブレットが再起動。
※完了後に、ディスクを取り出すよう警告されたら画面の表示にそってディスクを取り出す。
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購入金額
79,700円
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購入日
2013年03月17日
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購入場所
ケーズデンキオンライン
ヒロ妨さん
2013/03/20
良さそうですね。
sandbagさん
2013/03/20
正直他社のタブレットと深い比較はしてなかったのですが、
思いのほかコスパもよく、すっかり気に入っています。
ASUSにしてもAcerにしても、台湾メーカーは良い製品を出しますね(^^)
りーちゃんさん
2014/04/08
やはり、こっちにすればよかったかなぁ。