ファイナルファンタジーXIV(FF14)というと今から約2年前、cybercatがzigsowでの活動を起動したあたりに世を騒がせていたMMORPG。そのベンチマーク
は流麗かつヘヴィで、快適な動作をさせるためには高性能なグラフィックカードが必要だった。そのためzigsowでも各ショップの「FF14推奨パソコン」がレビュー対象品として募集がかかったが、それらには最低でさえNVIDIA GeForce GTX460、高スペックなものだと当時の高級ビデオカードNVIDIA GeForce GTX 570が積まれており、このゲームの要求性能の高さを伺わせた。
ただ肝心のFF14本編に関してはバグや不備を潰しきれず、2012年末に一旦その世界を閉じることになる。
しかしそこはファミコン時代以来四半世紀を数える日本RPGの老舗タイトル「ファイナルファンタジー」、新たなシステムに全面刷新し、再起(REBORN)した。
それが「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」。今年(2013年)の夏頃までβテストが続けられる予定の本作、ゲームのシステムや操作性も大きく変わったようだが、もうひとつグラフィックスの要求性能が変更となった。2010年当時の最高性能を要求した旧FF14に比べて敷居を下げ、より低レベルのグラフィックス性能でもプレイ可能としたらしい。
ゲーマーではないcybercatは、最高性能のグラフィックカード搭載やカード2枚刺しなどの画像強化措置こそしていないが、メインPCは構築後3年が経とうとしているけれど一応オンボードでなくビデオカードを積んでいる。また今回のベンチマークは進歩著しい最新のIntel内蔵グラフィックスでも何とか走る、という報告もあり、それでは、と一世代前の内蔵グラフィックスを評価してみた。
2010年6月構築メインPC(当時からメモリだけは増量4GB⇒8GB)
CPU:AMD PhenomⅡX6 1090T BlackEdition
M/B:ASRock 890FX Deluxe3
メモリ:CFD W3U1600F-4G
VGA:玄人志向 RH5850-E1GHW/HD/DP/SP
システムドライブ:WD Caviar Black WD1002FAEX
ディスプレイドライバ:Catalyst 13.1
OS:Windows 7 Professional 64ビット SP1
まず「標準品質:1280✕720」ではスコア8401、「非常に快適」。大台は超えなかったが、約3年前のAMDハイクラス(CPUは当時AMD最高だがビデオが5870ではないのでハイエンドではない)で結構楽勝。流麗なグラフィックが楽しめる。次に現在ではフルHDディスプレイが一般的になっているので、一番使われるであろう「高品質:1920✕1080」はスコア5046、「とても快適」。そしてディスプレイが縦1200に対応しているので
「最高品質」は「1920✕1200」でまわしてみた。スコア3992の「快適」。3年前のでもハイクラスPCならば普通に遊べる、と。Radeon HD 5850というとzigsowの(旧)FF14PCに積まれていたカードの中の上級クラス、GeForce GTX 570と性能比較が良く行われたカード。と、いうことは2年前の旧FF14PCであっても、新生FF14は遊べる、ということですな。
一方、スレートPC、TW3A-A31C77H。
これは諸元は
CPU:インテル Core i7-2677M(2コア 4スレッド、動作周波数 1.80GHz(TB時最大 2.90GHz)
メモリー:Elixir DDR3-SODIMM D3N1333Q-4G DDR3 PC10660 CL9 4GB
グラフィックシステム: インテル HD グラフィックス 3000 (CPU内蔵)
SSD:Memoright mSATA 6Gbps 120GB SSD MRMAD4B120GC9M2C00
ディスプレイ:タッチパネル付 11.6型ワイド最大1366×768ドット
OS:Windows 8 Pro 64ビット
ディスプレイドライバ:Intel HD Graphics drivers 15.28.12.2932
販売時点の構成から、メモリ=2GB⇒4GB、SSD=32GB⇒120GB、OS=Wiondows 7 Home Premium⇒Windows 8 Proと変更・増強してある。ただ、グラフィックスがSandy Bridge内蔵グラフィックスとしては上位の、とはいえHD3000で、強化著しいIvy Bridge世代のHD4000/2500と比べると前世代。
以前デフォルト状態(メモリ=2GB、SSD=32GB、OS=Wiondows 7 Home Premium)で旧FF14ベンチマーク
をまわしたときにはLOWで505と言う結果だったが果たして??ディスプレイが1366✕768なので、ここは欲張らず「標準品質:1024✕768」のみを実行したが...スコア730、「動作困難」という結果に。ベンチマーク中もシーンの切り替え時に一瞬「応答なし」と表示されることもあり、「何とか完走」という感じ。画も少し荒い感じだ。動きも、とくにカメラがパンしているようなダイナミックな動きをするときには目に見えてカクカクしている。ただ、HD3000ってココまで×だったっけ?と思って現環境でまわしてみた旧FF14ペンチのLOWがWindows7環境でまわしたときに全く及ばない256だったことを考えると、Windows 8での内蔵グラフィックスのドライバの熟成具合や相性かも知らんが...
結論としては
・2年前旧FF14が快適にプレイできたPCは快適にプレイできる
・Sandy Bridge世代の内蔵グラフィックスでは上位のHD3000でもキビシイ
ということかな。
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購入金額
0円
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購入日
2013年02月22日
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購入場所
Final Fantasy XIV Web Site
リーダーさん
2013/02/24
cybercatさん
2013/02/24