4年半前にサブ機に使うつもりで買ったビデオカードですから、当時から既に高い性能を狙って買った品ではないということはわかりますが、その割には今でも使われ続けているのです。
当時サブ機用ということで、1スロットに収まるビデオカードを探していて、当初はRADEON HD 4670辺りを買おうかと思っていました。しかし実際に店頭に行ってみると、確かにRADEON HD 4670は1万円前後から買える状況ではあったのですが、先代のハイエンドであったRADEON HD 3870も大差ない価格帯で売られていて、何となく魅力を感じられなくなってしまったのです。
一方のNVIDIA製品は、同じような価格帯で売られていたのはGeForce 9600 GTです。これもコストパフォーマンスに優れた製品ではあったのですが、上位のGeForce 9800 GTとの価格差が思ったほど付いていなかったのです。当時私のメインPCで使われていたのがGeForce 8800 GTS 512MB(つまりG92版の8800 GTS)でしたから、それと大差ないパフォーマンスを持ちつつ1スロットに収まり価格も手ごろということで、急にGeForce 9800 GTを買う気になってしまったというわけです。もっとも、メインPCはしばらく後でGeForce GTX 260に乗り換えてしまったわけですが。
最初からサブ機で適当に使っていたためきちんとチェックはしていないのですが、先に持っていたGeForce 8800 GT(玄人志向)と比較すると発熱も大幅に抑えられていますので、55nmシュリンク版のG92bが載っているのかもしれません。クーラーなどは大差ありませんから。
今となっては機能的にも古さが目立つ製品ではありますが、元々DirectX 9までしかサポートしないWindows XPで使うのであれば、この製品でも未だに十分な性能を保っています。PureVideoもこの辺りからPureVideo HDに対応していますし、普通に使っていて不満が出ることはあまりないのではないかと思います。
当時としてもさほど高額ではない製品が、これ程の期間きちんと使える水準を保ったのはなかなか珍しい例ではないでしょうか。今見ても非常にお買い得な製品だったと思います。
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購入金額
13,142円
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購入日
2008年10月04日
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購入場所
T-ZONE PC DIY SHOP
カーリーさん
2013/02/13
jive9821さん
2013/02/13
きちんと確認したわけではないので確実とはいえないのですが、動作温度が8800 GTより常に10度以上低いので、たぶんG92bの方なのではないかと思います。8800 GTは夏に連続稼働が少々怖くなる温度でしたから…。