1985年にアスキーから発売されたファミコン用のゲーム(移植作)。公称ではアクションRPGですが、その実態はSLGだと思います。
プレイヤーはスレン王を操り、オゴレス王の魔法により木や岩に変えられてしまった自国兵たちを救出して戦力を編成し、オゴレス王を打倒することが目的。自国兵は《兵卒》と《騎士》の2種類があり、敵に3連勝すれば《重兵卒》と《重騎士》に昇格します。この点はシミュレーションRPGの先駆けとも言えます。
開始時はスレン王1人。スレン王が倒されるとゲームオーバーになりますので、まずは近くの木をタッチして自国兵を増やします。戦力が整えば、いよいよ進軍開始! 敵はこちらから当たらないかぎり攻撃してきませんので、操作するユニットを切り換えながら慎重に進んでいきます(ユニットの操作は「全員→王→兵卒→騎士」と変更できます)。
ユニットの戦闘は《運》だけで決まります。そのせいで、本作の評判は良くなかったと記憶しています(いわゆるクソゲー扱い)。しかし、その魅力は自軍を成長させる点ではなく、いかに損失を少なくして敵陣を崩すかという点に尽きます。その意味では戦略性が求められるゲームであり、「知る人ぞ知る隠れた名作」との評価を与えたいと思います。
※2013年12月02日現在、以下のバーチャルコンソールが配信されています。
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購入金額
5,500円
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購入日
1985年12月14日
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購入場所
パッチコさん
2013/12/02
X1だか88でやってたような気がします。
歳がばれますねw
Schrödingers Katzeさん
2013/12/02
どんなに強くても、弱い兵士に負けることもある。
これが理不尽なら、現実だってくそげーで無理げーなのです。
ファミコンなのに、BGベースのシステムなので、動きという観点でも、ファミコンユーザーとはあんまり相性よくなさそうですよね。
sandbagさん
2013/12/02
最後の敵に王様で突っ込んで負けるのも衝撃。
千里一歩さん
2013/12/03
オリジナル版(X1)は1983年の登場で、1984年にMSX版とPC88版、1985年にファミコンを含む当時の主だった機種に移植されていますので、このソフトを紹介している段階で年齢のことは言えませんw
千里一歩さん
2013/12/03
理不尽と言うか、戦闘があまりにも《運》に左右されるので、どんなに強くても最前線に立つ兵士は捨て駒になってしまう運命なだけですw
確かに兵力が増えてくると、後続部隊がついて来ないこともありました^^;
千里一歩さん
2013/12/03
最後の敵どころか、最初のほうで雑魚敵に突っ込んで倒されましたw
カーリーさん
2013/12/03
League of Legendsとかなんですかね
千里一歩さん
2013/12/03
《進化型》をどのように捉えるかによりますが、本作を《戦略シミュレーション》として見るならば系統は同じだと思います。
『ファーストクィーン』は国産(呉ソフトウェア工房)で第1作が1988年とありますので、年代的にも開発において影響を受けているかもしれません。『League of Legends』は洋ゲーでごく最近の作品(2009年)なので、関係的にどうこうはないはず。そこまで詳しくないので、はっきりと断言できませんけどw