ペンタックスの35mm一眼レフカメラです。
1982年から発売された、ペンタックスMシリーズの最終型になります。
絞り優先モード「のみ」という、割り切りまくった構造です。
シャッター速度は1/1000~1secのAUTO、機械式で速度固定の100x、バルブの3つのみです。
露出補正がありませんが、ASA(ISO感度)の設定がダイヤルで簡単に調整できます。
明らかにフィルムには存在しない数値を選べるようなので、露出補正も兼用してるのでしょう。
追記:現在は選択肢がないだけで、昔は違ったようです。ただフィルムの感度設定と露出補正を兼用しているのは事実です。
その割にシャッターボタンにネジ穴があいてたり、セルフタイマーも搭載しています。
ネジ穴はバルブ撮影などのレリーズ用、セルフタイマーはゼンマイ式です。
トドメにモータードライブ用と思しき端子や軸受けのついた底面パネルです。
廉価版とはいえ、手抜かりのない作りじゃないでしょうか。
レンズキットだったのか、50ミリF1.7の標準レンズが付属していました。
※というかレンズが欲しくて買ったら本体がついてきた。
製造から30年近くたってるはずですが、非常に綺麗な個体でした。
落としたような傷もありませんし、サビもありません。
出品者からは「オートが壊れている」という情報でした。
フィルムを入れていませんので模擬的なチェックですが……
LR44電池2本を入れなおしたら、動いてしまいました。
(露出計とシャッター制御用。SR44かLR44を2本使います)
電子制御の恩恵で、1/1〜1/1000secまでシャッター速度が可変できるようです。
フィルムが高いのですぐにはやれませんが、一度くらいは使ってやりたいですね。
……誘惑に負けてスナップ用に持ち歩き始めました。
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購入金額
980円
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購入日
2016年01月28日
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購入場所
ヤフー・オークション
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